洗濯で使う柔軟仕上げ剤の臭いで体調不良になったという消費者からの相談がここ1、2年急増していると、国民生活センターが平成25年9月19日発表しました。同センターでは、商品を選ぶ際、臭いの強さや種類を参考にするよう注意を呼びかけています。
相談事例の中には、「臭いで気持ち悪く、体調不良になる」「隣人の洗濯物の臭いがきつ過ぎて頭痛や吐き気がある」「マンションのベランダ側から入ってくる近隣からの臭いに悩まされている」といった声が出ており、中には「柔軟仕上げ剤を使用したタオルで顔をふくと妻も自分もせきが止まらなくなった。医師の診察を受けて複数の薬を処方してもらった」というものもあります。
商品を選ぶ際、臭いの強さや種類の表示を参考にするとともに、自分にとっては快適な臭いでも他人は不快に感じることもあるということを認識したうえで、商品を選ぶようにしましょう。
また、臭いによって頭痛や体調不良に悩まされる化学物質過敏症に苦しむ方もいらっしゃることを知ってください。
追記1 国民生活センターは令和2年4月9日付で「柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供(2020年)」を公表しました。
柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供 (PDFファイル)(661KB)
追記2 消費者庁は関係各省と協力し、いわゆる香害についての啓発ポスターを作成しました。
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