受水槽・高架水槽について
日ごろからの管理が大切です
水道法が改正され、平成15年4月1日から従来まで管理責任が明確になっていなかった小規模の貯水槽についても、清掃や検査など徹底した管理責任が求められることになりました。
安全で安心な水の確保のためにも、お住まいの貯水槽がどのようになっているかを点検してみることを、ぜひおすすめします。
貯水槽(貯水槽水道)とは
ビルやマンションなどの高い建築物では、水道管から供給された水をいったん受水槽にため、これを屋上などにある高置水槽に汲み上げてから、各家庭のみなさんの水栓に給水します。この受水槽・高置水槽を一般的に貯水槽といいます。
今回の法律改正によって、すべての貯水槽の水質管理責任の明確化が図られ受水槽から先の管理は、貯水槽設置者の責任となりました。
貯水槽の仕組みと水質管理責任の範囲
よく管理されていないと・・・
安全な水を飲むためには
蛇口をひねれば当たり前のように出てくる水道水。しかし、日頃の管理を怠ると事故につながることもあります。貯水槽の正しい管理方法を知って、安全な水を守りましょう。
●貯水槽の清掃及び給水栓の水質検査
1年以内ごとに1回定期的に行いましょう。
●貯水槽の点検
水槽にひび割れがないか、水槽内に異物の混入がないかなど確認をする。
特に地震、台風、凍結の後の点検はかかせません。
※貯水槽清掃時の水道料金は?
→ 事前に届出をしていただければ、水道料金を減免いたします。
万一のときは
水の汚染は、様々な原因で発生することがあります。
事故等によって貯水槽に汚水や異常が発生をする事も十分考えられます。
管理責任者には、次のような処置が求められます。
水の汚染事故が発生したら
飲用中止の周知徹底→関係機関への通報→代替水の確保→事故処理を
再開前の確認も忘れずに
◇受水槽、高置水槽の新設・改造工事をされるときは、水道局へ届出(局様式)をしてください。
◇貯水槽水道の設置者、管理責任者の変更及び廃止のときは、水道局へ届出(局様式)をしてください。
◇貯水槽の清掃、検査等を行った場合は、水道局に報告してください。