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「野球を通じて頂いた宝物」 塩生好紀さん その3

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年11月6日更新

 第3回「野球を通じて頂いた宝物」

焼肉牛太店舗前

 子供の頃、外食は家族やチームメイトとよく焼肉に行っていた。試合に勝っても負けても、家族でお祝いがあってもなくても行っていたことを覚えている。行けば誰か知り合いに会えるほどで、今でも帰省した際に立ち寄っている。当時は食が細くなかなか体格も大きくならなかったが、地元で加工、処理された美味しいお肉は、人一倍たくさん食べられた。

 20年以上続くそのお店の運営会社を経営する社長は、前回記事にも登場した私と野球人生を共にしてくれた友人である。本社を岩国市周東町に構え、現在は約70名の従業員を束ね5店舗を運営している。規模も業種もエリアも違えど、約6年前に経営を始めた時期が重なったこともあり、今はお互い一人の経営者として苦楽を共有しながら切磋琢磨している。公私共に何か困った時は助け合い、朗報があれば必ず報告し合っている。唯一共通しているのは、人相手のサービス業というところ。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、お互いの会社にも大きな影響が生じた。大変な時期は毎日のように電話をもらっていた。予断を許さない状況もあると思うが、どうにか支え合いながら経営者としても共に成長していきたい。

 牛太店舗内
<牛太玖珂店 店舗内>

 現在、私は理学療法士としてスポーツをしている子どもや学生、プロ選手のサポートや、一般の方から高齢者まで健康づくりを支援している。その中で、どの世代でも直面するのが「栄養」の問題である。子どもたちであれば成長やスポーツをするために必要な栄養が不足していたり、ダイエットの影響で栄養が偏っていたり、栄養不足の影響で高齢者の体力が低下していたりなど。様々な食材がある中で、部位や種類によるものの基本的にお肉の栄養価は高く、日本人の不足気味な栄養素が補給できる。そのことを多くの方に知ってもらい、「食」や「健康」を通じて「社会貢献」「地域貢献」ができればと思い、セミナーや栄養測定などのイベントも企画している。

地元で加工された肉
<地元で加工された肉>

 彼の社長デスクには数年前から私の写真付きの名刺が常に見えるところにずっと置いてある。ずっと置いている理由を尋ねたところ「顔見て仕事頑張ろうかと思ってね」と照れ臭そうに話してくれた時は、流石にうるっときてしまった。不登校の小学生の頃からの数年間、学生時代は彼に支えてもらった。私が運営している会社は、まだまだ比にならない規模だが、何かしら力になり恩返しをしていければと考えている。
 彼を含め、野球を通じて頂いた地元での沢山のご縁そのものが今の私にとって大切な「宝物」となっている。

同級生の松田社長
<同級生の松田社長(左)>
 
撮影協力 
株式会社エムテック (牛太 玖珂店)
 https://www.emtec.jp<外部リンク>

 

 塩生 好紀