•日時 令和5年2月14日 13時30分~
•場所 全員協議会室
市長
本日は、「市議会3月定例会の提出予定議案」と「令和5年~7年度のまちづくり実施計画」について、お話しをさせていただきます。最初に市議会3月定例会に提出する案件は、諸般の報告が1件、報告が3件、諮問が5件、議案は45件でございます。それでは、主なものについて その概要の方をご説明させていただきます。まず、報告第1号であります「令和4年度の岩国市一般会計補正予算の専決処分の承認について」でありますが、こちらの方はポンプ場改修事業のうち装束ポンプ場改修工事に係る 繰越明許費の設定を行った専決処分について報告をして、議会の承認を求めるものでございます。次に、議案第1号の「令和4年度一般会計補正予算」でありますが、こちらの方は衆議院山口県第2区選出の議員が辞職したことに伴い、令和5年の4月23日に行われます補欠選挙に係る経費を計上するものでございます。続いて、議案第2号の「令和4年度一般会計補正予算」と、議案第3号から第8号までの「各特別会計」の補正予算は、退職手当の追加計上等に伴う人件費の調整や決算見込みに合わせた諸経費の調整などを行っております。次に、「令和5年度の一般会計予算」と、議案第11号から第19号までの「各特別会計予算」は、こちらの方は午前中にお配りした「予算の概要」に沿ってご説明をさせていただきます。まず、1ページの予算編成方針でありますが、新型コロナウイルス感染症の影響が 長期化することなどに伴い、税収等の見通しが 不透明な状況が続くと見込まれる中、予算編成に当たりましては、財政計画の基本方針であります「将来負担の軽減」を堅持しつつ、第3次 総合計画に基づく事業を実施することを基本方針としました。2ページの予算規模でありますが、一般会計は、733億2,000万円、また、特別会計は、全体で355億5,080万円となります。続いて、3ページからの歳入の状況でありますが、まず市税は、186億4,040万円、地方交付税は、161億6,400万円、国庫支出金は、136億1,228万3,000円、繰入金は、44億4,182万5,000円、市債は、56億4,440万円、などとしております。6ページからの歳出の状況でありますが、まず総務費は、115億2,502万1,000円で、本庁や総合支所等の窓口において、市税、保険料、手数料等の収納方法にキャッシュレス決済を導入するための経費などを計上しております。また、特定防衛施設周辺整備費では、1歳児を対象とした健康診査に係る 経費などを新たに計上するほか、再編関連特別事業費では、こども医療費の助成経費などを計上しております。さらに、米空母艦載機部隊配備特別事業費では、岩国駅前南地区市街地再開発準備組合が、岩国駅西口において整備を進め 再開発ビル内に予定をしている、にぎわい創出施設の整備に係る経費などを 計上しております。次に民生費は、243億6,157万2,000円で、運転免許証を有しない 75歳以上の高齢者に対し、タクシー利用券を交付する高齢者活き行きサポート事業に係る経費のほか、妊娠届や出生届を行った妊婦等に対し、経済的支援を行うための経費などを計上しております。次に衛生費は、62億3,334万9,000円で、先ほど申し上げました妊婦等への経済的支援と一体的に行う面談や情報提供等の伴走型支援に係る経費などを計上しております。次に農林水産業費は、19億2,399万円で、森林経営管理事業をはじめとする 森林環境整備基金を活用した事業に係る経費や、岩国市漁業協同組合が実施する 小型定置網の整備に対して支援をする経費などを計上しております。商工費は、13億4,466万4,000円で、本市観光の目指すべき方向性を定める観光振興計画の策定に係る経費や、首都圏のテレビメディアにおける地域活性化のための情報番組を通じ、岩国ブランドの魅力を発信するための経費などを計上しております。土木費は、115億9,149万6,000円で、錦帯橋周辺に新たな観光駐車場の整備を行う街なみ環境整備事業に係る経費や、黒磯地区いこいと学びの交流テラス整備事業に係る経費などを計上しております。次に教育費は、64億8,500万円で、小・中学校のトイレ改修事業や岩国北部地域給食施設整備事業に係る経費を計上するとともに、岩国城下町地区の魅力を、訪れた方に分かりやすく紹介をする(仮称)錦帯橋ビジターセンターの整備に係る経費などを計上しております。災害復旧費は、10億1,067万3,000円で、昨年の台風14号により被害を受けた、農林水産施設や土木施設の災害復旧事業に係る経費などを計上しております。60ページからは、各特別会計の概要となっております。まず、錦帯橋の管理特別会計は、錦帯創建350年記念事業に係る経費などを計上しております。予算関係の主な説明は以上となりますが、令和5年度予算は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化することなどに伴い、厳しい財政状況が想定される中にあっても、有効な財源を活用しながら、黒磯地区いこいと学びの交流テラスの整備や、横山ポンプ場の改築、中央公民館の整備などの大規模事業を、着実に進めていくものとしております。また、妊娠期から出産・子育て期において実施する経済的支援や伴走型支援のほか、高齢者や障害者の方々に対する各種支援、医療提供体制の堅持、ICT技術を活用したデジタル化の推進など、誰もが心豊かに暮らし続けることができる「岩国」の実現のため、皆様と「ともに」歩んでまいります。続いて、その他の主な議案についてでありますが、議案第25号「岩国市犯罪被害者等支援条例」は、犯罪被害者等の支援に関する基本理念を定め、市や市民、事業者の責務を明らかにし、犯罪被害者等の支援に関する施策の基本となる事項を定めることにより、施策を総合的に推進し、犯罪被害者等の 権利利益の保護を図るとともに、市民が安心して暮らすことができる地域社会を実現するため、新たに条例を制定するものであります。議案第26号「岩国市にぎわい創出施設整備基金条例」は、にぎわい創出施設の整備に必要な経費に充てるための基金を設置することにつきまして、新たに条例を制定するものであります。議案第37号「岩国市出産祝金支給条例を廃止する条例」は、国において、妊婦や、0歳から2歳の乳幼児を養育する 子育て家庭への「伴走型相談支援」の充実を図るとともに、「出産・子育て応援給付金」として 妊娠届出時と出産届出時にそれぞれ5万円、計10万円相当の経済的支援を一体として実施する補助事業が創設されたことを受け、本市の出産・子育てに係る給付金の支給事業の見直しを行うことに伴い、岩国市出産祝金支給条例を廃止するものです。見直し後は、1歳6か月時と3歳6か月時の幼児集団健診を受診し、相談・支援をした幼児の養育者に対して、本市独自に、それぞれ5万円、計10万円を給付したいと考えております。続いて、議案第35号「岩国市営住宅条例の一部を改正する条例」は、周東の沖原団地に中層耐火構造3階建て1棟26戸を新たに供用開始することに伴い、規定の整備を行うものであります。続いて、議案第44号「市道路線の認定について」は、国が行う藤生長野バイパスの整備に併せて実施するアクセス道路整備事業や開発行為に伴う新設道路を市道路線に認定することについて、議決を求めるものであります。次に、「令和5年度~令和7年度まちづくり実施計画」について、これは資料に基づいて、説明させていただきます。この「まちづくり実施計画」は、来月に公表予定の「第3次岩国市総合計画」に基づき、向こう3年間の投資・政策的事業を、効果的に実施していくために策定をするものであります。この策定に当たりましては、「第3次岩国市総合計画」の7つの基本目標を重点施策とするとともに、「第2次岩国市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づく、地域活力の向上と人口減少の抑制に向けた取組についても、この計画へ反映させることとしております。具体的な事業の選定に当たりましては、今後の財政状況を踏まえ、重要度、緊急度、事業効果等を考慮して、事業の絞り込みを行いました。今回策定の計画へは324事業を掲載しており、そのうち新たに掲載する事業は94事業となっております。時間の都合から、個別の説明は 省略させていただきますので、詳しくは、配布の資料をご覧いただければと思っております。また、事業につきましては、7つの重点施策ごとに、主な事業と、そのうちに新規掲載事業については下線付きで掲載をしております。また、この「まちづくり実施計画」は、本日の発表の後、市のホームページにて公表することとしております。以上、この「まちづくり実施計画」は、第3次総合計画で将来像として掲げる『ともに歩み、ともに創り、ともに輝く、交流とにぎわいのまち岩国』を実現するための 具体的な計画でありまして、大変重要なものでありますので、しっかりと財源を確保しながら、着実に進めてまいりたいと考えております。以上で、説明の方を終わります。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)