さて、今回は、岩国に住んでいた時(0歳の時)に住んでいた生家があったところに向かいます。これがまた辺鄙な山奥にあって地名でいうと六呂師(ろくろし)というところになります。そこに流れる小さい川の岸に家があって、家族5人(父・母・兄・私・弟)で住んでいたとのことです。ただその家は今はありません。ある夜、大雨で土砂崩れが起き、その生家を押し潰してしまったのです。幸い家族全員無事でした。私と双子の弟はもう少しのところで倒されたタンスの下敷きになるところだったとのことです。九死に一生を得ました。ありがたいことにそこで命拾いしたおかげで私は今この「私の岩国」に寄稿させていただいています。
当然、私は当時の記憶がないので、みち江さん(母)に登場してもらいましょう。今回の取材に合わせて奈良から来てもらいました(ありがとう!!みち江さん!)。場所も含めて、その時のエピソードを案内してもらいます。
車1台しか通れない山道をしばらく行くと……。
生家のあったところに着きました。熱帯ではないですが、ジャングルな感じになっています。
見えている川の向こう岸に家があったらしいです……。今は跡形もありません。
よくこんなところに住んでいたなあ。まじかよ……。という感じですね。
46年経って、この地に親子で立ちます。生きててよかったね!
増冨 祐司