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岩国市における文化的景観の取組

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年10月11日更新

文化的景観とは

 文化的景観とは、地域固有の自然の中で、人々の生活・生業が脈々と続くことによって形づくられた景観地のことです。文化財保護法で、「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの(文化財保護法第2条第1項第5号)」と定義されています。

 日本の多様な気候風土の中で、人々は、地域の自然と関わりながら生業を立て、生活を営み、長い年月をかけてその土地ならではの特徴的な景観を築きあげてきました。このような景観は、身近であるがゆえに、その良さに気づかれることなく失われつつあります。

 このような歴史と風土に根ざした暮らしの景観は、日本の文化を理解する上でとても大切であり、 文化財保護法では、こうした景観を受けつぐ土地を「文化的景観」とし、文化財の一つに位置付けています。

 なお、文化的景観の中でも特に重要なものは、都道府県または市町村の申出に基づき、国が「重要文化的景観」として選定することができます。

 全国の重要文化的景観の選定状況は、文化庁のホームページ<外部リンク>をご覧ください。

岩国市における文化的景観の取組

 山口県東部を流れる錦川の下流域では、関ヶ原の戦いの後に岩国に移封された吉川広家公による城山への城の選地、その麓への城下町整備、そして江戸時代を通じて沿岸部に向けて繰り返し行われた開作により、現在に繋がる基盤が整えられました。

 また、錦川の両岸に跨る城下町を結ぶために延宝元年(1673)に架けられた錦帯橋は、江戸後期から多くの来訪者を生み、地域において来訪者に向けた生業をもたらしてきました。
こうして長年に渡る歳月と人々の営みの中で、現在の景観が育まれてきました。

 本市では、錦川下流域における文化的景観の価値を明らかにするため、錦川下流域を対象として文化的景観に関する調査を進め、平成31年(2019)3月、「錦川下流域における岩国の文化的景観保存調査報告書」として取りまとめました。

 調査を踏まえ、錦川下流域の都市域を象徴する文化的景観である、岩国城下町を中心とした範囲について「錦川下流域における錦帯橋と岩国城下町の文化的景観保存活用計画」を策定し、令和3年1月、国に重要文化的景観の選定についての申出を行いました。

 市の選定申出後、文化庁文化審議会は、同審議会文化財分科会の審議を経て、令和3年6月18日(金曜日)、「錦川下流域における錦帯橋と岩国城下町の文化的景観」の重要文化的景観の新選定について文部科学大臣に答申しました。

 令和3年10月11日(月曜日)、国の重要文化的景観に選定されました。

○錦川下流域の文化的景観の範囲と象徴的景観地

錦川下流域の文化的景観の範囲と象徴的景観地

○重要文化的景観の選定範囲 (保存活用計画の対象範囲)

計画対象区域

○重要文化的景観の選定範囲の5つの景観単位

景観単位

○城山から錦川下流域を眺める

城山からの景色
 

○錦帯橋袂 橋本町のまちなみ

橋本町のまちなみ
 

○岩国地区 本町通のまちなみ

本町通り

 

○横山地区 御土居の堀割

御土居

 

○横山地区 旭町のまちなみ

旭町の住宅

 

○錦帯橋下河原と桜

錦川の桜 IMG_9288

 

○刷物や絵画に描かれてきた錦帯橋の構図

下流視点場からの眺め IMG_7551
 

 


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