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貴重な遺産と日米交流 周山制洋さん その6

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新

あちこちの写真

 この度の企画では岩国市広報戦略課のお二人に同行して頂きました。やさしく温かい対応をしていただく中で、私が全国各地で暮らしてきたからでしょうか「岩国は、全国的にはどんな印象なんでしょうね」と問いかけられました。「錦帯橋も桜並木も横山の武家屋敷跡も素晴らしい財産なのに、岩国といえば即『米軍基地の街』と思っている人がほとんどじゃないでしょうか」というのが私の回答です。

昔の錦帯橋とフレンドシップデーの写真


 お二人は少し残念そうに聞きながらも、「いま錦帯橋は世界遺産の登録を目指しています。一方で英語教育の推進や、米軍関係の人たちとの市民交流にも力を入れているんです」とのお応え。確かに基地の問題には賛否両論あるでしょう。が、人と人とのつながりは、国境を越え時間を超えて極めて貴重です。やがて岩国を去ってしまうアメリカの人たちも、いつか岩国の街や岩国の人たちを懐かしみいとおしく思うことがあるに違いありません。

鵜飼や絆スタジアムの写真


 遺産と伝統を大切にし、かつ現状を前向きに活かそうと受け止めているお二人に接して、岩国はこういう人たちに支えられて行くのだと教えられた次第です。「私の岩国」の企画が広報戦略課を称賛するためのものでないことは重々承知していますが、私の実感としてあえて付け加えさせていただきます。

シロヘビやイングリッシュキャンプの写真