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「中通り商店街にて(前編)」 ミニー・Pさん その4

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新

 

私が岩国にいたのは15歳まででした。1番好きだったのは中通り商店街。

岩国の駅前には祖母の経営するホテルがあり、よくそこで祖母を手伝ったり、遊びに行ったりしました。

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そして、その時には家族で外食をしたり、買い物するのがとても楽しみでした。

 

今でもそこのお菓子以上のものは会ったことがないと思えるほどおいしかったのが「アマンド」。
母の友人が経営していたそのお菓子屋さんは今はもうないけれどプリンとシュークリームの味と香りは今でも忘れられません。

そして、近くにあった「ローゼン」という名の喫茶店。
父はいつもアイスコーヒーを頼んでいました。私はミックスジュース。
注文するとちょっと泡だったミックスジュースが出てくる。
そして行くといつも笑顔で迎えてくれたマスター。

今はもうその喫茶店は姿を消してしまったけれど、隣にあった駐車場はそのままでした。
亡き父がよく停めていた駐車場。懐かしかったなあ。

 

そして、小さい頃から本が大好きだった私が通った本屋さん。やはりもうその場所はなくなってしまいましたが、そこで買ってもらって今でも持っているのは「赤毛のアンの手作り絵本」。

赤毛のアンの成長に合わせて物語に出てくる洋服やお菓子、料理、小物などの作り方を紹介しながら赤毛のアンのストーリーが進んでいきます。

小学生から中学生まで、毎日学校から帰ってくるたびに何かを作っていました。
ある日はお料理、人形や洋服を作る日もありました。お菓子を作るときには学校の友達を数人呼んでお菓子を作って食べるパーティーを開きました。
その頃、まだハーブやポプリなどメジャーではなかったですが、そういったものに非常に興味を持った幼少期。
今もハーブティーやハーブを使ったお料理、エッセンシャルオイルやアロマオイルなどを使って健康の増進に役立てています。

 

そして、近くにあったサンリオショップも大好きでした。
季節ごとに季節にあったグッズを買ってもらったのを思い出します。
春にはペンケースやノートを新調したり、夏にはビーチ用のバッグや浮き輪など夏休みが楽しくなるようなグッズを買ってもらって、本当に嬉しかったことをよく覚えています。

それからもう一つそのお店の中でとても好きだったのが当時サンリオが発行していた「いちご新聞」。
サンリオキャラクターが四季折々の情報を紹介していました。
その中でもインテリアのことが書いてあったのを強烈に覚えています。

小さい頃から自分の部屋を与えられていた私は学校から帰るたびに、いちご新聞や赤毛のアンの手作り絵本を見ながら、少しでも近づくように模様替えをしたり、小物を作って部屋を飾ったり。
赤毛のアンの本の中にも海外のインテリアがたくさん出てきて非常に興味を持ったのを覚えています。
今もインテリアや洋服が大好きで、そのセンスを磨いてくれたのはそういった経験のおかげだと感謝しています。

 

ところで今回岩国に帰って初めての経験したことがあります!

私は基本お酒は飲めないのですが、先日宿泊した岩国国際観光ホテルで5つの岩国の酒蔵の日本酒の飲み比べがあり、ひと口ずつだけ飲んでみました。どれも本当においしかったのですが、特に気に入ったのが「金雀」でした。
すっきりとした味わいとほんの少し麹の甘さがある本当においしいお酒でした。
私と私の家族は基本的にお酒が飲めないのでひと口だけ味わうことがあります。それにしてもこのお酒は格別だなと。
そのお酒がないかなと探したらなんと中通り商店街先の「みつかんや」さんで発見!!
生まれて初めて自分のためにお酒を入手しました。今更ですが、やっと大人になった気分です(笑)

 

そして、中通り商店街の近くにある「錦月堂」さんの「ベルモ」というお菓子も大好きなんです!
何とも言えない中のあんと周りのパイ生地のおいしさ、そしてそのさくっとした歯ごたえ。
当時の私はいつも感動しながらこのお菓子を食べていたのを覚えています。
東京在住が長くなってしまった私は、このお菓子がどこで買えるのか思い出せなかったのですが、岩国市の職員さんのおかげでまた巡り会うことができました。

岩国のお土産のお菓子はたくさん美味しいお菓子があります。私はまず「ベルモ」をオススメいたします!
ぜひ、食べてみてくださいね。

                                 ミニー・P