蔵本りささん 紹介の回
来週から、ジャズボーカリストの蔵本りささんに登場していただきます。
ライブ、コンサート、イベントなどで、りささんの素敵な歌声や会場を魅了するパフォーマンスを楽しみにしているファンの方も多くいらっしゃることでしょう。
深く厚みのある低音から、クリアで伸びやかなハイトーンまで、広いレンジの声。
バンド全体をグルーヴさせるリズム感や、歌詞の情景を鮮やかに浮かび上がらせる表現力は、どのようにして育まれてきたのでしょうか。
たっぷりと思い出を綴っていただきます。
お楽しみに〜♪♪♪

蔵本りさ (ジャズボーカリスト)
山口県岩国市出身。
幼少期、祖母の影響で演歌や歌謡曲に親しみ、小学生・中学生の頃には数々の大会で受賞。
高校ではR&B、レゲエ、ポップスなど幅広い音楽に触れ、詩を深く理解したい思いから英語学習にも力を注いだ。
岩国高校卒業後に渡米。
カリフォルニア州立ディアブロバレーカレッジで基礎音楽理論や発声法を学んだのち、ニューヨーク市立大学シティカレッジへ編入しジャズボーカルを専攻。
同時に心理学を副専攻とし、Sheila Jordan、Jay Clayton にジャズボイスを、Janet Steel にクラシック唱法を師事した。
在学中はアジアフェスティバルで日本の伝統曲をジャズアレンジで披露し、そのソウルフルな表現が高い評価を受ける。
また、ラテンジャズ界の巨匠 Ray Santos 率いるビッグバンドとの共演を重ね、卒業後もニューヨーク市内のレストランで歌い続け好評を博した。
2005年の帰国後は、山口・広島を中心に活動を展開し、都内での出演機会も広げている。
演奏活動と並行して「楽しく始めるジャズボーカル」教室を岩国・大竹・五日市・廿日市・玖珂で開講。
レッスンでは、ジャズを楽しむ幅広い世代の方々と向き合い、丁寧であたたかい指導スタイルを大切にしている。
2013年にファーストアルバム『A Child Is Born』、2019年にセカンドアルバム『Dew Of Life』をリリース。
2015年には岩国ジャズストリートを立ち上げた仲間とともに、地域の音楽文化の発信とコミュニティづくりに取り組むほか、Jazz Singers Showcase を企画・運営し、中国地方のジャズシンガーの交流を深め、新しい出会いの場を育んでいる。
また、米軍基地内の Iwakuni Jazz Vocal Ensemble と連携し、音楽を通じた日米交流と、地元に根ざした文化活動にも力を注いでいる。
2025年にはアロマセラピスト星原琉玖と共に市民活動団体「ハーモニーエッセンス岩国」を設立。
子育て世代が気兼ねなく参加できるライブイベントや、小中学校でのコンサート企画など、地域に寄り添う取り組みを行っている。