岩国市では、地域おこし協力隊員を募集しています(美和地域:農林)
「里山の田んぼを未来につなぐ」新たな仲間を募集します!~農家に寄り添う伴走者としてトライしてみよう~
美和地域
岩国市北部地域に位置する岩国市美和町は、約180ヘクタールの田んぼで稲作が盛んに行われている、緑豊かな里山地域です。美和町では、全域でほ場整備が実施されており、各地域で集落営農組織などが中心となり、地域ぐるみで大切な農地と農業を守り続けています。しかし、高齢化が進む中で労働力不足が深刻化し、組織の存続すら危ぶまれる状況にあります。
農業は、この地域の暮らしや文化、そしてコミュニティ活動と密接に結びついています。農業の衰退は、そのまま地域の活気の衰退につながりかねません。私たちは、この大切な地域と農業を未来へつないでいくために、あなたの力を必要としています。
この町に住み、農業技術を学び、農家の一員として活躍しながら、農村地域の未来を共に考え、行動してくれる「地域おこし協力隊」を募集します。
農家が抱える困りごとや目標達成のために、関係機関と共に農家に寄り添い、地域の農業を支える中心的な存在として、「農家の伴走者」を目指します。スマート農業や携帯アプリを使った新たな農業技術の提案やシュミレーション体験等を行い、地域で活躍できる関係を築いていきましょう。
募集人員
1名
主な活動内容
【主な業務】
1. 水稲栽培技術の習得と実践
・地域農業の担い手として成長!
田植え、除草、稲刈りなど、水稲栽培の年間工程の習得や、農業機械の操作技術を磨きます。農業経験がない方でも、あなたの受け入れ農家やJAが基礎から丁寧に指導しますのでご安心ください。必要な資格取得もサポートします。
里山の恵みを感じながら、農業の奥深さとやりがいを体感してください。
2 地域農業の総合支援体制づくり
・地域農業の頼れる存在を目指す!
JAや行政、個々の農業者との間に立ち、双方の情報を円滑に共有・連携する中間的な役割を担います。地域の農業者が抱える困りごとやニーズを丁寧に聞き取り、解決に向けた、きめ細やかなサポート通じて、地域農業の持続的な発展を支援します。
3 地域農業の困りごと解決のために新技術を試してみる
・「農」の活性化に貢献!
美和町集落営農法人等パートナーシップ協議会、市、農林水産事務所、JAと連携し、農家が抱える困りごとを分析し、そのデータの情報共有や組織間の連携強化の取り組みでサポートしていただきます。農業経営やデータ分析の経験がなくても、一緒に学び、実践できる環境があります。
・スマート農業など新たな省力化技術の導入を試みる
スマート農業技術(Iot、ドローンなど)の導入を試みるとともに、作業体系や栽培方法の見直し(省力化品種の導入、栽培作型の変更、直播栽培など)を提案し、農業の省力化や品質向上を目指します。地域の農家さんが新しい技術を円滑に取り入れられるよう、導入支援や効果検証、情報提供を行います。先端技術に関する知識は問いません。あなたの客観的な視点と探求心が、地域の農業に新たな風を吹き込みます。
4. 特産品「がんね栗」の情報発信とブランド力向上
・地域の魅力をさらに発信!
卒業した隊員が特産品「がんね栗」振興の取り組みを継続しています。その元協力隊員をサポートしながら、関係機関と連携し、美和町の特産品である「がんね栗」の魅力を広く情報発信してください。Snsやホームページを活用したPR、イベントでのプロモーション活動などを通じて、栗のブランド力向上を目指します。特産品に触れることで、新たな発見があるかもしれません。
【その他の業務】
・業務に必要な研修の受講
国や県が開催する地域おこし協力隊の研修や市独自で行う研修会、隊員同士の自主勉強会等があります。また、必要に応じて狩猟免許や刈払機・チェーンソー等の資格を取得するための講習会への参加も予定しています。
・業務報告等の作成
地域おこし協力隊として必須の日報や月報、報告書等の作成業務があります。
・美和町で実施されるイベントへの参加
なごみ広場桜まつり・桜街道美和マルシェ(4月)、美和サンチャロウまつり(11月)、ドッグフェスinみわ(11月)などの地域行事に可能な限り参加し、今後の定住も見据え、地域住民と交流を深めてください。
【3年間の活動イメージ】
1年目:地域と農業の基礎を学ぶ!地域に溶け込む
・農業技術の習得(座学・実践): 水稲栽培の年間サイクル(田植え、育苗、水管理、稲刈りなど)を学び、基本的な農作業を実践します。また、農業機械の操作訓練を開始します。小型特殊自動車免許など、必要な資格取得はサポートします。
・受け入れ農家と絆を深める 受け入れ農家と農作業などを通じて絆を深めるとともに、各地域の農家さんの話を聞き、現状や困りごとを把握します。まずは、地域を知り地域に溶け込むことから始めましょう。
・地域農業の困りごととニーズ把握: 地域の農業者、JA、行政関係者等と交流し、美和町の農業が抱える困りごとや、農業者が求める支援について情報収集を行います。
・がんね栗の知識習得と情報発信: がんね栗の振興をミッションとしていた元地域おこし協力隊員をサポートします。元協力隊員や関係者からがんね栗や栽培方法などについて学び、がんね栗の魅力に触れ、Snsなどで情報発信を行ってください。
【1年目の1週間のスケジュールイメージ】
月曜日:9時00分~16時00分
美和総合支所農林建設課でミーティングし、今週の活動内容などを確認する。
火曜日:9時00分~16時00分
受け入れ農家での農業研修など
水曜日:9時00分~16時00分
受け入れ農家や各地域の農家との交流など
木曜日:9時00分~16時00分
各種農業組織との交流及び会議への出席など
金曜日:9時00分~15時00分
農林建設課で活動報告書の作成や今後の計画立案などの事務作業
土曜日:休み
日曜日:休み
※イベント開催時や繁忙期には、勤務時間が不規則になることや、休日出勤が発生する場合があります。(代休取得可)
※地域おこし協力隊関連の研修や交流会への参加、業務に必要な資格の取得や研修に参加します。
※地域おこし協力隊、元地域おこし協力隊、集落支援員、職員で合同ミーティングを行い、仕事、生活などの話し合いを毎月1回実施しています。
2年目:困りごとの解決方法について模索する
・地域の農業者が抱える困りごとやニーズを丁寧に聞き取り、岩国市、農林水産事務所、JAや企業などの専門家と協力して、困りごと解決に向けた新たな農業技術を模索する。
農家さんとの話し合いを通じ、理解や協力を得ながら、課題解決に向けた提案と試行に取り組んでみましょう。あなたのアイデアや視点が、地域の未来を拓く力になります。
・がんね栗のPR活動: 元協力隊をサポートとして、がんね栗の魅力を全国へ情報発信するとともに、イベントでのPR活動や新たな発信方法の企画・実行にも挑戦しましょう。
3年目:定住への準備!未来を描く
・1~2年目の業務を継続していく。
・地域農業の支援体制を確立: 新たな農業技術の研修会や試行体験等を行い、有益性を伝える。地域内で持続可能な農業支援の仕組みを確立し、あなたが築き上げたネットワークと仕組みが、美和町の未来の財産となります。
・地域の農家となる準備をする。
・ご自身の農地は農地最適推進員や農業委員と一緒に探していきます。
勤務地
岩国市美和総合支所
ご応募について
ご応募に際しましては、応募用紙に記入・顔写真貼り付けの上、受付期間内に郵送または直接ご提出ください。
募集期限 令和7年12月26日(金曜日) 必着


