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岩国駅前の中通り商店街 牛来(ごらい)千鶴さん その3

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新

中学生の時は白いギターに憧れ、見よう見まねでフォークソングを弾き語っていました。
卒業後は、岩国高校へ。部活は迷わず「プレクトラムアンサンブル部」
プレクトラムとは「爪」という意味で、ピック(爪)で弾く楽器(マンドリン、クラシックギター、マンドラ、ウッドベース等)を演奏する部活です。
部活でクラシックギターに没頭する傍ら、お小遣いをためて念願のエレキギターを買い、女の子バンドを結成。学園祭では、高校の中庭の渡り廊下を舞台に、井上堯之バンドの曲などをやりました。
高校1年生の冬、ドキドキしながらエレキギターを買いに行った日のことは、今でも忘れません。岩国駅前の中通り商店街にあった「国際プラザ」内の楽器店に、それまで何度もなんども足を運び、一番安いギターを買えるお金をコツコツ貯め、
「やっと買える」
と思って行ったところが、
「アンプはどうしますか?」
と店の人に聞かれで初めて、エレキを弾くにはアンプが要るということを知って(泣)、もちろん手元にはギター本体を買うお金しか無く、恥ずかしくて真っ赤になった私を見かねた親がアンプを買ってくれ、お店の人がギターカバーをプレゼントしてくれて・・・
思春期の反抗期の真っただ中、大人たちのあたたかさを感じたのもこの商店街でした。

 

中通り商店街の写真


 
商店街の思い出は、たくさんあります。
広島の短大に通っていた頃、夏休みや冬休みには商店街の喫茶店でアルバイトをしましたし、平日も学校帰りに立ち寄るのが常。私がバイトをしていた喫茶店は残念ながら今はありませんが、友だちがバイトをしていた喫茶店「法善寺」は健在でした。

 

喫茶店法善寺の写真


 
商店街には、当時から続く個性的な店が点在しています。
「FUJITA MEN’S U」もその一つ。VANヂャケットと共にアイビーファッションを機軸にしたメンズショップとして成長してきた店で、品の良い、大人のメンズファッションが売り。カスタムメイドスーツなども取り扱われています。当時は敷居が高くて入る勇気はありませんでしたが、大人になった今は、自転車に乗った店主とすれ違い、気軽に声を掛け合う仲。そんな触れ合いがある街、なんか嬉しいですね。

 

FUJITA MEN’S Uの写真


「FUJITA MEN’S U」の角を南に曲がるとすぐ、右手にカフェ「錦月堂」が見えます。

 

錦月堂の写真


 
昔から、そして今も、近くを通る折には、必ずといっていいほど立ち寄ります。
お目当ては「ベルモ」♪
真ん中にクルミが乗っかったパイ生地の表面に砂糖、中にほんのり甘いこし餡が入っていて、これが本当に絶妙のバランスで病みつきになる美味しさなんです。
社員へのお土産にすることも多いので、
「岩国と言えば、ベルモ」
と、社内でも大人気のお菓子です。

 

ベルモの写真


 
店内はカフェになっていて、気に入ったカップを選んでコーヒーや紅茶が飲めますし、ランチもあります。ノスタルジックなこの雰囲気は、店頭で注文してセルフで運ぶチェーン店とは違い、ここにしかない空気が漂っていて味わいがあります。

 

錦月堂店内の写真
 

岩国には米軍基地がありますので、街を歩いていると、結構な確率で外国人に出逢えるのも、まちの特徴の一つです。
岩国の友人のおススメで立ち寄り、以来、お気に入りのつけ麺店「むしや」さんでも、ほぼ毎回アメリカ人のお客さんに出逢います。店主がフツーに英語で会話していたりして、日常に英語が飛び交っている感じが、グローバルでカッコいい~!と思います。
10代の頃は、街で話しかけられても恥ずかしくて逃げていたけれど、上手に付き合っていたら今頃、英語ペラペラになっていたかも・・・と、悔やまれます(笑)

 

むしやさんの写真

 

同級生の中にも、米軍基地の中で働いていたり、アメリカ人に日本語を教えている友人がいて、基地の中に住むアメリカ人たちの生活に、自然に溶け込んでいる感じが、なんとも羨ましく私には映ります。
「日本に居ながら、国際感覚を味わえる不思議なまち」
岩国には、そんな顔もあります。

 

牛来千鶴さんの写真

 

                                         牛来千鶴