岩国の話になりますと、定番の錦帯橋と共に、なぜか何処からともなく高水学園の先輩方がお出ましになられます。
まず、課長・島耕作の弘兼憲史さん、山口放送の渡辺三千彦アナウンサー、岸信夫さんの秘書、木原宏さん、日刊いわくにの藤井敦史さんなどなど、各界で活躍されている方々が大勢いらっしゃいます。そして、街を歩いているとなぜかバッタリと出会うのが不思議!
その中でも一際、不思議なパワーと存在感の先輩、カシワバラコーポレーションの柏原伸二会長。
国会議員や大臣を始め、実に様々な、驚く数の会長職を兼任されている、まさに人望が洋服を着て歩いてらっしゃるような方です。
岩国に戻った際には必ず、「行くよ!」とお声がかかり、夜の街のパトロールに出かけます。最初は二人で乾杯して、店を移るにつれ、猿やキジやカッパや豚などのお供が増えて、桃太郎なのか三蔵法師なのか、いろんな人が会長の周りに集まってきて盛り上がります。
さて、今回の舞台は錦帯橋を渡って、岩国城へのシャトル、ロープウェーの乗り場を中心とした横山エリアです。
以前はロープウェー乗り場の奥の吉香公園の一角に小さな動物園があって、私のご幼少の頃の遊び場でした。中でも孔雀が大好きな私は、どうすれば羽を広げるのか?檻の前で様々な試行錯誤を繰り返していました。
その横山のロープウェー乗り場の側、シロヘビの館の向かいにそびえる柏原美術館。
会長が元服の際に身につけられた甲冑から日本刀、茶器、絵画・・・
実に驚くべき、日本の歴史や文化の集大成とも言えるコレクションです。
柏原会長は、この分野には全く無知の私にも分かるように、日本のこと、歴史のこと、文化&芸術のことを丁寧に説明&解説してくださいます。
「この横山大観の水墨画、真ん中あたりがまっ白で何も描いてないですけど、もしかして消えちゃいました?」
こんな、チコちゃんに叱られっぱなしの私の間抜けな質問にも笑顔で、
「これは霧がかかった景色の絵でね、真ん中は霧がかかっているから真っ白、
描かれているのは右下の小舟と左上の山の絵。これはずっと見ていても飽きないよね」と、会長。
ほぉwww 確かに!!手抜きとか劣化ではなく、まさに侘び寂びの世界!
ここに来て柏原会長の解説を賜れば、日本の歴史から世界の流れ、文化&芸術のこと、学校では教えてくれない大切なことを沢山学べます。
で、そのコレクション個々のお値段を聞いてまたまたびっくり! というか、
例えば何かの大きさを比べるときに「火星3つ分」とか言われているような感じで、全く想像もつかない、現実味のない金額なので「ヘェ〜・・・」というリアクションしかできない私。
美術館を出て歩きながら、子供の頃に孔雀の前で悪戦苦闘していた話をすると
「あれは威嚇か求愛の行為だから、まずは驚かしてみると羽を広げるよ」と会長。
「え!?マジすか?」あの頃に教えて欲しかった!
どこかにキジはいないか?! Ole
PS:柏原会長、撃退コロナ音頭「まけるな岩国」で、すてきな踊りを
ありがとうございました!
https://youtu.be/VfGUIyP64-A
フリオ ミステリオ