村重酒造さん(前編) MALINOさんその3
錦川の上流へ御庄のあたりまで上っていくと、遠くからでも大きく見える金冠黒松の文字。
ここは岩国を代表する名酒を造っているところ、村重酒造さんの蔵です。
端まで進むと巌流井戸と呼ばれるこの酒造さん自慢の仕込み水を自由に汲めるようになっている井戸があり、平日も夕方には地元の人たちがタンクを手に手に列をなしてこの美味しい水を汲みに来ています。
(私が写真をとっている時も車で水を汲みに来ている人がいました)
そう、この仕込み水こそが岩国が誇る名水【錦川】より染み出た地下水!
美味しいお酒ができるのも納得ですよね。
私が実家を離れて二十歳で東京へ出るまで、もちろんお酒を飲む事はなく・・・しかし岩国を離れホームシックに浸る日々・・・
ところが東京の日本酒通の店主さんが催す会の一つに【金冠黒松の杜氏を囲む会】というイベントに参加したのを切欠に日本酒を通して岩国の綺麗な水を思い出せたのでした。
さて、少し戻った所から直売所に入ることができるんですが・・・
でっか!
目を見張るでっかい杉球がありますwこの杉球が写真ではなかなか伝わらないくらいに大きくて、初めて見る人はちょっと度肝を抜かれるんじゃないかな?
元来小さな杉球を毎年作り、その色の変化を目印に酒の仕込みをしていたのが由来だとか。
時代は変わり、現在は縁起物として地域の人たちと作り上げた大きな杉球は村重酒造さんの入り口を護っています。
今日は仕込み蔵をちょっと見せて頂きました。
(後篇へつづく)