道路こぼればなし3
3.桜のトンネル
桜の季節も、今年はもう終わってしまったところも多いと思いますが、春の楽しみの一つではないでしょうか。
桜というと造幣局の通り抜けをはじめとして日本各地に様々な名所があることでしょうが、岩国市内にも錦帯橋周辺の桜や錦川沿いの桜のトンネル、山代の道沿いで1本だけひっそりと咲く趣のある桜、樋余地(ひよじ)の里で春ののどけさを感じる桜等、いろいろあります。
今回は、桜のトンネルです。
上の2枚は市道川西1号線、下の2枚は市道山手町26号線です。どちらも錦川の土手道で、道の両側に桜が植えられています。
昔は、土手に桜を植えると、桜を見に多くの人が来て土手が踏み固められて強くなるので植えたなどという話を聞いたことがありますが、道路が舗装された現在では、人が踏み固めなくても大丈夫で、反対に車がひんぱんに通るために、のんびりと落ち着いて桜を見上げることも難しくなったのではないでしょうか。
また、桜の木も花が咲くひと時だけは美しい景色を創ってくれますが、葉が茂ると毛虫が付き易く、枝が張ったら車が通りにくい、葉が枯れると落葉に困ると、苦情の種に尽きません。
それでも、花が咲いた時の美しさは、それらを忘れさせてくれることでしょう...