百日咳菌の感染によって、特有のけいれん性の激しい咳発作(痙咳発作(けいがいほっさ))を特徴とする急性の気道感染症です。
百日咳は世界的に見られる疾患で、どの年齢でもかかりますが、小児が中心となっています。母親からの免疫が十分でなく、乳児期早期から罹患する可能性があり、乳児(特に新生児や乳児期早期)では重症になり、肺炎、脳症を合併し、まれに死に至ることもあります。
また、百日咳は、かぜ症状から始まるので、百日咳と診断されないまま感染が広がる可能性があります。
経過は3期に分けられ、全経過で約2~3カ月で回復するとされています。
鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)とされています。
百日咳の予防には、5種混合ワクチン(ジフテリア、百日せき、破傷風、急性灰白隨炎(ポリオ)、Hib感染症)の定期予防接種、手洗いや咳エチケット等が有効です。
お子様が対象年齢になったら、なるべく早く予防接種を受けましょう。
詳しくは、岩国市ホームページ「こどもの予防接種のお知らせ」をご覧ください。
症状等から感染が疑われる場合は、かかりつけ医等に受診しましょう。
周りの人にうつさないようにするためにも、以下のような咳エチケットに心がけましょう。
・症状がある時は、マスクを着用しましょう。
・咳・くしゃみをする時は、ティッシュ等で口や鼻を覆いましょう。
・周囲の人からなるべく離れましょう。 など
■こどもの予防接種のお知らせ
■こども予防接種ができる医療機関について
■感染症対策等・百日咳について(山口県)<外部リンク>
■百日咳(厚生労働省)<外部リンク>
■山口県感染症情報センター<外部リンク>