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【椎尾神社 片塰満則さんその3】

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新
椎尾神社は、私にとっては、「岩国で一番長い階段」です。小学校の低学年のころから遠足等で、神社の前の道は通る事がありましたが、そのあまりの長さ(高さ)に登ることはありませんでした。当時の私が知っていた岩国といえば、自宅と小学校の間だけで、そこには高低差がほとんど無かったため、この階段は本当に、一番長い階段でした。
椎尾神社の鳥居
初めてこの階段を登ったのは、小学校3年生のときでしょうか。ちょうど新築されたばかりの図書館に通うことで、少しずつ行動範囲を広げていた私は、新町に住む同級生に導かれて、その階段を登りました。
椎尾神社の長い階段
階段は大きく2回折れているため、どこまで登ることになるのか不安を感じます。それでも一段ずつ登っていくと新町の家々が見下ろせるようになり、なにやら神聖な場所に近づきつつある事が感じられます。
2回目の角を過ぎると、やっと鳥居が見えてきて、ゴールが近いことが分かります。鳥居をくぐるとそこは、お社のある境内です。数分間とはいえ、つらい道のりを経たせいで、子供心にもその場所が特別なものに思えました。
椎尾神社の階段
椎尾神社の鳥居
椎尾神社の前
お社の左奥には駐車場があり、そこからは、錦帯橋を見下ろすことができます。城山から見るそれとは違い、ずいぶんと近くに見える上からみた錦帯橋は、とても新鮮に感じます。
神社より見下ろす錦帯橋
残念なことに、今回は階段を登ることに精一杯で、新町方面の景色を撮影し忘れてしまいました。次に訪れるときには、階段の途中で振り返りながら、眼下に広がる景色を楽しみたいと思います。