三笠画材さんから車で少し移動して、今津川沿いの思い出の場所に立ち寄りました。
こちらは高校生のときに通っていた絵画教室、やなみ美術研究所があった場所です。
教えてくださっていた屋並先生は現在は教室をたたまれていて、やなみ美術研究所があった場所は今は別の企業さんの事務所になっています。
倉庫のような建物の二階の一室に教室がありました。企業さん、そしてこの建物の大家さんのご厚意で教室があった部屋の中も見せていただきました。
もちろん今は当時の教室にあった道具や机等はありませんが、とっても懐かしい気持ちになりました。
写真はありませんが、当時の教室はこんな感じ。
教室へは友達と2人で通っていて生徒が少ない日は私達2人だったり、多くても4人くらいだったので、ゆっくり先生に見て貰いながら制作できて良かったなぁと思います。
将来は絵を描く仕事に就きたいと漠然と思っていましたが、その頃私が一番影響を受けていたのがスタジオジブリの作品で、何度も見ているうちにアニメーションの仕事をしたいと思うようになっていました。
細かい職種までは考えていなかったのですが、とにかく私も作る人になりたいと思っていたのが始めでした。進学先を調べているうちに大学にアニメーションの学科があることを知って、そこを目指すことに決めました。
教室では先生がその試験を受けるための課題を考えてくださったり、受験までの間色々ご指導いただき貴重な時間でした。
当時は友達と教室が始まるまで時間があったときなどは、側に流れる今津川の堤防の上に座っておしゃべりしていたなぁと思い出します。
対岸の方に網の囲いがあるのをなんだろうと思っていると大家さんがシロウオ漁の網ですよと教えて下さいました。
何度も通っていた場所だけど、知らないこともまだまだありますね。
昔の教室をもう見ることはできないけど、通っていた時のことは出来るだけ覚えておきたいなと改めて思っていました。
すずきえりな