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岸玄昌さん 「私の岩国」ロケ風景

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年5月8日更新

今回登場していただいたのは、プロダクトデザイナーの岸玄昌さんでした。

 

【潮風公園みなとオアシスゆう】

ご実家が瀬戸内海沿いにあることもあって、幼いころから瀬戸内海に思い入れのあったという岸さん。冬の静けさに包まれた瀬戸内海を、懐かしそうに眺めていらっしゃいました。

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みなとオアシスゆうの施設には、微生物の資料館「ミクロ生物館」が併設されています。

「(みなとオアシスゆうには)泳ぎに来たことはあったけど、ミクロ生物館は見たことがなかったです!」とのことでしたので、そちらにも足をのばしました!

岸さんは、数々の顕微鏡や微生物の資料、動画などを興味深そうに見ていらっしゃいました。

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【中央図書館】

受験シーズンには学習室へ通い、朝から閉館時間まで勉強をしていたという岸さん。たくさんの時間を過ごしたこの場所に、思い入れがあるようです。

取材は正月明けに行ったのですが、学習室ではたくさんの生徒が黙々と勉強に励んでいました。ちょうど受験シーズンですもんね、と学生の邪魔にならないよう、後日開館前撮影させていただきました。

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岸さんは、デザイン系の本や建築・構造学の本もよく読んでおり、インスピレーションや刺激を受けることも多いのだと教えてくださいました。

ジャンル別に分けられた本棚をじっくり眺めながら、1冊の本を手に取り、「この本は昔読んだことがありますね。」と、ペラペラとページをめくりながら、懐かしさに浸る岸さんでした。

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【総合運動公園】

中学時代、ソフトテニス部に所属していた岸さんは、ソフトテニスの大会などで、よく総合運動公園を訪れていました。

テニスコートクラブハウスでラケットとボールを借りて、テニスコートへ!
この場所でラケットを握るのは本当に久しぶりだとお話しながら、ボールを上空へ投げ、ラケットを振りかぶる岸さん。多少のブランクがあっても身体は感覚を忘れていないようで、鮮やかなスマッシュが格好よくきまりました!

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また、総合体育館内にあるトレーニングジムについても、せっかくの機会なので見学させていただきました。

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↑何かトレーニングしてみてくださいという取材班の無茶ぶりにも応えてくださった岸さん。ありがとうございました!

 


岸さんの代表作の「ひとひらのおろし金」は、従来のおろし金の概念を変えるカラフルでコンパクトなデザインです。そこには伝統と新しさ、機能性とデザイン性が両立されている、岸さんの作品の特長が凝縮されています。この製品は、古くから製造業が盛んだった燕市の刃物メーカーとコラボして生まれたものです。

岸さんはこの「ひとひらのおろし金」で、新潟県燕市主催 の 若monoデザインコンペティション燕大賞をはじめ、2022年 第94回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2022 キッチン&ダイニンググッズコンテスト 大賞や、日本インダストリアルデザイン協会  MUSEUM SELECTION 2021 などの日本国内の賞だけでなく、Italy A' Design Award & Competition Bronze Design Awardなどの海外の賞も受賞され、国境を越えて評価されています。

 

岸さんご本人は、撮影するときに浮かべる、はにかむような笑顔が印象的で、とても爽やかな好青年でした。一方で高校時代は図書館の学習室で勉学に励みながら、建築関係の本を読んだり、ものづくりの本場を求めて単身海外へ移住するなど、情熱と行動力を持った方だと感じました。


岸さんにこれからやりたいことを伺うと、日本の伝統的な工芸品を作っている方々と一緒に、新たなモノづくりをやってみたい、ということでした。伝統を踏襲しつつ、海外を経験した新しい視点が加わることで、また魅力あふれる製品が誕生するはずです!

岸さんの出身地の岩国で、そういった伝統とのコラボが実現できることを祈念しています!
今回はご出演ありがとうございました!