市長
本日は、「新型コロナウイルス感染症の感染状況とワクチンの3回目の追加接種について」お話しをさせていただきます。本市においては、昨年、11月9日を最後に、感染者0人の状況が続いておりましたが、先月23日に、本市ではじめてのオミクロン株の感染者が確認されて以来、昨日の時点でございますが1,249人の方が感染者となっているところであります。なお、山口県の公表によりますと、現状では、感染者の9割以上がオミクロン株ということでございます。ご案内のとおり、オミクロン株については、その感染力の強さが特徴であるとされていますが、一方で、軽症・無症状の方がほとんどでありますので、万が一、風邪などに似た症状がでたときは、登園・登校や出勤、または不要不急の外出を控え、早めに医療機関を受診していただくようお願いします。オミクロン株は、無症状の方が多いという特徴から、意識しないままに感染を拡げてしまうという可能性がございます。これへの対処として、先月30日から、無症状で感染に不安のある方に対しまして、広くPCR検査を実施しております。18日までで、来場型でいえば7,935人の方が受検されておりまして、配布型では2,198人の方へ検査キットを配布したところでございます。また、感染の急拡大に対応するため、市民や事業所単位での受検希望者に対しまして、PCR検査キットの配布や、配布場所までお越しになることが困難な方には、郵送による配布もしておりますので、是非、無症状で不安のある方は、ご利用いただきたいと思っております。さらに、本市は、このたびの急激な感染拡大を集中して抑え込むため、1月9日から31日までの間、国の「まん延防止等重点措置」の適用区域となっているところでございます。この内容につきましてはこれまでと同様、県との緊密な連携のもと実行し、共にこの難局を乗り越えていきたいと考えております。市民、また飲食店などの事業者におかれましては、当該重点措置によりまして大変なご負担をおかけしておりますが、この措置が、一刻も早い感染拡大収束に必要不可欠であることにつきましてご理解とご協力をいただいておりますことに対しまして感謝申し上げるところでございます。なお、本市は、年明けすぐに、今月9日に開催予定でありました「成人式」の延期を決定し、また、公共施設の利用制限、市主催のイベント等の開催延期等についても、独自に決定をしてきたところでございます。こうした対策を、早めに行ったことで、感染者数は、日々上昇を続ける状況には至らなかったものと思っております。今後とも、市民、事業者の皆さんには、感染拡大防止のため、重点措置へのご協力のもと、一層の基本的な感染防止対策の徹底をお願いするところでございます。次に、3回目追加接種でございますが、12月から開始した医療従事者等への追加接種につきましては、着実に実施しておりまして、今月中には完了する見込みでございます。また、今月7日からは、感染拡大の発生リスクのある高齢者施設等の従事者や重症化リスクが高い入所者への前倒し接種を実施をしております。さらに、2月1日からは、広く65歳以上の高齢者に対する前倒し接種が可能となるため、今月の上旬から、順次、接種券を郵送しているところでございます。ワクチンの追加接種は、新型コロナ感染症への感染防止施策として、極めて重要なもののひとつとして認識しております。今後とも、医師会等医療関係者のご協力をいただきながら、スピード感を持って確実な接種を進めてまいりたいと考えております。次に、追加となりますが、基地に関連して、「コロナに打ち勝とう」というポスターについてと住宅防音工事に係る事務所・店舗等の実態調査についてお話しさせていただきます。 まず、「コロナに打ち勝とう」ポスターについてですが、これでありますが、まずこのポスターについてでありますが内容は、「みんなで力を合わせてコロナに打ち勝ちましょう」そして、「マスク・手洗いをし、ソーシャルディスタンスを保ちましょう」ということで日本語と英語で表記しております。これは市民だけでなく、米軍関係者へも呼びかけて同じ地域に住む住民同士、同じ方向を向いて一日も早い収束を目指していこうという思いでございます。市議会のほうから提案がございまして、市としてもその趣旨に賛同したことから、市と市議会の連名とさしていただいたとこでございます。Together We Can Beat The CORONAVIRUS!! Iwakuni City and Iwakuni City Council Don’t Forget to Wear a Mask, Wash Your Hands& Keep Social Distancing ということでございます。この印刷部数は約3,000枚、市内のスーパー、飲食店などの店舗や、民間・公共を問わず、不特定多数の方が利用できる様々な施設等に、幅広く掲示したいと考えております。また、この取り組みにつきましては、すでに岩国基地へも伝えておりまして、すでに基地内及び提供区域内の可能なスペースに掲示していただけるものと思っております。次に国の住宅防音工事に係る事務所・店舗等の実態調査についてでございますが、12月の市議会で、年明けにも実施されるものと申し上げておりましたが、先日、防衛省から事務的な説明があり、基地周辺に所在する事務所・店舗等の実態調査に係る業務の入札公告を今月14日に行い、その後、所定のスケジュールで実施をすることとなりました。2月2日に入札の締め切り、2月3日開札、と聞いております。この内容につきましては、中国四国防衛局のホームページにも掲載しているとのことでございます。事務所・店舗等の防音について、今後の施策の検討に向け、国が予算を確保した上で、具体的な作業を開始されましたことは、制度実現への大きな一歩であると受け止めております。国におかれましては、調査の中で、実状をしっかりと把握していただきたいと考えております。私の方からは以上です。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)