道路こぼればなし2
2.舗装
今回は、この写真を紹介します。
この写真は、昭和41年頃の横山三丁目地内市道です。今から50年前になります。まだ道路は舗装されていなくて、大きな水溜りが道路の真ん中にあり、通るのにさぞや不便だったことでしょう。
現在では、この辺りの道路はすべて舗装され、風景も全く変わっていますが、いつ頃からこのような未舗装の道が少なくなったのでしょうか。
岩国市道の舗装率は、現在90.8%(平成28年3月31日時点)です。平成の合併後となる平成18年度末の舗装率が88.3%(平成19年3月31日時点)ですので、9年で2.5%進んだことになります。
昭和40年頃の岩国市の舗装率が載った資料が見つかりませんでしたので、山口県の舗装率で言いますと、昭和40年頃に10%程度であったものが、昭和46年頃には50%を越え、昭和52年頃には約90%となり、わずか10年余りの内に一気に舗装が進んだ事が分かります。(「山口県の道路」2011 資料編より)
今となっては、舗装されているのが当たり前のように思われる道路ですが、半世紀前には、舗装された場所の方が限られていたとは本当に驚きです。
ちょっと先になりますが、8月10日は道の日です。今では当たり前と思われるかもしれませんが、舗装された道路のありがたみを、その日には少しでも思っていただければと思います。