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市指定有形文化財 宇佐八幡宮神殿

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月16日更新
(種別)建造物 (指定)昭和55年10月1日 (所有者)宇佐八幡宮
 三間社流造・銅板葺で、棟札によると弘化元年(1844)手斧始めを行い、16年後の万延元年(1860)清祓並びに正遷宮を行っている。
 妻飾を紅梁(こうりょう)、両脇に叉首棹(さすさお)を備えた太瓶束とし、斗楠は平三ッ斗隅連三ッ斗で全体としては古式を保つが縁は腰組として三手先(みてさき)の挿肘木でうける。
 また、蟇股(かえるまた)・木鼻の絵様、繰形彫刻にはやや稚拙な趣があり、時代相をうかがわせる。庇の繋虹梁が身舎柱上で大斗と組み合って持ち出されている手法は珍しい。
正面の飛檐垂木を新材としているが、外に大きな改造がなく、年代の明らかな幕末期の作例として評価できる。
岩国市教育委員会「岩国の文化財」から引用
宇佐八幡宮 1
宇佐八幡宮 2
宇佐八幡宮 3
宇佐八幡宮 4
宇佐八幡宮 5
宇佐八幡宮 6