地価が下がっているのに土地の税額が上がるのは
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年12月1日更新
質問
地価が下落しているのに、税額が上がるのはおかしいのではないでしょうか。
答え
宅地の評価額は、以前は地価公示価格の2~3割程度で、地域的にもバラツキがありましたので、評価額の均衡を図るため、平成6年度から全国一律に地価公示価格等の7割を目途に引き上げられました。
しかし税額については、評価額が急激に上昇した場合であっても、税負担の上昇が緩やかなものになるよう、課税標準額を徐々に上げていく負担調整措置が講じられています。
地価が下落する中で税負担が上昇する土地は、本来の課税標準額に比べるとまだ現在の課税標準額が低いため、負担調整措置により本来の課税標準額に向けて上昇過程にあるものです。したがって、これは課税の公平の観点からみてやむを得ないものと考えられます。