最後にまた教室の方へ戻って、少しあの頃の授業の雰囲気を再現していただきました。26年ぶりの先生と児童の構図、ワクワクします!
西本先生が担任だった小学3、4年生の時、雨の日に怖い話をしてくださるのが恒例で、それをクラスのみんなはとても楽しみにしていました。
その時のお話は「首無し肝試し」や「人食いオババ」などなど。ほかにもたくさん怖い話をしてくださいました。教室のカーテンを閉めて暗くした状態にして雰囲気満点でした。それに加えて先生が内容に合わせて、時折後ろ手に黒板をたたいては扉のノック音を出したりして、絶妙に臨場感があって怖さが倍増していたんですよね(笑)怖いのだけど面白くて、お話にのめり込んで聞いていたのを覚えています。
その他にも私の個人的なことでは、昔から絵を描くのが好きだったので、学習帳に4コマ漫画を描いては先生に見てもらい、そしてコメントを貰っていました。それが楽しくて、夢中になって描いていたことを思い出します。
クラスの行事もたくさんあって、お楽しみ会やクラスマッチ、クラスメイトが引っ越す際のお別れ会等、その時々での思い出に残る機会を作ってくださいました。
私は小学4年生の夏に灘小学校を転校することになったのですが、引っ越す前の夏休みには岩国市の端島という小さな島にクラスのみんなを連れて行ってくださいました。最後まで楽しい思い出になりました。
西本先生との久しぶりの再会、この日緊張しすぎて伝えたいことを話せなかったらいけないと心配していたので、あらかじめ手紙を書いていたのですが・・・。
そんな心配はすぐになくなって、先生が昔のままの気さくさで話しかけてくださったおかげでリラックスしてお話することができました。
帰り際、書いてきた手紙をお渡ししたら、私が高校受験に合格した際に送ったという手紙を懐から出して中を見せてくださいました。
これもサプライズ!
送った私はすっかり忘れてしまっていてびっくりしたのですが、どんなことを書いていたのかと読んでみると、なんとも若さが文章に出ていて気恥ずかしいったら・・・。
(※自主規制)
あぁ、どうしてこんな手紙を送ってしまったのだろうと思い、その手紙ごと穴に隠れたい気持ちになりました。でもそんな手紙を大事に持ってくださったことがとても嬉しかったです。
西本先生と再会することができて、忘れられない特別な日になりました。
そしてまたお会い出来る日を楽しみにしようと、灘小学校を後にしました。
すずきえりな