村岡ユウさん その6 「岩国高校」
母校の高校です。

当時は今と違い、男子棟と女子棟に別れており、何のための共学だ!と、男子の多くが思っていました。
進学校なので基本は勉強が中心の生活ではありましたが、文武両道を目指して、中学から引き続き柔道を頑張りました。

しかし1、2年生の時は顧問の先生ととことんソリが合わず、何だか息苦しくもありました。
極めつけは2年生の時。 バレンタインデー。
男子棟の、汗臭さが充満する教室に、1人の女子がやってきました。
「村岡くんいますか?」
色めき立つ男子たち。当然です。バレンタインデーですから。
私はガチガチに緊張しつつ、クラスメイトの男子の視線を浴びながら教室の入り口で待っている女子のもとへ向かいました。
「〇〇先生(柔道部の顧問の先生)が呼んでます」
一瞬だけ間があって、クラスは爆笑の渦に。
なんと柔道部の顧問が、バレンタインデーに女子生徒を使って、チョコを渡しに来たと思わせるドッキリをしかけていたのです。
顧問のもとに行ってみると、今伝えなくてもいい様な部活の連絡事項をニヤニヤしながら話してきました。
今となっては笑い話… とはなりません。いや〜な思い出です。
色恋のドッキリ、ダメ、絶対!
その後ドッキリに駆り出されたその女子と、結局いい仲になってハッピーな青春を・・・
なんてのは漫画の中だけで、現実には、人生1周目の田舎のボンクラ男子高校生にそこまでもっていくスキルはありません。
今頃あの子どうしてるかな。幸せになってます様に。

そんな事がありつつも、3年間、とても楽しかったです。
不満をいいながらも男子クラスの自由な雰囲気を満喫し、なぜか3年生になると男女混合クラスになるシステムに動揺しつつも楽しく過ごし、勉強も部活も適度に頑張った末、受験も合格。総じて良い思い出です。
アニメ化もされた私の最新作『もういっぽん!』では、背景の資料に岩国高校をたくさん使っており、漫画の舞台は埼玉ながら、岩国高校の武道場、校舎、グラウンドなどにそっくりな背景がたくさん登場します。



この日はたまたま、僕たち柔道部のとなりで同じ時期に練習していた剣道部のOBのかたが武道場にいらっしゃり、懐かしい話に花が咲きました。

岩国での生活の最後の3年間、この岩国高校での経験が楽しかったからこそ、こうして「私の岩国」のオファーを喜んでお受けする事ができるんだなと思います。
現在、岩国高校の付属中学開設に向かっているとの事。
新たな学び舎で、子供たちが明るく楽しい青春を送れることを祈っております!
ありがとうございました!
※次週、村岡ユウさんの最終回「ロケ風景の回」を公開いたします。
お楽しみに!