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市長記者会見「岩国駅東西自由通路等及び橋上駅舎の着工について」(平成27年10月27日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年10月27日更新
  • 日時 平成27年10月27日 13時~
  • 場所 31・32会議室(3階)
  • 担当課 秘書広報課広報班

市長 岩国駅東西自由通路等及び橋上駅舎の着工につきましては、すでに報道通知をさせていただいておりますが、今日改めて私のほうからご説明させていただきます。
駅舎のバリアフリー化や、東西自由通路の新設、東西駅前広場の再整備などを中心とした、岩国駅周辺整備事業は順調に進んでおり、このたび11月1日から仮駅舎が使用開始されることとなりました。
お配りした「岩国駅仮駅舎案内図」の資料にありますように、仮駅舎は既存の建物を改修したもので、西口は現在よりも南側に改札口が移ることになります。なお東口は、自由通路や橋上駅舎が完成するまで今までどおりです。
仮駅舎の使用開始により、いよいよ東西自由通路等と橋上駅舎の本体に着工ということになります。本日は、完成イメージ図を大きく引き伸ばしたものもご用意しておりますので、こちらをご覧いただきながら、私のほうから少し補足説明いたします。
イメージ図ですが、西口、東口、自由通路内観と3つご用意しております。いずれのデザインもJRさんの多大なご協力のもと、岩国市のデザイン会議の案をしっかりと踏襲しており、バリアフリーや機能性への配慮はもちろんのこと、本市の玄関口にふさわしく、多くの方々を広くお出迎えし、またお見送りする大きなエントランスと、大きな屋根が印象的なものとなっています。
まず西口ですが、駅をご利用の方々や自由通路を使って東西を行き来される皆さんは、右手の大きなエントランスの階段やエスカレーター、あるいはその左手のエレベーターを使って2階まで上がっていただきます。改札口は、このイメージ図では見えていませんが、2階に上がって線路側に向かって進んでいくと、すぐ左手に位置することになります。また2階に上がるには、左手の階段と通路から、中2階のコンコースデッキを経由して行くこともできます。建物の一番左手の1階が、バス待合所・観光案内所などの「岩国市のスペース」で、1階のそのほかの部分はJRさんの店舗、2階の一番左手は駅施設、その右手のガラス壁面の部分はJRさんの店舗となります。なおエントランスの階段下あたりには、市のトイレを整備することにしています。
次に東口ですが、こちらはJRさんの施設はなく、市の持ち物である自由通路の東側の出口ということになります。全体のデザインは、市の案をJRさんと一緒にさらに練っていき、西口とできるだけ同じイメージとなるよう配慮しました。1階は、左手に見えているエレベーター塔の奥に市のトイレがあり、2階に上がって改札口や西口に向かう場合は、エレベーターか右手のエントランスの階段、エスカレーターをお使いいただくようになります。東口については、地域の方々のイベント開催時の活用などに配慮し、エントランスの床面をステージのように若干高くしてあり、右手の白っぽい壁面はスクリ-ンとしての活用を見据えた仕様としてあります。
次に自由通路の内観ですが、幅員6mの行き来に十分な広いスペースと、ガラスを多く配した壁面により、明るく快適な空間となるようにしています。このイメージ図は西側から東側を見ている形のもので、改札口はイメージ図に描かれた部分よりもっと左手の側になります。
これらのイメージ図を現実のものにしていくため、いよいよ11月から本体着工していくわけですが、平成29年度末の自由通路・橋上駅舎の完成・供用開始を目指し、今後もJRさんと一致協力して、事業を進めてまいりたいと考えております。
本体着工に伴って、11月9日の午前11時から「岩国駅東西自由通路新設等及び岩国駅橋上化工事安全祈願祭」が執り行われることとなりました。私もお招きいただいておりますが、ほかに設計者や施工者、同社の関係者、さらには国や県、議員、経済界、自治会などの本市関係者の方々もお招きいただくことになっています。会場は以前、駐車場がありました東口の工事ヤード内でございます。
最後になりますが、工事期間中は駅利用者の方々はもちろん、周辺にお住まいの方々、お仕事をなさっている方々には、日中、夜間とご迷惑をおかけいたしますが、市民の皆さまの夢をかたちにする重要事業でございますので、市といたしまして、改めまして皆さんのご理解、ご協力を賜りますようお願いしたいと思います
私からは以上です。

記者 全体事業費は。その内訳は。

市長 全体事業費は、自由通路新設等や橋上駅舎化工事だけでなく、東西駅前広場や東口駐輪場、バス待合所等の岩国市スペース、電光掲示設備等を含めたもので申します。
今後、駅前広場等の実施設計を行う中で明らかとなる予定ですが、現時点では概ね90億円程度となるのではないかと考えています。
なお、これらのうち自由通路新設等工事の協定金額が約31億9,000万円で、
内訳は、自由通路        約23億8,000万円
    地下通路出入口     約5億3,000万円
    西口駐輪場連絡通路  約2億3,000万円
    岩国市スペース      約5,000万円となります。
橋上駅舎化工事の協定金額は、約32億5,000万円です。

記者 駅前広場を含めたすべての事業の完成はいつか。

市長 駅前広場については、今後、各機関とも調整するが、全体の完成は概ね31年度頃になるのではないかと考えています。東西自由通路と橋上駅舎については、平成29年度末の完成を目指しています。1日でも早く完成するよう、関係機関とは協議調整して参りたいと思います。

記者 デザインでどこかお勧めのポイントは。

市長 デザインに関しては、委員の皆さんが熱心な検討をしてきた市のデザイン案を、JRさんの方で概ね反映していただいた外観となっています。
西口を例にしますと、岩国駅はこれまで、地域の開放的な場となっていました。新しい自由通路も、地域に開放し、色々な交流や賑わいの場として活用が可能なスペースも用意しています。また、吹き抜け形状の大きなエントランス部分が特徴の一つと思っています。

記者 素材に岩国産の物を使うとか、意匠に錦帯橋を取り入れるなど考えているのか。

市長 デザイン会議の中で、錦帯橋をイメージする部分があっても良いのではとか、木材を多く使って、温もりのある駅舎にしたらどうかと言う提案もありました。
今回、部材等については木目調の物を使用するなど、色合い的な配慮はされています。しかしながら、岩国にも色々な顔があるので、錦帯橋そのものを駅のイメージに当てはめるのは遠慮しようという結論でありました。

記者 来月から本格的に着工ということで、意気込みをお願いします。

市長 安全祈願祭の後には、本体着工となりますが、工事が安全に、滞りなく進捗して、1日も早い完成を見たいと思っています。
岩国駅周辺では、中心市街地の賑わいづくりとして、国から活性化基本計画の認定をいただいています。その計画でも、岩国駅は本市の玄関口であると同時に、中心市街地の中においても、重要な位置付けがされています。
市としては、橋上駅舎・自由通路の完成と同時に、周辺の賑わいづくりと相互的にリンクさせながら、本市の中長期的な活性化に向けて頑張っていきたい。
いよいよ、市民の夢が形になるということで、今後、ソフト事業も含めて、商店街をはじめ関係者の方々と知恵を出して頑張っていきたいと思っています。

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