クマの生態と対策
印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月17日更新
生態
●大きさ
成獣は体長100~140cm程度、体重40~130kg程度です。
●食 性
ほとんどは植物の実や芽、葉。ハチやアリ、死んだシカなども食べます。人家周辺では、柿や栗を食べに出没することが多いです。はちみつは大好物です。
●行 動
クマは広い行動圏を持ち、小さな音でも聞き分ける能力(聴覚)、イヌのようにわずかなニオイをかぎわける能力(嗅覚)をそなえた大型動物で、優れた運動能力をもっています。遠く離れたところからでも、放置された廃棄農作物・放棄果樹(柿・栗など)、残飯などを嗅ぎ分けられます。人より速く、時速40km以上で走ることができます。水泳も得意で、木に登ることもできます。本来は人目を避けて行動しますが、突発的に遭遇すると防衛的な反応を招くことがあります。
●繁 殖
概ね5歳以上は出産可能、1度に1頭出産。2~3年に1回程度出産します。
成獣は体長100~140cm程度、体重40~130kg程度です。
●食 性
ほとんどは植物の実や芽、葉。ハチやアリ、死んだシカなども食べます。人家周辺では、柿や栗を食べに出没することが多いです。はちみつは大好物です。
●行 動
クマは広い行動圏を持ち、小さな音でも聞き分ける能力(聴覚)、イヌのようにわずかなニオイをかぎわける能力(嗅覚)をそなえた大型動物で、優れた運動能力をもっています。遠く離れたところからでも、放置された廃棄農作物・放棄果樹(柿・栗など)、残飯などを嗅ぎ分けられます。人より速く、時速40km以上で走ることができます。水泳も得意で、木に登ることもできます。本来は人目を避けて行動しますが、突発的に遭遇すると防衛的な反応を招くことがあります。
●繁 殖
概ね5歳以上は出産可能、1度に1頭出産。2~3年に1回程度出産します。
被害対策
●対策(1)「生息地管理」
主に柿や栗を中心とした果樹が食害されます。ハチミツも大好物で、養蜂場の巣箱を壊して食べます。
クマの出没対策の中で、基本的で最も有効な対策は、集落内に餌となるものを無くしておくことです。
集落内にクマの餌となるものが無ければ、クマは出没しても集落周辺には居つきません。
何の対策もせずに餌がある状況でその他の対策を行っても、別の個体が現れて同じ被害が繰り返されてしまうだけです。
普段から、集落内に餌となるものを無くしておきましょう。(以下は、その対策の具体例です。)
・生産、収穫していない果樹(放任果樹)は枝打ちや伐採を検討しましょう。
・生産、収穫していない養蜂箱や農作物は除却を検討しましょう。
・生産、収穫している果樹や養蜂箱、農作物には侵入防止柵の設置や早めに摘み取るといった対策を行いましょう。
・果樹園や養蜂場、農地、人家周辺などの屋外に果実や養蜂箱を放置しない、野菜くずを撒かない、置かないようにしましょう。
・果樹園や養蜂場、農地、人家周辺の草の刈り払いや木の伐採などにより、耕作放棄地や藪を無くして、クマの隠れ場所を無くし、農地や人家へクマを近づけないようにしましょう。
●対策(2)「防除」
果樹園、養蜂場、農地へ侵入防止柵を設置しましょう。侵入防止柵は電気柵が有効です。まずは、広い果樹園などの中でも、絶対に守りたい箇所から設置し、徐々に設置場所を広げていきましょう。
電気柵の設置の仕方は、下記パンフレットをご参照ください。
果樹の幹にトタンを巻き付ける場合は、登れないようしっかりと巻き付けてください。併せて、地面にも敷き、足場を滑りやすくすることも有効です。
主に柿や栗を中心とした果樹が食害されます。ハチミツも大好物で、養蜂場の巣箱を壊して食べます。
クマの出没対策の中で、基本的で最も有効な対策は、集落内に餌となるものを無くしておくことです。
集落内にクマの餌となるものが無ければ、クマは出没しても集落周辺には居つきません。
何の対策もせずに餌がある状況でその他の対策を行っても、別の個体が現れて同じ被害が繰り返されてしまうだけです。
普段から、集落内に餌となるものを無くしておきましょう。(以下は、その対策の具体例です。)
・生産、収穫していない果樹(放任果樹)は枝打ちや伐採を検討しましょう。
・生産、収穫していない養蜂箱や農作物は除却を検討しましょう。
・生産、収穫している果樹や養蜂箱、農作物には侵入防止柵の設置や早めに摘み取るといった対策を行いましょう。
・果樹園や養蜂場、農地、人家周辺などの屋外に果実や養蜂箱を放置しない、野菜くずを撒かない、置かないようにしましょう。
・果樹園や養蜂場、農地、人家周辺の草の刈り払いや木の伐採などにより、耕作放棄地や藪を無くして、クマの隠れ場所を無くし、農地や人家へクマを近づけないようにしましょう。
●対策(2)「防除」
果樹園、養蜂場、農地へ侵入防止柵を設置しましょう。侵入防止柵は電気柵が有効です。まずは、広い果樹園などの中でも、絶対に守りたい箇所から設置し、徐々に設置場所を広げていきましょう。
電気柵の設置の仕方は、下記パンフレットをご参照ください。
果樹の幹にトタンを巻き付ける場合は、登れないようしっかりと巻き付けてください。併せて、地面にも敷き、足場を滑りやすくすることも有効です。
クマが出没しても地域に居つかないように、普段から地域で出来る対策をしっかり行ってください。
クマ対策は常に地域にいる住民の方の対応が重要です。
市では、侵入防止柵の設置等の被害対策に対して、下記の支援(補助)制度をご用意していますので、ご活用ください。
クマ対策は常に地域にいる住民の方の対応が重要です。
市では、侵入防止柵の設置等の被害対策に対して、下記の支援(補助)制度をご用意していますので、ご活用ください。
環境改善(推奨)
市では、被害対策として、ご自宅や果樹園、農地などの周辺環境の改善を推奨しています。
環境改善を行っていただくため、点検票を作成しました。
ご自宅などでの定期的な見直しにご活用ください。
また、環境改善は、個人で行うだけでなく、自治会など多くの方で取り組むとより効果的です。
効果のあった事例をご紹介しますので、地域でお役立てください。
市では、自治会などへの専門家の派遣も調整しておりますのでご相談ください。
環境改善を行っていただくため、点検票を作成しました。
ご自宅などでの定期的な見直しにご活用ください。
また、環境改善は、個人で行うだけでなく、自治会など多くの方で取り組むとより効果的です。
効果のあった事例をご紹介しますので、地域でお役立てください。
市では、自治会などへの専門家の派遣も調整しておりますのでご相談ください。
護身
クマは、本来は人目を避けて行動しますが、突発的に遭遇すると防衛的な反応を招くことがあります。
クマの冬眠が明ける4月頃から出没し始め、9月から冬眠前の12月中旬頃まではクマの活動が特に活発になりますので、明け方や夕暮れ時は十分注意してください。
散歩や作物を暗いうちから収穫する「朝取り」は非常に危険です。クマに人間の存在を知らせるため、鈴やラジオなど音の出るものを携行して行動しましょう。
クマの冬眠が明ける4月頃から出没し始め、9月から冬眠前の12月中旬頃まではクマの活動が特に活発になりますので、明け方や夕暮れ時は十分注意してください。
散歩や作物を暗いうちから収穫する「朝取り」は非常に危険です。クマに人間の存在を知らせるため、鈴やラジオなど音の出るものを携行して行動しましょう。