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日高あゆみさんの『私の岩国』ロケ風景

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新

【日高あゆみさんの「私の岩国」ロケ風景】

 

今回登場いただいた日高あゆみさんは笑顔がとても素敵な女性で、二人のお子さんを育てるお母さんでもあります。

今回は生後四か月の息子さんと一緒に思い出の地を巡りました。


【岩國白蛇神社】

白蛇神社
 
昔から岩国の地で大切に守られてきた「岩国のシロヘビ」。ここ岩國白蛇神社では、境内の様々な場所に白蛇をモチーフにした装飾などがあしらわれています。


ここの宮司でもあり、日高さんの中学生時代の恩師である平田さんは、目を細めながら当時の日高さんの様子をお話しくださいました。

ノートをとるのがとても上手で、大変優秀な生徒だったとのこと。

「ノートをとる」という作業は、黒板に書かれたものや先生がおっしゃった言葉を、限られた紙面に分かりやすく、見やすくまとめる作業ですから、そこにはある意味デザイン性が求められるところがあると思います。

こうした日高さんの得意分野が後のアート活動につながっているのかな、と思いました。

 


【三笠画材】

三笠画材

店舗に入った瞬間びっくり!そこには絵具をはじめ多くの画材が所狭しと、ぎっちり並んでいます。

漫画を描くのに必要な画材を求め、お小遣いを握りしめて一生懸命選んでいた当時の日高さんにとっては、夢の場所であったに違いありません。

店先に陳列されたスクリーントーン(漫画などに用いられる画材)を見つけた日高さん。目をキラキラさせて当時の思い出を話してくださいました。

 


【18STORE、imm coffee&roaster、吉香公園】

18STORE
 
岩国の美味しいものがいただける「18STORE」さん。店内は「岩国らしさ」がいっぱいつまった空間となっており、ついつい写真を撮りたくなるような素敵なお店です。

岩国基地の関係者も多く訪れているそうで、取材をしたこの日もお昼時になると子供連れのご家族や常連さんたちで、大変賑やかな様子でした。

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このお店では、岩国の作家さんや生産者さんの商品などが店内にたくさん置かれており、岩国で頑張る皆さんのエネルギーが感じられます。

この場所で仕事をしたり打合せをしたり、お客さん同士で新たに繋がったり。そんな光景がどんどん広がり、岩国で頑張る人々の交流の場となればいいな、と思いました。

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この日、たまたまお店に訪れた方で、日高さんとコンタクトをとりたかったという方がいらっしゃいました。

こういう出会いが生まれる光景に遭遇できたことは、大変嬉しいことです。

 

imm coffee

そして、錦帯橋の近くにある素敵なコーヒー屋さん「imm coffee&roaster」。日高さんとは家族ぐるみでのお付き合いが続いているようです。

こちらのお店も、取材中たくさんのお客さんが訪れていました。日高さんは、ここで買ったコーヒーを手に、吉香公園まで散歩するのが大好きなのだそうです。

 

【平田中学校】

平田中
 
学校という場所は誰しも特別な思いがあるようで、「私の岩国」で訪れた際は、皆さん心を強く揺さぶられている様子が窺えます。

日高さんも同じく、思い出深い家庭科室や美術室を訪れた時は、当時の思い出がフラッシュバックしたかのように一瞬黙り、思いを噛みしめているような時間がありました。

 

 

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日高さんはチャンスを掴むのが上手な方だと思います。人との出会いを前向きに捉えることができる人だからでしょうか。

前述の18STOREさんで偶然出会ったお客さんとの繋がりも、もしかすると日高さんにとって大きなチャンスにつながっていくかもしれません。異業種の人と積極的につながり、人脈を広げ、自身の見聞を深めることは、夢への一歩を踏み出すきっかけとして大事なことなのだと、改めて思いました。

 

日高さんに、現在のペン画アーティストとしての夢を掴むために大きな決断をした出来事があったのか尋ねたところ、実はそういうことはなく、小さな出来事の積み重ねで今の場所にいる、という答えが返ってきました。

夢に向かってひたすら突き進み、思い切った決断を下し、チャンスを掴む方もいるでしょうが、日高さんのような夢の掴み方もあると思います。

他人からは見えない小さな一歩は自分にとっても小さな一歩かもしれませんが、それが積み重なっていくとどうなるか。

誰にも分らないからこそ面白いのかもしれません。

 

辛い経験や人生の荒波にさらされた時でも、「絵を描くのが好き」という事実は捨てずに、

今できることを精一杯やる。

そうした積み重ねで日高さんは無意識のうちに大事な人とつながり、貴重な経験をし、ペン画アーティストとしての活動の場を手に入れることができたのではないか、と思いました。

 

「自分のベースは岩国にある」とおっしゃる日高さん。

ふるさと岩国をそのように思ってくれる人がこれからどんどん増えていってくれることを願います。

 


日高さん、素敵な出会いをありがとうございました。

今後のご活躍を心よりお祈りいたします。