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「すてきな岩国」 フリオ ミステリオさん その5

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新

すでに東京&アメリカでの時間の方が長くなって想うこと、
アメリカから見えた“すてきなニッポン”  
そして東京から見えた“すてきな岩国”

 

錦帯橋の写真


 
その中にいると見えないもの、当たり前すぎて気づかないこと、
祖国も故郷も人も、遠く離れた場所から見ると、いろんなものが
見えてきます。
この美しい景色が当たり前だった頃、なんと勿体なくも贅沢な少年〜学生時代だったのか感慨深いですね。

サボテンブラザーズは「アメリカから見えたニッポン」をテーマに歌っていますが、その一つが『すてきな岩国』
久しぶりに岩国を振り返って見えた「岩国」を歌ってみました。
すてきな岩国〜Beautiful 錦帯橋〜
https://youtu.be/EFq5RzTKGKo<外部リンク>

 

 

すてきな岩国の題字

 

そして、この動画のタイトル(題字)を高水学園の恩師、岩見屋錦舟先生が書いてくださるとのこと!
頂く前から感謝感激、そして出来上がった書を見て感動の涙が止まりませんでした。(今は止まってますか?!)
本当にすてきな作品です。

 

フリオさんと錦舟先生の写真


 
錦舟先生といえば、課長・島耕作の弘兼憲史さんと仲良しの親友で、先生が上京される折に開かれる、弘兼さんとの食事会に私も参加させて頂いていて、
それはもう、驚くような豪華なメンバーが参加される会で、毎回刺激をもらっています。

 

東京での写真
(左から・錦舟先生、弘兼さん、フリオ、山口放送 岩田会長)

 

その会で各界のトップのメンバーの方々と接していますと、幅広い、奥深い「勉強」の大切さを痛感します。
中学・高校時代、勉強=受験という概念で突っ走っていましたが(実際にはそんなに激走はしなかった?)もう少し違う勉強も必要だったのでは?と、感じる今日この頃です。

 

錦舟先生を撮影するフリオさん


 
というのも、錦舟先生が担当されていた書道の授業、これって音楽の授業と同様に受験科目には無いので、「何のためにやるんだろう?」と、受験突破第一主義の我ら一同、あまり熱が入りませんでした。
しかし、後に気付いたのは、その「受験に関係ない科目」の方が人生に於いては大事なのでは?ということです。

 

錦帯橋を渡るフリオさんと錦舟先生の写真


 
私は大学在学中にギタリストを始めましたが、これを仕事にするにあたり、毎日の練習はもちろん、楽典などで理論も独学で勉強しました。
ところが、勉強を始めて驚いたことが、多くのことを音楽の授業で習っていたことでした。
『受験に関係ないから真剣にやらなかった』
このことが強い反省になり、
『目の前のこと、自分のやることは何でも一生懸命やってみよう』
と考えるようになりました。

 

錦舟先生の写真


 
そして書道も全く同じ、一期一会で精神的な豊かさを醸すための「書道」
字が上手いかどうかではなく、自分の所作に魂を込めることを学ぶ、
人生に必要な「学問」なのだと思います。
それを解るのに、少々時間がかかりました。

 

フリオさんと錦舟先生の写真

 

 
長い年月を経て、こうして恩師と錦帯橋を歩いていてふと、あの頃先生が投げてくれた球を、今やっと受け取れたような気がして、嬉しく思います。

錦舟先生 Ole!

​                                 フリオ ミステリオ