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市長記者会見「市議会7月臨時会提出予定議案について」(令和2年7月30日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年7月30日更新
  • 日時 令和2年7月30日 11時30分~
  • 場所 政策審議室

市長 本日は、「東小学校 中学校 校舎の完成」と「錦帯橋へのバイク進入事件」についてお話しします。まず、「東小学校 中学校 校舎の完成」についてですが、東小学校と東中学校の校舎は、老朽化に伴い改築を行うにあたり、両校の敷地が隣接していることから、施設一体型の校舎を小中一貫教育のモデル的な施設として整備することとなりました。平成28年度に基本設計、平成29年度に実施設計を終え、平成30年度から校舎の建設工事に着手し、今月22日に新校舎が完成いたしました。建設途中には、不発弾の処理や新型コロナウイルス対策など、様々な困難もありましたが、無事に完成へとこぎつけることができました。新校舎は、地上3階、鉄筋コンクリート造りで、延床面積は、14,083.38平方メートル、校舎建設事業費は、約59億円です。今後、プール・部室棟の建設、旧校舎の解体やグラウンド整備を行い、令和3年12月末までに全ての事業を終える予定で、全体事業費は、約75億7千万円となる予定です。校舎の配置についてですが、新校舎やアリーナは南側の敷地に位置していますが、道路で分離された北側のグラウンド等を連絡橋でつなぐことで、子供たちに安全で使いやすい配置としています。また、新校舎は斬新な設計で、子供たちがワクワクして学べるよう、様々な工夫がなされています。特に2階・3階は、階段形状の教室などや図書室にも見られるように、小学生と中学生が共同で生活できるレイアウトになっています。若干写真を4枚、パネルを持ってきておりますが、まずこちらは連絡橋が写っております。向こうが教室ですね。教室も黒板のあたりが変わったレイアウトになっております。また、木で非常に温かみのある教室になっております。こちらは図書室ですね。これから書籍が入ってまいりますがこういった共用スペースがあります。あちらは体育館でありますが、屋根の形状が非常に斬新なデザインになっております。この新校舎を活用し、本市が取り組む小中一貫教育のカリキュラムを進めるため、小中合わせて9年間を「4・3・2」という指導区分に分け、それぞれで「つけたい力」を目標として立てることとしています。また、9カ年の学びを意識するため、校内では、中学1年生から3年生を7年生、8年生、9年生という標記にしています。
次に、東中学校区内4校の、小瀬小学校、装港小学校、東小学校、東中学校の小中一貫教育の愛称となる学園名を披露いたします。学園名は、こちら「岩国ひがし学園」です。この愛称は、4校の学校運営協議会委員や教職員で協議し、20以上の候補名の中から決定したものです。今後は、「岩国ひがし学園東中学校」「岩国ひがし学園東小学校」などの通称名を使うことになります。児童生徒や保護者の方々が誇りに思い、また、地域の方々が日常的に足を運んでいただける、地域に親しまれ、地域とともにある「岩国ひがし学園」を目指していきます。なお、この学園のマスコットキャラクターの名称は、「アイちゃん」です。こちらは児童生徒から応募のあった中から選び、
平成30年度に学園名に先行して決定しています。最後に、新校舎の完成を記念し、開校式を9月1日に行いますのでよろしくお願いします。
次に、「錦帯橋へのバイク進入事件」についてお話します。ご承知のとおり、7月17日、18時40分頃、錦帯橋をバイクで進入するという、誠に由々しき事件が発生し、報道各社の皆さんには大きく取り上げていただいたところです。本件につきましては、多くの皆様にご心配をおかけしましたが、被疑者が逮捕されたことを確認し安堵しております。捜査にご尽力いただいた関係者各位に感謝いたします7月18日にお知らせした後の市の対応ですが、錦帯橋の毀損状況について、文化財保護法に基づく「史跡、名勝、天然記念物き損届」を作成し、7月20日付で山口県教育庁を通じて、文化庁に提出しております。錦帯橋の復旧に向けた対応としては、7月28日に改めてタイヤ痕の状況調査を行い、橋板へのタイヤ痕が時間の経過とともに、どのようになっているか確認しております。本日お配りした資料で、タイヤ痕が付着した橋板の現状をお知らせいたします。今後、復旧方法の選定にあたり、橋板の状況をみながら、文化庁、山口県と協議し、名勝である錦帯橋の文化財としての価値を損なわない方法を検討してまいりたいと考えています。警察におかれましては、被疑者逮捕後も捜査が継続されていると伺っておりますが、この度の事件は、市民の誇りであり、かつ、宝である錦帯橋に対する許しがたい行為であるため、引き続き、捜査に協力してまいります。また、事件を通じて、市民の皆様はもとより、全国から、「錦帯橋をこよなく愛するお気持ちや、多くの励ましのお言葉」を頂戴いたしましたこと、心より御礼申し上げます。こうした皆様の錦帯橋への熱い想いを、改めて深く受け止めたところであり、引き続き、市民の宝である錦帯橋の保存管理にしっかり取り組んでまいります。私の方からは以上です。

記者 日刊いわくに塩村です。確認ですけどマスコットキャラクターアイちゃんのアイは漢字か平仮名かカタカナかの確認と今後のスケジュールで新校舎での始業式等のスケジュール等を教えてください。

市長 はい。マスコットキャラクターの名称のアイちゃんのアイはカタカナでよかったですよね。私の原稿はカタカナになっておりますが。カタカナでアイちゃんでよかったですよね。あと詳細なスケジュール分かりますか、9月1日の式典以外の学校の関係でしょ。始業式とかね。

教育次長 スケジュールです。授業がですね、8月24日が中学校の登校日、25日が小学校の登校日ということで登校開始になります。8月26日水曜日が始業式となります。それから授業を行って9月1日が開校式という流れになっております。

記者 山口放送です。錦帯橋なんですけど日が経つにつれてタイヤ痕が少なくなってきているのは何かこう、雨とかで落ちたのでしょうかそれとも市の方が除去されたものなんでしょうか。

市長 復旧方法についてまだ定まっておりませんので人為的な手を加えているものではございません。これまでの最近の雨とかですね、平時も多くの方が錦帯橋を渡られておられますのでその辺でこれまでついておりましたタイヤ痕がかなり薄くなっている部分も見受けられるという風に捉えております。

記者 タイヤ痕以外にちょっとこう、タイヤが通ったところがくぼんでいるというかちょっと木が曲がったりしている部分がありますが、その辺の被害の状況と市長として改めて今回の事件に対する思いを教えていただければと思います。

市長 市民の誇りであり宝であります錦帯橋についてですね、バイクで渡るという由々しき事案であります。非常に憤りを感じております。その中で今回、タイヤ痕、またいろんなですね、錦帯橋に大きなそういった傷等がですね一部確認もされております。今後その辺の復旧をですね、どういった形でやったらいいかということを文化庁等の指導もいただきながら適切に対応していきたいと思っております。また、当日は18時40分ごろでありまして、カメラ等で確認いたしましたら渡橋者がおられたそうでありますので、そういった一般の方々、観光客含めてそういった方々に、大きな事故にもですね、接触事故にもつながりかねないような事案であったという風に思っております。2度とこういったことがないように市としてもいろいろな対応策、今は臨時的に車、バイク、自転車等の乗り入れは禁止というですね、当面、今、カラーコーンで表示をして立てておりますが、カラーコーンも色的にそぐわない感もありますので、今後しっかりとした注意喚起も考えていきたいという風に考えております。

記者 山口新聞湊です。今の錦帯橋のバイクの事件に関連いたしますが損害を受けた部分について容疑者に損害賠償を請求する考え、今のところ方向性としては決まったものはございますか。あれば教えてください。

市長 錦帯橋条例というものがありまして、そちらの12条に故意又は過失により、錦帯橋を破損し、又は汚損した者は、まあ汚したものは、その損害を賠償しなければならないといった条項があります。これに基づいて市とすれば損害賠償を請求したいという考えであります。現時点で具体的にその積算のところまでは至っておりませんが、今後修復方法等も定まればその時点で金額的なものも詰めていけるという風に思ってますので、市とすればそういった条例にのって損害賠償請求を考えているところであります。

記者 日刊いわくに塩村です。先日20代女性がコロナウイルスに感染、とあったんですけどその方のその後の情報、特に行きについては新幹線と福岡空港を使っているとありますが、沖縄からの帰りの行動歴等がまだ情報提供がないんでその辺の調査をどのように進めているかということというのが1点。それと昨日県内で発生された男性の方も沖縄旅行で感染されてます。で、福井県のほうでも沖縄旅行をされた方が感染したということが確認されているんですけど、そうすると岩国錦帯橋空港のコロナウイルス水際対策が重要になってくると思うんですけど、現時点でまだサーモグラフィ等の設置も検討中というすごくこう曖昧な感じですが、そういう水際対策の強化というのをどのように考えていらっしゃるかというのをお聞きします。

市長 まず岩国市での第4例目の方についての情報でありますが、これまでの行動歴につきましてはすでにご承知のとおり、7月22日から25日の間、県外の知人の方と沖縄旅行に行かれて25日に岩国のほうに帰宅と、そして翌日の26日に発熱がありPCR検査を受けて陽性が確定したというところでありまして、行動歴等につきましては我々が知りえている情報といたしましては、今のご質問では帰りのことですね。行きのほうは省かせてもらいますが、帰りは新岩国駅のほうで、新幹線を下車しましてそこからは家族の車でどこにも寄らずに帰宅ということで確認をしております。そして帰りの新幹線では座席の周りには人はいなかったということであります。マスクの着用はしていたということも聞いております。そしてご家族の方につきましても濃厚接触者ということでその後PCR検査をされまして、ご家族につきましては陰性であったということで報告を既にさせていただいております。以上がこれまでとしても情報としてありますが、それ以上のものはありません。錦帯橋空港については既に光触媒の散布、吹付は終了しております。そして今、県の仮の予算での設置なんですが次亜塩素酸の噴霧器をすでに予定をしておりますが、どうもこの次亜塩素酸の噴霧器の納入が結構時間がかかりそうだと聞いております。我々もすぐに8月に入ったら設置されるのかと思っておりましたが10月以降になりそうだということをちょっと聞いておりますがなるべく早めにそういった、今の光触媒、次亜塩素酸そういった噴霧等そして同じくサーモグラフといいますか、非接触型の検温装置たるものをこちらのほうも県の予算で整備をされると空ビルのほうから聞いております。時期についてはちょっと私確認しておりませんが、担当のほうで聞いておれば。

産業振興部長 時期についてはなるべく早く購入したいとは聞いておりますが、相当注文が殺到している状況なので8月中旬ぐらいにはサーモグラフィのほうは購入できるんじゃないかということは聞いております。

記者 コロナの経済対策の一環なんですけど全国の自治体、県内でも各市が独自のガイドラインを作って飲食店にそのガイドラインを守っているところに安全ステッカーなるものを作って店舗の前に貼って市民、地域の人に安心して食事をしてもらおうという取り組みを進めているんですけれども岩国市としてもそういうガイドラインを作って、安全宣言ステッカー等作るご予定とか考えはありますか。

市長 今、様々な飲食店、公共施設等いろんなイベントとかですねどういった形でやったらいいのかとか、いろいろ、指針といいますか大体の基準的なものは、国の資料もですね、我々が若干わかりやすくアレンジしてアップをさせていただいております。具体的にステッカーを張ることによってお店が安全ですよというところまでは、この時点で具体的には検討には入っておりません。今後そういった飲食関係の団体、そういった経済界のほうからそういった話があれば速やかに市としても対応はさせてもらいたいとは思っております。

保健担当部長 飲食店等のコロナ対策、感染拡大対策についてですが岩国市としたら今、市のホームページにチェックリスト、チェックシートというものを、基本的な感染拡大対策というところでご紹介をさせていただいております。ステッカー等については山口県がそういうことをされている、山口県がやるということを聞いております。ホームページにも載ってらっしゃいます。

市長 だから県のステッカーを貼るということだろう。

記者 市独自のものをやる考えはあるかということです。

市長 当面は県のステッカーを活用するということです。県のステッカー、ちょっと僕もよく見てないんですけど。要は市民の方に対策をちゃんとしてますよということで安心を持ってお店に行ってもらえる。お店のほうもしっかりやっているよということを周知といいますかね。知ってもらうことが大事なんだと思いますのでいろいろな手段、やり方があると思います。総合的に検討させてもらいたいと思います。

記者 中国新聞の永山です。コロナが関西とか東京で増えている中で修学旅行が9月以降、特に中学生が予定されているということでちょっと学校現場に話を聞いてみると結構悩まれているようなんですけれども、市教委の話になるんでしょうけれども、市として修学旅行をどうしていくべきであるかという考えがあれば教えてください。

市長 中学生でいいんですかね。中学生の3年間のいろいろやはり学校行事等もいくつか制限がされております。そういった学生生活の中でのメモリアル的な行事・イベント、これがなかなかできていないということは非常に残念な思いをされているということはわかっておりますし、我々も何とかそこはいい形でできればいいなという思いは常に抱いております。ちょっと話が変わるんですが先般この4連休におきましてもですね、市内の中学校のいろんなスポーツ大会、3年生の最期の大会として各種目が市内のいろんな施設のほうで行われておりまして、これ非常になんとかやれてよかったなあという気持ちで、私も、教育長、職員もそれぞれ現場で観戦をさせていただいたところです。修学旅行につきましてもですね、その時期に状況がどうなるかわからないということもありますが、なかなか難しさも、特に関西方面、関東方面、難しい状況だととらえておりまして、ぎりぎりまで予約とかですね、予約をしていると聞いておりますが、どこかの時期でやむを得ない判断をしなければならないということも想定をしなければいけないとも思っております。そういったときにまったくその修学旅行的なものをしないのかそれよりもまた違った形で移動できないか、安全なところでそういった集団的な修学旅行にかわるようなイベント的なものができないか。これにつきましてはいろんな民間のホテル側とかですねいろんな方々からもいろんな提案をいただいております。そういったときにいろんなキャンセル料とか、事務的なところがありますがなるべくそのぎりぎりまで旅行会社とかいろいろなホテル関係者等とも教育委員会のほうが協議をしているわけでありますので、子供たちにとっていい形でといいますか、できることを想定しながら修学旅行、また、いけることが一番よろしいんですけど行けなくなってもそれにかわるいろんなことを副案としてもっているとこでもございます。教育委員会でなにか補足がありますか。

教育次長 関西方面に行く予定であった学校は九州とかに場所の変更はしておるところなんですが、説明させていただいたように今後の状況見ながら対応していくということであります。まだ、教育長から学校長へはできるだけバス等を使って移動できるような方法を考えねばということも相談している状況です。

記者 昨日、日本政府と在日米軍のほうで米軍関係者のPCR検査を実施するということを正式に発表されていますけれどもこの件について司令官と電話でやりとりは何かありますか。

市長 この件については直接司令官とはやり取りはしていませんが、7月26日付で発表されております。そのあと基地からフェイスブックで発信しておられますので、その辺は自分としても確認はさせてもらっておりまして、今回この在日米軍の指示を受けて岩国基地の中でも同じような措置がされていると思うと理解をしております。直接はやり取りはしておりませんが基地から発信されているそういったフェイスブック、情報等は確認はしております。


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