11月14日は世界糖尿病デーです
2021年現在、世界の糖尿病人口は5億3,700万人に上っており、2045年には約7億8,300万人に達すると試算されています。 中でも日本が位置するアジア・太平洋地域の患者数の増加は深刻で、2021年は2億600万人と全世界の約1/3の糖尿病患者がこの地域に集中しています。
日本においても、糖尿病と強く疑われる人と可能性を否定できない人の合計は約2,000万人に上り、早急な対策が迫られています。
このような状況を踏まえ、国際連合(国連)は、IDF(国際糖尿病連合)が要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会議で採択しました。同時に11月14日を「世界糖尿病デー」に指定し、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動を推進することを呼びかけました。
詳しくは「世界糖尿病デー」のホームページ<外部リンク>をご覧ください。
錦帯橋・岩国駅西口をブルライトアップ
糖尿病デー(11月14日)には、世界各地で著明な建造物をブルーにライトアップして、街頭での啓発活動が実施されています。
岩国市では、錦帯橋と岩国駅西口において、令和6年11月14日(木)日没から22時までライトアップを実施します。
※天候等により変更になる場合があります。
錦帯橋 岩国駅西口
発症予防・早期発見・適切な医療が大切です
糖尿病は自覚症状がないまま進行し、網膜症・腎症・神経障害といった三大合併症を引き起こします。末期には失明したり、透析治療が必要となることもあります。このほか、大きな血管の動脈硬化が進行して心臓病や脳卒中のリスクも高まります。
生活習慣改善で発症予防(一次予防)
適正体重を保つ、栄養バランスの良い食事をとる、適度な運動を行うなど、生活習慣を改善することで、糖尿病の発症予防を心がけましょう。
市保健センターでは管理栄養士・保健師が、食生活や運動習慣など、生活習慣の改善に関する教室を定期的に実施しています。是非ご参加下さい。
定期的な健康診断で早期発見(二次予防)
糖尿病の予防と早期発見には、定期的な健康診断が有効です。
職場や各保険者が実施する特定健康診査や後期高齢者医療制度の健康診査を年に1回受診しましょう。
適切な治療の継続で重症化を予防(三次予防)
糖尿病は痛みなどの自覚症状が少ないことから、治療を中断してしまう人が多いのが現状です。
重症化し、重篤な合併症を予防するためにも、適切な治療を継続しましょう。