池本食品 飯田和子さんその4
昨年、日刊いわくににも取り上げていただきましたが、郷土料理を切り口とした薬膳の本に、岩国寿司や大平など蓮根を使ったメニューを提案させていただきました。また、他にも色々なシーンで蓮根麺を使ったメニューを掲載していただいております。
岩国駅や岩国錦帯橋空港でも販売されている池本食品のれんこん麺は、一食あたり皮付き生蓮根16gが入っています。この蓮根麺だけでなく、蓮粉、蓮茶など、蓮根を使った興味深い加工品を扱っていらっしゃる池本食品の取締役副社長の清水さんと初めてお会いしたのは、東京で開催された第1回地場もん国民大会でした。岩国高校の同窓会で出会った方の紹介で、見えない糸に導かれたような出会いでした。
昭和35年創業の池本食品は、山口県岩国市を中心に全国に卸売りを行っている会社です。清水さんの気さくなお人柄で、ずっと以前からの知り合いだったように交流させていただいています。
2月に東京ビッグサイトで開催されたスーパーマーケットショーの山口県ブースに参加された際にも全面的に協力させていただきました。そこで紹介した蓮茶、蓮根麺、肉味噌 蓮根ボーロ 蓮粉はとても好評で、単に美味しいだけでなく、蓮根の持つ機能性に注目が集まっておりました。
食べることが好きで、理科が好きで、好奇心旺盛だった中学生の私が、岩国のエッセンスを得て、日々「食」を考える大人になった今、蓮にとても興味を持っています。薬膳的にも、蓮根、荷葉(蓮の葉)、蓮子(蓮の実)はそれぞれパーツによって全く機能が違い、生薬としてとらえる時は蓮根の節も立派な素材となることなど、とても不思議で、知れば知るだけ面白い植物です。この岩国を象徴する蓮を全国に広めるためにも、今後の池本食品の展開に大いに期待しているところです。
中学、高校と重ねた経験は、間違いなく私にとって貴重な財産で、今に活かされています。 ここまでに書き尽くせなかった思いは、違った形で発信し続けたいと思います。 これからも岩国にご注目下さいませ。