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私の原点 錦帯橋 澄川喜一さんその1

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月27日更新
岩国工業学校在学中に敗戦を迎えた私は美しい錦帯橋に恋をし、スケッチを続けながら不思議な美しさの謎解きに夢中になっていた。
錦帯橋の写真
桧や松など適材を適所に使っている事に驚きながら素足で渡ると橋がきしむ事を知った。少年の体重でも動くのである。

川原から橋の裏側を仰ぎ見ると、美しい木組みが空中に浮かぶ雄大な虹のように見えた。軟構造の総てが美しいデザインになっており先人達の「ものづくり」の知恵に感服。川幅に延びる五連の木の橋は石組の橋台共々に実にバランス良く美しい芸術作品である。
錦帯橋と岩国城と桜の写真
スカイツリーのデザイン監修を務めたが634mまで組み上げる構造自体が総て美しいデザインになるように設計された。日本の木造の美しい五重塔や錦帯橋に教えられたと思っている。彫刻家になろうと思い始めて惚れたのが錦帯橋だった。
下から見上げた錦帯橋の構造美
私の原点である。
【文章・写真:澄川喜一】