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地籍調査とは

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新
 地籍調査とは、主に市町村が主体となって、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量する調査です。
 「地籍」とは、いわば「土地に関する戸籍」のことです。
 各個人には固有の「戸籍」という情報があり、様々な行政場面で活用されているのと同様に、土地についても「地籍」の情報が行政の様々な場面で活用されています。

 

地籍調査Webサイト(国土交通省)<外部リンク>

 

 地籍調査は、国土調査法により昭和26年にはじまりました。途中、測量技術の向上に伴い、より精度の高い成果が得られる測量方法に変わりました。

 ・図解法
 地籍調査が開始された時代から、平成の初めごろまで行われた測量方法です。
 トランシット、平板、テープ等の測量機器を用いて測量し、面積は、作成された地籍図を用いて、デジタイザーやプラニメーター等による図上計測によって算定されました。
 当時の一般的な測量方法ですが、現代の測量のような高い精度は望めません。 


 ・数値法
 現代の地籍調査で行われている測量方法のひとつです。
 TS(トータルステーション)及びGNSS(人工衛星からの電波を元に特定の場所を即位するシステム)測量機等の精度の高い測量機器を用いて測量し、面積は、測量値を用いた座標計算により算定されます。
 筆界点の杭等は、地球上のどこに位置するかの座標値を持っているため、将来に杭等が失われても精度の高い復元が可能な測量方法です。