岩国市道路橋長寿命化修繕計画の策定について
概要
岩国市が管理する道路法上の道路橋は1,492橋(令和7年3月31日時点)あります。このうち、橋長が15m以上のものは246橋(約16%)あり、橋長が15m未満のものは1,246橋(約84%)で大多数を占めています。また、建設後50年以上が経過しているものは現在856橋(約57%)ですが、高度経済成長期に多くの橋梁が建設されていることから、20年後には1,242橋(約83%)となり、急速に老朽化が進むことが予想されます。
これまでは、橋梁の損傷が大きくなった後に補修を実施していましたが、今後もこれを継続した場合、大規模な補修や橋梁の架け替えが一時期に集中することとなり、限られた予算の中で適切に維持管理できなくなるおそれがあります。
このような背景から、計画的かつ効率的に修繕を行うことにより施設の長寿命化を図り、中長期的な維持管理に係る費用を縮減かつ平準化する「予防保全型」の維持管理へ転換することを目的として、道路橋長寿命化修繕計画を策定し事業を進めてきましたが、このたび道路法施工規則に基づく最新の法定点検の結果を反映した道路橋長寿命化修繕計画(個別施設計画)を策定しました。
実施方針
平成21年度に橋長15m以上の道路橋(161橋)の長寿命化修繕計画を策定しました。
平成23年度に橋長15m以上の道路橋(230橋)及び緊急輸送道路内の橋長15m以下の道路橋(32橋)の長寿命化修繕計画を策定しました。
令和2年度に岩国市が管理する市道に架かるすべての道路橋の長寿命化修繕計画を策定しました。
令和4年度、令和6年度、令和7年度に岩国市橋梁長寿命化修繕計画を更新しました。