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岩国市歴史的風致維持向上計画(歴まち計画)について

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年6月2日更新
 歴史的風致とは、歴史まちづくり法において「地域におけるその固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動とその活動が行われる歴史上価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境」とされています。
 岩国城下町の歴史的なまちなみの環境整備の促進と歴史的な資源の保存活用、市内の伝統的な活動の普及啓発や歴史的な建造物の滅失など地域における歴史的風致が失われないよう、歴史的な建造物の周知など、本市に受け継がれる歴史的風致の維持及び向上に必要な取組を実施し、歴史や文化を大切にするまちづくりの推進を図っていくことを目的として計画書を策定しました。

国の認定を受けました!

記念写真

写真 認定式のようす(左 福田良彦岩国市長  右 石橋林太郎国土交通大臣政務官)

 岩国市は、令和3年度からこの計画の策定に着手し、令和6年7月17日に文部科学省、農林水産省、国土交通省から認定を受けました!当市の認定は全国で97番目、山口県内では萩市に続いて2番目の認定となります。

認定証

写真 歴史的風致維持向上計画認定証

岩国市の歴史的風致とは

 

岩国市歴史的風致の位置図

図 岩国市の歴史的風致位置図(歴まち計画より抜粋)

 

1.岩国城下町の営みにみる歴史的風致

 岩国城下町は、錦川両岸にある岩国城や吉川家居館のある地区と町人地や寺町のある地区が5連橋の錦帯橋によって結ばれることによって成立している稀有な城下町です。
 岩国城下町は、吉香神社をはじめとした多くの歴史的な建造物と春の桜や夏のう飼で多くの人を楽しませるだけでなく、奴道中等のさまざまな民俗芸能が受け継がれており、それらが錦帯橋まつりで披露されています。​

錦帯橋まつり

写真 錦帯橋まつり

2.錦川の恵みに育まれた営みにみる歴史的風致

 清流として知られる錦川は、江戸時代の岩国城下町の成立と川舟による水運の発達によって、上流域・中流域・下流域で独自の文化や産業が花開きました。
 清流の恵みを活かした米作りや酒造り等の地域独自の産業活動と、その活動によって維持されてきた歴史的建造物や岩国行波の神舞をはじめとした祭礼行事が、錦川を中心とした人々の営みとして受け継がれています。

岩国行波の神舞

写真 岩国行波の神舞

3.山代神楽にみる歴史的風致

 山代神楽は、本市の北部・山代地域に継承されている神楽の総称です。山代神楽は地域の秋の例祭に拝殿や神楽殿で奉納され、多くの人々がその舞や楽師の演奏に集います。
 人口減少や生活様式の変化によって歴史的建造物の維持も困難な時代ですが、山代神楽が継承され、地域の神社で奉納されることによって、地域が一体となって歴史的建造物である地域の神社の維持や管理にも繋がっています。

山代神楽

写真 山代神楽

4.玖西盆地の伝統行事にみる歴史的風致

 玖西盆地は、古来より山陽道が中心を通ることで宿場町として発展した歴史と、島田川の流域に広がる田園地域としての顔を持ちます。
 山陽道の宿場町としての賑わいを現代に伝える高森天満宮天神祭や田園地域で受け継がれてきた周防祖生の柱松行事をはじめとした伝統行事が地域の人々を繋ぎ、地域の歴史的建造物も大切に受け継がれています。

周防祖生の柱松行事

写真 周防祖生の柱松行事

岩国市歴史的風致維持向上計画(PDFデータ)

進行管理・評価の公表

 歴史的風致維持向上計画事業にもとづく評価を実施しました。 

 ・令和6年度 進行管理・評価シート (PDFファイル)(6.33MB)

歴まちカードについて

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