力寿司 中井美賀子さんその2
岩国市は瀬戸内に面していますので海の幸が豊富で幼い頃から新鮮なお魚を食べて育ちました。
母がお寿司を好きなこともありお魚や穴子の入ったちらし寿司や巻き寿司、岩国寿司を作ってくれていましたので、今も岩国に帰省した時にはお刺身やお寿司を思う存分食べたくなります。
帰省すると母や家族とよく行くお店「力寿司」
お迎えの看板。
『よう来たね!
待っちょったんよ!
ゆっくりしていきんさいよ。』
よく来てくれましたね。
待っていましたよ。
ゆっくりしていってくださいね。
ゆったりとした山口弁にも癒されます。
こちらは大きな生け簀があり
いつも生きの良い新鮮なお魚を食べることができます。
そして、なにより全てがビックサイズ!!
大きさ分かりますでしょうか?
イクラのにぎりが普通サイズです。
にぎり寿司ですが、そのまま口に運ぶことはできません!
お寿司と一緒に出てくるナイフでお好みの大きさに切りながら食べる。
何度行っても大きいね~と会話が弾みます。
にぎりとお刺身を同時に楽しむことができます。
お腹が満たされると
お店の前の海へ。
瀬戸内ならではの海と島の風景。
このあたりは魚もよく釣れる場所で両親とよく魚釣りをしていました。
小さい頃は魚が釣れたことが嬉しく、その魚が愛おしく思えて食べることが可哀想な気持ちになっていました。
『命あるものをいただく』
この時の思いが、《感謝の気持ちをもって食べること》を身につけさせてくれた貴重なきっかけとなっています。
この海を眺めると普段当たり前に食事ができていることが当たり前ではなく有難いことである
ことに改めて気付かされます。