私の活動のメインは似顔絵セラピーで、医療福祉施設にて似顔絵を用いた心のケアを実施しております。2007年に発表し、今年で12年目になります。現在は、北は東北大学病院、南は熊本県など全国での活動に広がりました。
その中でも実家がある岩国市は、今後似顔絵セラピーの拠点と考えており、岩国医療センター様は年に2回のペースで定期的に活動させていただいております。
開催する場所は10階東にあります緩和ケア病棟。今回は撮影での訪問でありましたが、患者さんをお一人描かせていただきました。
長い闘病生活、がんの治療など苦しんでいらっしゃる状況の中で似顔絵を描かせていただけることは、貴重な時間をいただいていることです。
患者さんの話される人生のストーリーの中で最も輝いている時など、患者さんが描いてほしいことをお話しながら、ゆっくり40分かけて描かせて頂きます。
今回の患者さんは、国内や海外などで巨大コンビナートで使われている煙突の取り付け工事をされてきた方のストーリーでした。
煙突設置の工事の大変さなどを丁寧にお話していただきました。最初はあまり笑顔がなかったのですが、お話をされているうちに少しずつ笑顔が生まれてきたと思います。
完成した絵は病気をされているその状態ではなく、患者様が最も光り輝いている瞬間を描いています。
登山にいかれるのがご趣味のご夫婦
日本刀とお城めぐりが趣味のお父さんとご家族
小児科で記念撮影
これからも岩国医療センターを中心に似顔絵セラピーの活動を普及し、多くの患者さんに似顔絵によるケアの実施を広げていきたいと思います。
本日はありがとうございました。