ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 記者会見 > 市長記者会見「市議会5月臨時会提出予定議案について」(令和2年5月12日)

市長記者会見「市議会5月臨時会提出予定議案について」(令和2年5月12日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年5月20日更新
  • 日時 令和2年5月12日 11時30分~
  • 場所 全員協議会室

市長 それでは本日は「市議会の5月臨時会提出予定議案」につきましてお話しをさせて頂きます。5月臨時会に提出する予定の案件は、報告が3件、議案は1件であります。主なものにつきまして、概要の方を説明させて頂きます。
まず、報告第5号は、地方税法等の一部を改正する法律等の施行等に伴い、固定資産税における使用者を所有者とみなす制度の拡大と現に所有している者である相続人等の申告の制度化等の規定の整備を行ったものでございます。これは専決処分の承認でございます。
同じく専決処分でありますが、報告第6号は、新型コロナウイルス感染症に関する国の緊急対応策を受け、給与等の支払を受けている被保険者のうち、感染された方、又は感染が疑われる方が、療養のため労務に服することができないときに傷病手当金を支給する規定等を追加したものでございます。
次に議案第49号「令和2年度岩国市一般会計補正予算」でございますが、新型コロナウイルス感染症に係る対応策として、国の緊急経済対策を受けて実施する事業及び市独自の対応策として実施をする事業に必要な経費を計上しております。その補正額は175億2,515万9,000円でありまして、補正後の予算規模は888億5,515万9,000円となっております。
それでは歳入のうち、まず国庫支出金は、国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策を受けて実施する事業に係る国庫負担金及び国庫補助金並びに「新型コロナウイルス感染症 対応の地方創生臨時交付金」を、これを合わせて143億5,104万6,000円計上しております。
繰入金は、事業実施に必要な経費の財源として充当するため、財政調整基金とりくずし金を31億7,411万3,000円追加計上しております。
歳出のうち、まず総務費では、公の施設の管理・運営を行う指定管理者に対する支援として、利用料金制を導入している施設等について、市の要請に基づいて休業した期間等の減収分を支援するための経費、3億5,000万円を計上しております。
また、特別定額給付金給付事業につきまして、世帯構成員1人につき10万円を給付する経費として、134億563万2,000円を計上しております。
さらに、市民の皆様におかれましては、感染拡大防止のため、不要不急の外出の自粛など、これまでにない対応をして頂いております。この難局を市民全体で共に乗り越えていくために、市民の皆様の日々の生活を応援することを目的として、特別定額給付金の受給者に対し、世帯構成員1人につき2万円を上乗せして給付する「いわくに特別応援協力金給付事業」を市独自の支援策として実施をいたします。それに係る経費として、26億6,850万円を計上しております。
民生費では、離職や廃業により住居を失った又は失うおそれのある方を対象として家賃費用を給付する「住居確保給付金」について、支給対象の範囲を拡大し、休業等に伴う収入減少により離職や廃業と同程度の状況にある方についても給付金支給の対象とするため、必要となる経費を2,803万8,000円追加計上しております。
また、子育て世帯の生活を支援するため、所得制限を受けずに児童手当を受給する世帯に対し、その対象児童1人につき1万円を臨時・特別に給付する経費として、1億 7,628万 7,000円を計上しております。
労働費では、市内に事業所を有する中小企業者のうち、従業員に対して一時的な休業を行い、国の雇用調整助成金等の支給決定を受けた事業主に対して、休業手当支給に係る事業主負担分を、1人1日当たり2,000円を限度として補助する経費を、これを2億4,016万8,000円計上しております。
次に商工費では、売上高が減少した事業者が、山口県の制度融資であります「新型コロナウイルス感染症対応資金」を利用する際に、中小・小規模事業者は、売上高の減少が前年同月比、5パーセント以上15パーセント未満の場合、保証料の2分の1については事業者が負担する必要がございますが、その負担分を補助する経費2,000万円を計上しております。
また、市内飲食店のテイクアウト料理を、タクシーを利用して配送するサービスを実施する市内のタクシー事業者に対しまして、デリバリー用のバッグの購入費用として、バッグ1個当たり1万円を限度として補助する経費を、事務費を含めまして50万5,000円計上しております。
さらに、市内の飲食事業者、宿泊事業者及び県知事の休業要請に応じた遊興施設や運動施設などの事業者に対して、1事業者当たり10万円の助成金を交付する経費を、1億2,071万1,000円計上しております。
消防費では、庁舎内や災害時の避難所などにおいて、感染を防止するために必要な、マスク、アルコール消毒液、体温計といった備蓄品を購入するための経費を、922万8,000円計上しております。
教育費では、感染症の発生などによる学校の臨時休業等の緊急時におきましても、ICTの活用により子供たちの学びを保障できる環境を実現するため、来年度から令和5年度までとしていた市立小中学校の児童生徒に対する、1人1台端末の整備を、3か年度分、前倒しして実施するための経費として、5億609万円を計上しております。
以上で、一般会計の補正予算についての説明を終わります。詳細につきましては、別添令和2年度補正予算の概要の方をご覧ください。私の方からは、以上でございます。

記者 山口新聞の湊です。最後に説明頂いたICT事業の件でお尋ねしたいと思います。3か年度分前倒すという事で、本年、2か年度でやるという事でよろしかったでしょうか。

市長 ちょっと教育次長の方から詳細を。

教育次長 来年度からですね、令和5年までにタブレット端末を購入する予定でしたが、この補正をもってですね、今年度中にタブレット端末を購入したいというふうに考えておりますので、これ単年度の事業です。

記者 追加でお聞きしますが、児童生徒ですので、中学生、全中学生と全小学生。

市長 小・中。

記者 小・中ですね。だから対象者としては、9千何人台という事になりますか。

市長 人数ですか。今からちょっと詳細の数を申し上げますが、実は岩国市はこれまで既に一部導入をしておりますので、残りの部分を導入という事になりますので、ちょっと詳しいタブレット台数ですね、購入の。7千だったかな。

教育次長 タブレット台数は7,786台です。これまでに既に整備しておりますタブレット端末が1,083台ございます。それにパソコンルームのパソコン等が現在785台ございますので、それを除いた、1人、児童数はそれをすべて足した人数になりますが、それを除いた台数を今回7,786台購入するという形です。

記者 わかりました、ありがとうございます。

記者 日刊いわくにです。今回財源確保で財政調整基金31億、結構太い金額を取り崩してますけど、この取り崩しによって残高はいくらになるんかね。

市長 財政課長から。

財政課長 今時点、令和元年度の決算がまだ出てませんので見込みにはなりますけど、令和2年度末の残高としましては、約21億円という残高を見込んでおります。

記者 中国新聞の永山です。先日の会見の際にですね、既存の事業の組み換えであるとか、検討するという話が出てたんですけど、今回でいうと既存の事業を中断するとかそういった事は発生しないという見込みなんでしょうか。その辺を教えてください。

市長 既にいろんなイベント等、実施できなかった所ももちろんございますが、これから今年度予算につきましては、来年度以降にずらせる事業も含めて、これから精査をしていく段取りにしております。まだ今回も補正予算案の中にはその辺の事業費の減とかですね、その辺はまだすべては盛り込んでおりません。

記者 その他、コロナ関係になると思うんですけど、今政府の方で緊急事態宣言、14日を目途に見直しをすると、特定地域を除いて34都道府県でしたっけ、解除の方向で今動いているんですけど、今岩国市、公共事業等すべて24日まで休館・臨時休館続いていますけど、国の見直しがあった場合それら公共施設の再開時期の見直しっていうのはあるんでしょうか。

市長 国の動向をしっかり注視していく事が必要でありますが、まず現段階では、岩国市においては市の公共施設等は24日まで、25日から通常に戻すという事で、今決めております。ご承知の通り、小・中学校においては、既に7日から午前中のみ今学校再開をしておりまして、学校の方は14日から本来の学校にですね、学校の形態に戻すという事にしておりますが、その辺の14日以降について、市も徐々に解除の前倒し出来るのかどうか、この辺については今後協議していきたいと思っております。

記者 その場合は災害対策本部を再開してっていう事ですか。

市長 そうですね、災害じゃなくてコロナの方ですね、コロナの対策会議をですね、これはもう一度開くか、開かないかにつきましても確定していきたいと思います。

記者 会見に直接関係はないんですが、昨日発生しました市発注の下水道工事の事故ですね。これに関して市長の現在の受け止めと、今後どのように対応していくか、2点お伺いできればと思います。

市長 まず昨日、門前3丁目におきまして、本市発注の下水道工事におきまして、事故等が発生いたしました。まずお1人の方が、作業員の方がお亡くなりになられたという事でございます。改めて心からご遺族の方に対しましても、心から哀悼の意を表したいと思っております。現段階におきましては、事故の詳細について、当局の方から今、事故等の調査等が進んでいると聞いておりますので、その調査をもって、最終の調査を確認して、またコメントさせてもらいたいと思っておりますが、まずはこういった事故がないようにしっかりとした管理体制の中であったというように思っておりますが、このような事故がないように改めて、各部署には徹底していきたいと考えております。

記者 朝日新聞です。事故原因について現在調査中という事ですが、この結果をいつぐらいまでに取りまとめ、どのような形で公表されますでしょうか。昨日は公共事業で残念ながら1人が亡くなり、付近の住民、かなり不安に陥った異常な事態でございました。どのようにお考えですか。

市長 今現在、先ほど申し上げましたように、事故発生の状況と原因の詳細について、今現段階では硫化水素が漏れて、これが原因だというように思われると報道されておりますが、さらに詳細について、現在調査中であると聞いておりますので、調査がわかり次第、また随時適切に報告をさせてもらいたいと思っております。

記者 もう一回聞きますけど、いつまでに調査を取りまとめる方向ですか。

市長 この調査は関係機関の調査がありますので、警察なり、またうちの消防等も入るんでしょうかね、その辺のやはり調査がいつまでっていうのは区切るもんでなくて、速やかに行われると思っておりますが、やはり安全な調査が必要でありますので、二次被害等がないような形で適切に調査されるというふうに思っております。同時に近隣の方々に対しましても、非常に大きな不安を抱かれたと思っておりますので、まずはその今回の硫化水素であろう、この辺の有毒ガスが再度漏れないような、そういった措置が施されることがまず優先だろうと思っております。

記者 硫化水素が再度漏れないように、なぜ漏れたかという原因も含めて、これを結果で取りまとめたら次第、これを速やかに公表するという理解で、受け止めでよろしいですね。

市長 そういうような受け止めで。

記者 わかりました。

市長 ただこの硫化水素ってのは自然の中で、あれでしょ。自然界にあるものですよね、と思うんですよ、自分の認識では。ですからこの原因というのがどこまで正確に出るのか、その辺について時間が要するのかどうか、この辺はちょっと専門ではありませんがその辺もちょっと確認はしてみたいと思っております。

記者 テレビ山口の矢田です。例年FCLPがですね、大体この時期に硫黄島の方で行われると思うんですけど、今年はこれについて何か市の方で情報を受け取っていらっしゃいますでしょうか。

市長 そうですね、今FCLPにつきましては、今現在硫黄島の方で。

基地政策担当部長 FCLPにつきましては、私の方で。現時点ではまだ正式な情報は国の方からございませんが、情報が入り次第速やかにお知らせしたいと思います。ある程度、今、国の方からですね、そういう、市長も申し上げましたけど、そういう情報というのは少しずつは今出てきてはいるんですが、まだお伝えできる段階ではございませんので、正式な情報が入り次第速やかにお伝えします。

市長 大体この時期なんですよね。

記者 いつもに比べてちょっと遅い、例年、大体5月の最初くらいに防衛省の方からあるんだと思うんですが、今年何か遅れてる理由とかって。

基地政策担当部長 その辺も含めてお知らせしていきたいと思いますので、今はしばらくちょっとお待ちください。

記者 すみません日刊いわくに。聞かまぁと思ったんですが、今基地関係が出ていたんで。先日陸上自衛隊のオスプレイが岩国基地に陸揚げされました。海兵隊のオスプレイ同様、岩国基地がいいように使われているような感じがするんですけど、今回の陸自オスプレイの陸揚げについて市長のご感想と今後どういうふうに対応していくのかっていうのをお聞きします。

市長 まず今回、グリーンリッチという輸送船をもって、アメリカ本土から陸上自衛隊の方に配備されるオスプレイの陸揚げが先般行われました。まず今このコロナの情勢においてですね、そういった外国船籍が入港してくるということでありますので、その辺の感染防止対策についてはしっかり徹底されるように、市の方からも、防衛省の方にしっかりと要請を事前にしている所であります。またご指摘のように、これまでも普天間の方にオスプレイが配備されるにあたっても、事前に陸揚げが岩国でなされたという経緯もございますので、そういった事がこれからも度々あってはいけないのではないかっていう事も、市の方から防衛省の方に要請をして、要請と言いますか、その辺を話をしている所であります。今回は陸上自衛隊の方が配備ということでありますが、今、計画では17機というように認識をしております。そのうちの2機が今回岩国から陸揚げされて、そこで整備点検、また試験飛行等がされて、暫定的に木更津に配備だというように聞いております。その辺の今後木更津に行く時期について、今の状況において、定かではないって事を聞いておりますが、この岩国市にとって、大きな負担にならないように、またその整備、試験飛行等についても大きな影響が市民生活に出ないように、これも合わせて防衛省の方に要請をした所であります。


Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)