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ミニ企画展について

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年9月29日更新
岩国学校教育資料館の所蔵資料から、テーマに沿った数点の資料を「ミニ企画展」として展示しています。1階常設展示室のケースという限られた場所ですが、ぜひご覧ください。

また、随時体験イベントも開催していますので、お気軽にお申し込みください。

ミニ企画展「岩国を愛した作家 宇野千代」

  宇野千代は、明治30年(1897)、山口県玖珂郡横山村(現在の岩国市川西)で生まれ、岩国尋常小学校(現在の岩国小学校)で小学生時代を過ごしました。大正10年(1921)、24歳の時、「時事新報」の懸賞小説に一等で当選し、作家活動を始めます。生涯を通して多くの著書を残していますが、中でも長編小説『おはん』は、映画化やテレビドラマ化もされ、千代の代表作となりました。この小説は、千代が過ごした時代の岩国の町が舞台になっており、「臥竜橋」や「大名小路」(大明小路)など、実在する橋や通りの名前も登場します。
 また、雑誌の編集者や着物デザイナーとしての顔も持っていた千代は、晩年まで精力的な活動を続けました。そのような多忙な中でも、昭和49年(1974)に川西の生家を改築してからは、98歳で亡くなるまで度々岩国に帰省しており、故郷への思いの強さがうかがえます。
 今回のミニ企画展では、岩国にまつわる千代に関する資料を中心に紹介します。この岩国学校教育資料館の建物は、千代が通った岩国尋常小学校の校舎の一部でした。千代の学んだこの場所で、岩国を愛した作家に思いを馳せながらご覧いただけると幸いです。​

会場

岩国学校教育資料館 1階常設展示室 手前ケース内(入館無料)

会期

令和7年10月19日(日曜)~令和8年1月12日(月曜・祝日)

休館日:毎週月曜(祝日の場合、次の平日)​、12月29日(月)~1月3日(土)は年末年始休館​