私の岩国 File 57 は、漫画家の村岡ユウさんにご出演いただきました。

お会いするまで、漫画家さんといえば、ボサボサ頭にどてらを着て、ペンを耳に挟んでいる文系イメージでした (漫画家さん、ごめんなさい💦)。
ところが、現れた村岡さんは、短髪でおしゃれ、引き締まった筋肉質のアスリート体型に、さわやかな笑顔の素敵な方でした♡♡♡
現在は東京にお住まいで、岩国にはすでにご自宅がなく、今回、自分が育った場所や錦帯橋を子供たちに見せたい、とご家族で岩国にいらっしゃいました。

取材は、8月上旬の猛暑日。
炎天下の中、錦帯橋や川西のため池などを、汗だくになりながらヘロヘロになっている私を横目に、スタスタと涼し気に歩き回る村岡さん。
やっぱり、若いころに鍛えた体は違いますね、、、


文化教材社さんでは、村岡ユウさんのコミック単行本が販売されていました。
書いていただいた色紙は、店内に飾ってありますので、探しに行ってくださいね。

岩国中学校でも、気軽にサインする村岡さん。
あっという間に、描き上がります。 さすがプロ!
お話を伺ったら、漫画出版界も今はほとんどがデジタル化されていて、実際にペンで紙に描くことは少ないんだそうです。

村岡ユウさん その6「岩国高校」のページに、学校内で、団体戦チーム内での出場順を話す漫画のカットがあります。
その背景に描かれている校舎と渡り廊下の実物がこちらです。

岩国高校の武道場の奥に、細長い部屋がありました。
今はすべて剣道部が使っていますが、当時は、柔道部と剣道部が半分ずつ、武具置き場・部室として使っていたそうです。
突然、棚に頭を突っ込んで、なにやら探す村岡さん、、、
「どうしたんですか?」
「いや、この棚の裏側にメッセージが書いてあったんですよ、、、どこだったっけ、、、」
「え、どういうメッセージです?」
「村岡先輩、好きです、、、って (笑)」
みんなで探しましたが、見つかりませんでした。


取材日は、偶然、市役所で「錦帯橋学校」を開催している日でした。
市内の小・中学生を対象に、1 / 5 スケールの錦帯橋を組み上げ、錦帯橋の魅力に触れ、郷土の歴史・文化に興味を持ってもらおうと、毎年、開催しているイベントです。
村岡さんのお子さま 2人も、飛び入りで参加♪
最後は、参加した小・中学生が、自分たちで組み上げた錦帯橋の上に順番に乗って、記念撮影しました。
取材 2日目は、「もういっぽん!」コミックス単行本全30巻の最終巻の発売を数日後に控え、翌日、大阪で記念イベントがあるとのこと。
ご家族は、錦帯橋空港から東京に帰られましたが、村岡さんは新幹線で大阪入りのスケジュールでしたので、新岩国駅でお見送りしました。

私はまったく絵心がないので、絵の才能がある方には、ただただ尊敬の念しかなく、おそらく、とても豊かで繊細な感受性と、それを具体化する技術をお持ちなんだろうなぁ、と思います。
村岡さんは、その一方で、柔道という、どちらかというと無骨なイメージがあるスポーツに打ち込まれました。
一見、意外に感じますが、ふと入部した岩国中学校の柔道部で、「もういっぽん!」の園田未知と同じように、一本勝ちの魅力を知ってしまったんですね!
これからも、いろんな漫画で私たちに「わ~、また一本取られた〜」と言わせて下さい。
ご活躍を期待しています。 ありがとうございました!