岩国工業　徳田新之介さんその4

この場所ではハンドボールの思い出がたくさんあります。

岩国工業に入学してすぐに行われた中国大会で全く自分のプレーが通用せずに、試合中に泣いたのを今でも鮮明に覚えています。本当に悔しくて、高校では活躍できないかもしれないと、この時は思いました。ここから毎日厳しい練習をチームメイトと乗り越え、高校2年生の夏にはインターハイで優勝することができました。この年は春の選抜で3位、国体で2位と全ての大会でメダルを獲得することができ、次の自分の代は3冠を目標に新チームがスタートしました。しかし、結果は国体の3位が最高で、チームを勝たせることの難しさ、自分の実力がまだまだ足りないことに改めて気づかされました。3年間で最高の瞬間と勝てない苦しさを経験することができ、密度の濃い時間を経験することができました。

そして、倉谷先生、藤本先生、岡田先生に指導してもらったおかげで、様々な経験ができ、プレーヤーだけでなく、人としても成長できたと思います。
また、毎週火曜日には部員全員が大好き？な田中トレーナーのトレーニングがありました。本当にきつくて、帰りの自転車を漕いでいると全身がつって立てなくなったこともありました。自分が強くなったと実感できるトレーニングはこのタナトレが1番だと思います。