市長 皆さんおはようございます。今日は、ちょっと緊急に、このたびの豪雨災害による被害状況、また今後の方針、今の現況等について説明をさせていただきますが、今日は、時間は区切っておりませんので、まず、これまでの説明をさせていただいたのちにまた質問を受けたいと思いますが、時間は無制限でやりたいと思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。
まず、改めて今回の平成30年7月豪雨の状況について改めてお話をさせていただきますが、まず、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨となり、中国地方をはじめ各地で甚大な被害が発生したところであります。
我が市におきましては、7月7日の、早朝5時30分時点での24時間雨量が370.5ミリを記録するなど、これまでの観測記録を更新する大雨となりました。これによりまして、岩国市におきましては、2名の方が亡くなられるなど、市内各所で土砂崩れや河川洪水、また浸水など多くの被害が発生いたしました。
亡くなられた方に改めてお悔やみを申し上げますとともに、被災されたすべての皆さまにお見舞いを申し上げます。
また、7月7日未明から急激に勢いを増した降雨により浸水の危険が高まった周東地域の島田川や東川の流域、それに御庄、川西、横山などの地域に対して避難指示を発令したところであります。
その後、島田川など護岸の損壊の報告を受け、堤防決壊の危険があると思われる地域に避難指示を発令したところであります。
続けて、災害対策本部にて各地の被害状況を把握しながら、護岸損壊の危険箇所の応急対応の確認、また孤立した集落がいくつかございましたので、そういった地域などへの救助とか医薬品の提供、これを行っておりました。
7月10日火曜日より総合相談窓口と専用電話を本庁2階と周東総合支所に設置をして罹災証明やごみの処理、また消毒などの総合受付を開始したところであります。
数字でございますが、7月10日から15日までの6日間の相談件数でありますが本庁では115件、周東総合支所では438件、延べ553件の相談等がございました。相談窓口は7月20日金曜の午後7時までの予定であります。
次に、ごみと言いますか災害廃棄物であります、災害廃棄物の収集と消毒につきましては、まず集積所を川西に3カ所、周東町に10カ所設置をし、また個別回収を実施して処理を進めてきております。消毒につきましても依頼の受付件数が現在は522件あります。そのうち現在394件が消毒の実施済みであります。
罹災証明についてでありますが、7月8日から受付を開始しておりますが、12日からは10班体制で現地の調査を開始しております。
それが今までの今回の豪雨の状況と現在の対応であります。
ここからは、すでに資料等お配りをさせていただいておりますが、公共交通機関の今後の見通しについて、少しお話しさせていただきます。
これにつきましては、すでに各運行事業者が15日現在のプレスリリース等により公表した内容に基づいてお配りをさせていただいております。
まず資料の1-1というJR・錦川清流線の状況という資料がございますが、まずこれにつきましてでありますが、まずJR西日本におきましては、現在、運転を見合わせている区域、これにつきましては、「山陽本線の岩国駅から徳山駅」間と「岩徳線の全線」これが運転を見合わせている区域であります。
これらに対する代替輸送につきましては、ご承知のように国道2号や欽明路道路の通行止めなどにより、他の輸送手段の利用による移動が困難なことから、当面の間、「新岩国駅から徳山駅」間の新幹線と「新岩国駅から岩国駅」の間の連絡バスにより対応されております。
今後の見通しにつきましては、すでに発表されておりますが、まず山陽本線の「岩国駅から徳山駅」間につきましては、連休明けの明日、7月17日火曜日から運転を再開する予定というふうに伺っております。ただ、何便かは間引かれるということで7割程度の再開というふうに情報を得ております。
総合政策部長 柳井駅間。岩国柳井駅間。徳山ではなく柳井。
市長 申し上げます再度。山陽本線につきましては「岩国駅から柳井駅間」につきましては、連休明けの7月17日、明日火曜日から運転を再開する予定というふうに伺っております。「岩国駅から柳井駅間」であります。訂正させていただきます。
一方で、岩徳線でありますが、これにつきましては、土砂の流入や盛土の流出など甚大かつ広範囲にわたる被害が出ていることから、運転の見合わせが1カ月以上の長期間に及ぶというふうに想定されております。
市といたしましては、運転の見合わせが長期間に及ぶ「岩徳線」の代替輸送につきましては、バスによる代替輸送に限らず、岩徳線による「岩国駅から周防高森駅」間での折返し運行の検討をすでに要望しております。もちろん1日も早い全線での運転再開を要望しているところございます。
次に同じく1-1でございますが、錦川清流線でございますが、この状況につきましては現在は、全線の運転を見合わせております。現在、運転再開に向けた復旧作業を続けているところでありますが、「川西駅から清流新岩国駅」間における土砂崩壊のために、全線の運転の再開までには約1カ月を要するというふうに想定されております。
こうしたことから、錦川鉄道株式会社では、まず、「錦町駅から北河内駅」間を再開し、北河内駅からは、「北河内駅バス停から岩国駅バス停」間を運行しております、いわくにバスの路線バス、これによって代替輸送を行うことで調整を始めております。「錦町駅から北河内駅」間を再開して北河内駅からは、岩国駅のバス停まで岩国バスのほうで路線バスによる代替輸送、これを行う方向で調整を開始しております。
なお、本日でありますが、「錦町駅から北河内駅」間の試運転を本日から実施をするというふうに伺っております。
市といたしましては、錦川鉄道株式会社と情報を共有しながら、いわくにバスの路線バスによる代替輸送が一日でも早く開始ができるよう支援してまいりたいと考えております。
次に、今度はこちらの1-2という資料でございます。これ防長バスでございます。防長バスにつきましては、すでに岩国駅と徳山駅間を運行している防長バスの運行状況は、現在、国道2号が通行止めとなっていることから、「徳山駅前バス停から高森バス停」の間の折返し運転とされております。
市といたしましては、国道2号の復旧作業の進捗状況を把握し、防長交通株式会社との情報を共有することにより、国道2号復旧後において速やかに運行が再開できるよう支援をしてまいりたいというふうに考えております。
次は、2と3ちょっと併用いたします。いわくにバスでありますが、まず、いわくにバスの運行状況でありますが、特に山間部の路線におきまして、道路の通行止め等により運行を見合わせております。
後で詳細について路線を確認してまいりたいと思いますが、まず現在、いわくにバスが運行を見合わせております区間は、北河内線の「保木バス停から廿木バス停」の間と大藤線というのがありまして、この「大藤バス停から六呂師口バス停」の間、それと過疎地域乗合バスの「叶木線」これの「六呂師口バス停から畑バス停」の間、それと過疎地域乗合バス「二鹿線」それと「持ケ峠線」この全線で見合わせをしております。
現在、その運行の支障となっている被災道路の復旧が、徐々に進んできております。これらの復旧作業の進捗状況を、逐次いわくにバス株式会社との情報を共有することによりまして、道路等の復旧後において速やかに運行が再開できるよう支援してまいりたいというふうに考えております。
市といたしましては、豪雨災害後におきまして、こういった鉄道とか道路の被災等によりまして、多くの公共交通機関の運行が見合わされておりまして、市民の日常生活に大きな支障をきたしている状況が続いております。これについては十分に市としても理解しておりまして、今後の道路等の復旧状況の把握に努め、各運行事業者とも連携しながら一日でも早い運行の再開を目指してまいりたいというふうに考えております。
繰り返しになりますが、災害発生からすでに9日が経っておりますので、通行止めの路線、これにつきましては、発生直後もっとも多かった時と比べますと約半減はしております。しかしながら、まだまだ通行止めの路線もありまして現在は、緊急の復旧工事を行っております。
先ほどちょっと触れましたが、孤立集落もすでに無くなっております。しかしながら、規模の大きなものとか高圧線などの支障物件処理の調整とか、後は安全確保のための仮設防護柵の設置、こういったものにも時間を要しておりまして、すべての通行止めの解除というのには、まだ目途が立っていない状況でありますが、地元の業者の方々もしっかりと対応していただいておりますので、運行事業者とも連携しながら総力を挙げて一日も早いそういった通行止め解除等ができるように通常の日常生活が送れるように全力を期してまいりたいというふうに思っております。
後は、欽明路道路につきましても、全面通行止めということで、非常に市民生活に影響が出ておりますが、これにつきましても、今関係者のほうで工事を進めていただいておりますので、早い時期に片側通行もしくは全面通行できるように頑張っていただいているところであります。また情報が入り次第お知らせしていきたいというふうに思っております。
それとちょっと続けていろいろ説明させていただきますが、今回の平成30年の7月豪雨によりまして、被災件数、今これは把握している現時点での数字でありますが、道路とか河川、農道、林道に限って申し上げますと、まず、河川が224、道路281、農道66、林道163、総計で829カ所が被災をしております。そして現在は、これは明日以降でありますが、災害の応急と本復旧にかかる予算の査定を明日から作業をしてまいります。
またすでに国のほうから交付税の前倒しのそういった確認もございました。市としてもそれは適用していただくようにお願いをしております。
またすでに災害援助法の適用を岩国市は受けております。
それと、今ボランティアのほうも多くの県内外からたくさんのボランティアの方々が被災地で汗を流していただいておりまして、被災された方々から「非常に助かる」と「ありがたい」という、そういった言葉が届いております。
現時点では、ボランティア、これは個人・団体含めて延べ1037人の方がボランティアとして参加をいただいているところであります。
また、自衛隊また米軍のほうからもたくさんのボランティアも参加していただいております。
また、災害廃棄物でありますが、これにつきましても各地区の公園とか指定した所にかなりそういった被災廃棄物を出していただいておりまして、環境事業課のほうで毎日そちらのほうの収集のほうに回っております。
また、今避難所のほうには、避難者は、1名でしたかね?
危機管理監 今はいません。
市長 0人でしたね。今避難者のほうは、現時点では0人であります。当初、周東のほうで被災者の方が非難されている方がおられましたが、そちらのほうにも市のほうから保健師を派遣しまして健康面とかチェックをしたところでありますが、大きなそういった気分を害されたとか、そういった健康上の被害は報告として上がってきておりません。
私からは以上であります。
記者 数字の確認で、829カ所公共物への影響ですかね、これ、県管理、市管理合わせて?
市長 岩国市のみですね。これは岩国市のみのほうで把握した市の所管といいますか、管轄内での数字であります。
記者 7月12日現在で?
市長 7月12日現在でありますので、多分、これよりまた、詳細を今精査していますので、数字は増えてくる可能性はありますが、分かっているだけでも、829件ということであります。
記者 これプラス県分、国分というのが、被害箇所という意味では。
市長 はい、そうです。
記者 避難勧告と避難指示の時間と、発生時間の時系列というか、確認したいんですけど、宮本さんのところがですね、前後関係というか、避難勧告の後だったのか前だったのか、そこは市の方はどう捉えていらっしゃるんでしょうか。
市長 今回まず、避難所の準備から、高齢者のそういった避難の準備の指示、避難勧告、避難指示というふうに、これ、時系列でまとめております。これ、危機管理の方で分かりますか。
危機管理監 獺越の件ですか。獺越のほうの、市側と言いますか消防組合側の覚知時間というのがですね、午前4時50分。で、おそらく今言われる避難勧告って言われるのはうちでいいますと、午前4時10分に土砂災害に対する避難勧告を岩国市全域に発令したのが、土砂災害の関係ではそれが最後の発令と、時間的な関係はそういう関係になっております。
記者 指示はなかったということです?
危機管理監 はい、土砂災害に関しては避難勧告が最後ということになります。4時10分です。
記者 これを受けて、防災計画の見直しとか、そういった話っていうのはまだ先の話かもしれませんけど、どう対応されるっていうのは、今後の見通しとしてはあるんでしょうか?
危機管理監 今まだ、おっしゃるように発生して間がございませんので、当然、より適正な避難勧告等を発令できるように、今後、またいろいろと、反省点も含めまして、協議を重ねて、適正に避難勧告を出せるように努めていきたいというふうに考えております。
記者 関連で、ちょっと確認で、避難準備から指示に至るまで全9回の発令があったと思うんですね。そのうち、今回犠牲者が出た獺越、上須通を含めた両地区に対しては、勧告も指示も出てなかったと。それはなぜかということを改めて。でその、いまおっしゃった反省点も含めて協議したいとおっしゃったんですけど、何を反省されるのか、ちょっと明確にお答えいただけますか。
危機管理監 今おっしゃられた、上須通りは午前2時16分、覚知ということで、これに関しましては、そのいわゆる該当する土砂災害に対する避難情報の発令というのは7月6日の金曜日午前10時に岩国市全域に避難準備・高齢者等は避難開始というものを発令しておりす。獺越のほうは先ほど申し上げたところでございますが、具体的にその、やはり今回は雨量が、午前2時頃だったと思うんですけど、急激に予想以上に大量の大雨が降ったということで、河川の急な増水であるとか土砂災害の危険の高まりだとかいうことで、岩国市としてもおそらく初めての体験、このような短時間の間に当然問い合わせの電話等もたくさん一度に入りますので、そこの対応力の強化、あるいはその指示発令の迅速化、そういったところをもっとしっかりと精度をあげていきたいというふうに考えております。ただ、より具体的にはもう少し時間をおいて詳細は検討していきたいということです。
記者 個別のエリアに対して避難勧告指示が出たところもある一方で、犠牲者が出たところでそれがなされなかった理由を教えてください。
市長 今回、避難指示を出したところは、その河川、島田川の河川の堤防が決壊するおそれが生じました。これにつきまして、ご承知のように、あれだけの河川が決壊することによりまして、住居・生命に大きな危険性が及ぶ地域、これは明白に箇所が大方限定できます。そういったことで、当該、周東町以下の島田川流域のエリアに対して避難指示を発令をいたしました。ただ、この土砂災害につきましては、岩国は7割がた中山間地域が占めております。どこで起きてもおかしくない状況であったと思います、結果的には。48時間で通年の7月の降雨の1.5倍の雨量がその2日間で集中して降ったわけでありまして、今、土砂災害危険マップというのがありまして、どれだけ雨量が、実は7月豪雨前、6月末から雨が一回降っておりました。それも含めて、かなり山自体に雨がしみこんでいる状況の中で、今回それだけの雨が降った中で、そういった、上須川また獺越のほうで土砂崩れ、また土石流によってお二人の方が亡くなられた、そういった状況でありました。それにつきまして今後の我々が防災上の教訓にしなければならないのは、そういった土砂崩れは常にどこでも起こりうる、それはやはりその危険度マップも含めて我々が知り得た情報につきましてはいち早くすべての方々にそういった危険度の状況について周知をしていくこと、また特にこのたびは、広島・岡山のほうも情報として得ておりますのは、高齢者の方々が 犠牲になられている、7割というように情報を得ております。そういったある意味なかなか避難に時間を要する、また避難がしにくい、そういったスタイルの方々をどう逃げ遅れゼロにするか、こういったことをしっかりと検証していかなければならない、また情報をしっかりとお伝えもしていかなければならないと改めて肝に銘じているところであります。
記者 河川については、氾濫する地域がある程度想定出来ると思います。中心部であったり、住宅が多いところですね。土砂災害については、住宅が密集していないところも含めてなかなか把握できない、対応できなかったという理解でよろしいですか?
市長 ただ我々もその、危険度マップというのは色が随時変わっていくんですね、そういった中でレベル1~4、4でしたかね、4まで上がります。そうした段階で、全市的に発令はしております、土砂災害危険の状況について。ただその辺の状況について、我々はですね、その状況にもレベルの早い段階で発令はしてきておりましたが、それ以上に、その当該地域については土砂崩れが発生したという状況だったというふうに理解しております。
記者 すみません、今おっしゃったレベル1~4の発令というのはどういうことですか?どこに対して何を発令したんですか?
市長 発令といいますか、資料がありますかね。
危機管理監 山口県がホームページのほうに上げていらっしゃる山口県土木防災情報という、ホームページのほうに土砂災害の危険度の5キロメッシュでのレベル1~4までの色を変えた画面が存在するという。我々は今回、今市長が申し上げたのは、それを参考に避難情報の発令の判断材料のひとつにしていくということでございます。
記者 災害対策本部立ち上げの時期というのは適切だったというふうに思われますか?
市長 これは対策本部の前からすでに準備態勢を立ち上げておりますので、その辺の時系列申し上げましょうか?
記者 はい。
市長 災対本部の前からちょっと、警戒本部体制のところからでいいですかね。警戒本部体制の立ち上げの時系列。
危機管理監 7月6日の金曜日、ちょっと今時間は確認中ですけど、午前10時より前から避難準備を発令する前から警戒本部というのを立ち上げております、岩国市災害警戒本部。今ご質問の災害対策本部は、午後4時に移行したと。6日の金曜午後4時に災害対策本部体制に移行しました。で、警戒本部の設置は6日金曜日の午前8時です。
記者 さっき10時前と言っていたのは、8時ということですね?
危機管理監 8時です。
市長 その後、災対本部が計10回でしたか? 11回?12回?
危機管理監 12回です。
市長 その後、12回にわたって災対本部を適時開催しております。と同時に残りの一回は、災害復旧本部体制と同時平行しております。ということで、災害対策本部を12回目で閉じた時点には既に復旧の対策本部も立ち上げておりましたので、それから復旧の対策本部は計何回ですか?3回?3回開催をしておりまして、現在はそういった復旧に全力をあげている状況であります。そういった細かい立ち上げの日時とかもし後で確認をしてみてください。
記者 市長は7月6日午前8時に立ち上げる前、この前までの行動というのはどのようなものだったのでしょうか?
市長 それまで副市長が警戒本部の本部長として指示をとっておりましたので、適時情報を得ながら指示をしながら、そういった災害に備えておりました。
記者 ということは、ご自宅にいらっしゃったということですか?
市長 いつですか?
記者 7月6日の午前8時の前ですね
市長 私は、5・6、4・5か。4・5は出張しておりまして、6日の早朝には市役所に待機しておりました。警戒本部体制でありましたが、情報収集を庁舎でしておりまして、すでにその時点でまたいろんな予測も立てなければいけないということで、夕方には警戒本部態勢に切り替えたということであります。
記者 6日の午前8時の前に庁舎に来られていたということですか?
市長 6日はですね、その日に帰ってきましたので10時半です。10時半にはおりました。
記者 10時半から庁舎に待機ということですね。
市長 はい、正確にはちょっと10時40分だったか、その辺ですね。10時台にはおりました。
記者 あれ、飛行機かなんかで帰られたんですかね?
市長 そうです
記者 10時......
市長 だから2便で帰りましたので、11時じゃ、10時半着ですね。10時35分着だったと思います。
記者 ですよね。もっとその後になりますよね。
市長 ええ。着でそのまま市役所へ入って、そういった警戒本部体制から本部体制へ切り上げに対する、そういった情報も確認しながら詰めておりました。
記者 11時からでよろしいですか?それじゃあ。
市長 なんですか? 警戒本部態勢?
記者 いや、詰めていらっしゃったのが。
市長 まぁ、それは11時だと確実ですね。
記者 11時前で。
市長 はい、11時前ですね。
記者 今おっしゃった時系列の流れですとか、数値的なことは紙にまとめてクラブに出してもらえませんか。
市長 よろしいですよ、はい。警戒本部態勢とか、本部体制に切り替えたとか。
記者 件数とか数値的なものとか。
市長 どの時間に。その後12回災対本部開いてますが、その時間もいりますか?12回分の時間に何回開いたとか。
記者 出るんであれば。
市長 ええ、いいですよ。全部控えています、大丈夫ですね。開いた時間でしょ?
記者 あと、道路の件数とか、市長が説明された読んだ文について紙に出していただきたいです。
市長 ああ、いいですよ。数値的なものは現時点ということでね。被害状況は出せると思います。災対本部の設置状況についてはこれは既に記録として残っておりますので、それはすぐ出せると思います。
記者 今回お亡くなりになった方の氏名公表について、県と市の判断をちょっと教えてください。
市長 この判断につきましては、まず、亡くなられた方々のご遺族の意向等もございました。結果的には県のほうで、個人情報・また公共性の兼ね合いから今回総合的に判断されて氏名とか、住所・年齢・性別について公表されたというように聞いております。これにつきましては、市のほうでもそういった判断されたということでありましたので、まずそれは、そういった亡くなられた方のご遺族の方々の了解がとれたというそういった前提ということで受けております。
記者 もう一回。亡くなられたご遺族からは市に対して非公表でいてくれという要請があったわけですか?
市長 市のほうは、そういったことに配慮してほしいということも承っております。
記者 ご遺族から配慮してもらいたいということですか?
市長 はい。
記者 で、その後、県が結果的に発表したと。で、それは市は県の判断を尊重して合わせて公表という理解でいいですか。
市長 そうです、はい。
記者 今後の対応なんですが。被災した状況というか、崩れている状況とか色々流木が残っている状況とかあると思うんですけど、間もなく台風シーズンがきて、またさらに雨が降ってまた被害が起きるという可能性も考えられると思うんですけど、今後の連絡体制以外、そういう現場での対応、これからまず何を優先していこうと?
市長 おっしゃるとおり、これからまた台風シーズンも近づいてまいりますので、まず先ほど数多くの被災状況の数字を申し上げました。これにつきまして、まず復旧をしっかりやっていくということであります。その後また本復旧の工事に入っていくというスケジュールでもって考えておりますが、そのためにもまずはこの今の復旧の予算、これをまず概算で査定をしなければなりません。その後また、国や県のいろんな支援をいただきながら本復旧へと向かっていくわけでありますが、これだけの甚大な被害が多数箇所生じておりますので、すぐに全部が復旧できるかとなるとなかなか難しいところもあります。
やはり、危険度またそういった住民の生活・生命・財産の危険性の高い箇所をまず優先的にそういった作業に入って行く必要があると思っております。
そんな中で、今ボランティアの方々が本当にたくさん今、市内のほうで活動していただいておりますので、そういったところではやはり日常生活を徐々に取り戻しつつありますが、まだまだ傷が癒えておりませんので、そういった公共交通とか、そういった市民生活への影響を少しでも早く復旧できるように、道路の整備でも同じでありますが、まずそういったところに全力を傾注しながら、数年掛けて全体の復旧を目指してまいりたいというふうに考えております。
記者 先ほど、氏名の報道について言われましたけれども、これは市のほうでは何も公表するつもりはなかったということですか?県が実際に出してらっしゃるのをそのまま出してらっしゃるんですけど。
市長 え、どこですか?
記者 ミヤモトアキラさんと フジイヨシコさんの話です。
市長 氏名ですか?
記者 はい?
市長 そういった亡くなられた方々の?
記者 はい。これはあの、そちらとしては聞き取りをされたんですかね?ご家族の方に。で、要望があったということですか?出さないでくれという。
市長 そういった情報を聞いております。
記者 情報というのは?
市長 ご家族の方からは、やはりいろんな問い合わせ等もあって、なかなかそういった状況にないということで、なるべくそっとしておいてほしいというそういった趣旨の話しは実際ございましたが、今回、そういった公共性という観点から、県のほうが発表されたということでありますので、それにつきましては、ご遺族の方々の了解の下にされたということで我々は承知をしているところであります。
記者 市からは了解を求めたわけではないんですか?
市長 はい、それは市からは求めていないですよ。
記者 じゃあ、県の発表のみですね?
市長 はい、そういうことです。
記者 ですから、もう一回確認させていただきたいのですが、今後のこともあるので、確認させていただきたいんですけれども、不幸にも今後仮にまた亡くなられた事案を含めて発生した場合に、市として能動的にご遺族の了解を得て発表するお考えは無いのか?あるいは、それでもご家族が了解しても、やっぱり県の発表によってそれに合わせるというスタンスなのか、どうなんでしょう?
市長 我々はやはり、もしそういった場合が仮に生じてしまったならば、やはりご遺族なりのそういったご意向を最優先したいと思います。ただその中でやはり、公共性とか個人情報ということもありますので総合的に検討して、検討といいますか判断をしなければいいけないんだというふうには思っております。
記者 んっ?県としてですか?
市長 市として。一義的には、そういったその時のご遺族の方々の意向を最大限把握しなければいけないと思っております。
記者 それはもちろん当然ですが、それを尊重した上で、県の発表の有無を問わず、市として能動的に当事者としてそういう判断されるお考えは?
市長 それはもちろん、それは市としては、もしそういった環境が整えば公表は拒むものではないと思います。
記者 県が発表をしなくても
市長 そういうことです。
記者 しかし、今回のは県が発表したままを書いてるということは、県の発表に任せたということになるんですよね。今回は能動的には判断してないということですか?
市長 ですから先ほど申し上げましたように、市とすれば、ご遺族のほうが公表してほしくないというご意向を我々は確認しておりましたので、そこに留めておったわけであります。ですから、今回は県のそいういった公表に我々は準ずるといいますか、市としては県が出した以上の情報は考えておりません。
記者 今、これ発表されてどうのように思っていらっしゃいます?つまり市は尊重されたけど結局は発表することになったんだということになりますよね。そうすると市は、これからもこのような形で県が出すまで出さないという形になりませんか?市が発表した形にはしていないでしょ。発表よりというように書いてあるのは。
市長 先ほどから申し上げておりますように、今回は県が発表されたということは、そういったご遺族の等のご意向を確認されての上でというふうに理解しておるわけであります。
記者 説得はされたんでしょうか?発表してもよろしいかという。
市長 先ほどから何度もやり取りをしておりますので繰り返しになりますが、市からはそのような確認はしておりません。
記者 交通のほうなんですけど、JRのほうは。
市長 JR?岩徳線でしょ?
記者 ああ、JRのほう、岩徳線。そうですね。本市のバスのほうは今、全部運転見合わせなんですけれど、例えばJRは一ヵ月以上の長期の運休になりそうなのか、あるいはここ数週間の話なのか?見通しを教えてください。
市長 はい、まずJRにつきましては、山陽本線ですね。これにつきましてはご承知の通り、明日にでも。
記者 いや、あの本市のバスが一ヶ月以上の運休見通しなのか?あるいは
市長 え、バスですか?
記者 はい。
市長 バスにつきましては、今かなり復旧作業進んでおりますので、復旧が終わったところから随時バスのほうは運用を開始しております。
記者 たとえばそれは一ヵ月以上先なのか?一ヵ月未満なのかでいいますと。
市長 全てがですか?
記者 ええ。
市長 これにつきましては、これ2と3か。それ聞いとる?
総合政策部長 バス全体で申し上げますと、防長交通さんもありますけど、運行できるところは折り返し運行とかされてる部分もあります。それから市の方で運営委託しております生活交通バス、主に総合支所管内になろうかと思いますけれど、そういうところについても、迂回ルートでの運行とか、先ほど申し上げました運転見合わせをしているところとか、それぞれ道路の状況に応じて運行していると。ですので、道路の復旧状況においては、またルートの見直し、そういったものも各総合支所を中心にはなろうかと思いますけれど、順次見直しが行われると。
記者 運転見合わせ中のいわくにバス?
市長 いわくにバス。これは民間なんです。
記者 何か情報が入ってますか?
総合政策部長 どの部分をおっしゃっていますか?
記者 2枚目。1-2のいわくにバス。
総合政策部長 これはですから、黄緑色の部分が北河内線になりますけれど、これにつきましては通行止めの区間を避けまして、それ以外の部分について運行と。
記者 いや、お尋ねしているのは、見合わせている部分もあるのですよね。復旧の見通しはどのぐらい長期に及ぶのか、何か情報が入っているのかどうか?無しならなしでいいです。
総合政策部長 入ってないです。
市長 あのですね、いわくにバスさんの方も道路が開放されれば、すぐにバスを走らせたいんです。ですから、市のほうの現場、要は大きな土砂崩れではないところもあるのです。少し、一週間程度で開通できるところもいくつもありますので、その辺の情報は常に市のほうといわくにバス、バス事業者のほうと情報を共有しながらここは開くよと情報を提供すれば、バス事業者のほうもすぐにでもそこは通そうということにもなりますので、バス事業者のほうもいつから運行再開できるかということはやはり現場の状況が分かり次第、バス事業者のほうも再開したいと。特に地元の自治会のほうからもやはり、このいわくにバスなり生活交通バスを使って病院に行ったり、買い物に行ったりするのに非常に今支障がでているということで、早くその辺の通行止め解除をしてほしい、運行再開をしてほしいということは意見として出ておりますので。これ、そういった意味で先ほどちょっと申し上げたように市内の応援協定を結んでおります土木協会、岩国、玖西でしたっけ?協会名はね。玖西土木協会と岩国市土木協会という2つの土木協会がございまして、この協会のほうと災害時の応援協定を結んでおります。応援協定でよかったよね?災害時、防災協定か。すいません、災害時防災協定を結んでおりますので、この協定に基づいてそういった市内事業者の方々がやはり現場に当たって復旧作業をしようと頑張っていただいておりますので、この状況を見ながら早くに開通できそうなところについては、事業者のほうにそういった情報を提供して、バスの運行を再開していただくという、そういったやりとりをしているところでございますので御理解いただきたいと思います。
記者 はい、もちろんそういったことを全部承知した上で聞いているのがですね、JRの場合一ヵ月以上の長期に及ぶとここで丸かっこで説明しておるんですよ。今運行していないバスについては、そういう情報はあるのかどうか。
地域交通課長 いや、ないです。
記者 ないということですね。それだけちょっと確認したかったんです。
記者 2号の南河内と欽明路、主要道路の2ヵ所がどの程度、欽明路なんかだいたいどの程度?
市長 かなり欽明路の現場につきましても、これは昨日の状況でありますが、かなり工事が進捗しているようにみえます。今、矢板を打っている状況かなと思っております。これにつきましては、今、県土木のほうからまた詳細をお聞きしたいところでありますが、おそらく早い段階で、片側通行なりまた全面解除がなされることに期待しておりますが、まだ詳細につきましては情報が入っておりません。ただ、現場から見るとかなりそれも近いのかなというように思っております。
また、国道2号の保木と玖珂のところがございましたが、これは土砂崩れなり陥没でありますが、これにつきましても、現場のほうは着実に進んでいるということでありますので、これも近いうちに片側通行等の措置等は最低でもとれるというふうに、今、市としては聞いております。ただ詳細については、まだ、いつから、はっきり片側通行・全面開放しますよ、ということはこの場ではまだ申し上げられませんが、これもそんなに遠くない時期だというふうに市としては考えております。
記者 事業主体があってのことでしょうけどこれは1、2週間スパン?
市長 いや、そんなにかからないと思います。たぶん今週中だと思います。
記者 2人の方が亡くなっておりますけれども、市としては何かやるべきことというのはあったというふうに反省ということがありましたが、2人の方が亡くなるということについて何か行政としてやるべきことがあったんじゃないかというものはありますか?
市長 そうですね、今回上須通り地区なり、獺越地区での、そういった土砂崩れ等によっての、犠牲でありました。その地形につきましては、やはりなかなか地形上、おそらく地域の方々も、まさかあの場所がということを言われておられました。そのなかでやはり、今回、不幸にして裏山等が崩れて尊い命が失われたわけであります。市とすれば、先ほどからも申し上げておりますように、国のほうからいろんな災害情報等が事前に入ってまいりますので、まずはそれを速やかに広く市民の方々に周知し伝達をするということ、防災メールなり、防災行政無線、特に今回の場合は屋外の防災行政無線であれば、外からの、屋外の防災無線からは雨が降っている状況では家の中に届きませんので、屋内の戸別受信機の設置、これもこれまで受け付けなり整備をし、受け付けもしておりますが、こういったこともしっかりと再度周知徹底をしていくことも改めて必要かなというふうに思っております。また、どうしても逃げられないそういった環境におられれば、危険を察知する中で、垂直避難、またその崖から最も遠い部屋での就寝なり、そういったことも、いろんなことあるごとに啓発・啓蒙活動してきておりますが、改めてもちろんこれは、市はもちろんいろんな未然の減災施策を施してまいりますが、やはりこれは悲しいかな100パーセントではないわけでありますので、やはりまずは個人個人それぞれが、自分の命・財産を守るための行動をどうとるべきかということも、同時に、防災の、市としてのハード・ソフト事業含めて一緒になって考えていかなきゃいけない、そういったことを強く痛感もしております。
記者 防災無線自体は、戸別受信機をそちら設置していたんですかね。2箇所。
市長 それはちょっと確認ができておりません。
記者 それなのにそういったことを言われるということは、ほかの人の事を言ってらっしゃるんですかね。実際に2ヵ所亡くなられている方のところで何かやるべきことというのはあったんですかね?
市長 それはまた今後検証しなければならないと思います。
記者 まだ検証ですか。
市長 はい。
記者 実際には、高齢者の方が住んでいらっしゃって、一人暮らしだったり、お子さんと一緒に住んでいらっしゃったりしましたけれども、高齢者に対して例えば防災メールだとかはなかなか使われないと思うのですけれども、もう少しほかに無かったのかなということは考えられませんか。それと、土木的なことですけれども、上にダムというか、植林があってですね、例えば、ミヤモトさんの家だとかは水の流れ道になっていて、排水溝がごうごうと毎回大雨で音を立てていたとことを言ってらっしゃったみたいですけれども、そういった土木的な施策みたいなことを考えられるということはないのでしょうか?
市長 獺越地区のそういった土砂災害については、実際土砂が流れた地域、山林ですね。 ここについては昔植林をしたそういった地元の方も言われておりました。その辺が今回の災害にどう起因しているかどうか、こういったことは専門的な見地から検証していくことによって、今後そういった治山事業含めて、山の管理も含めてどうあるべきかということは大きな問題提起だったというふうに思っております。
記者 実際には、ミヤモトさんあたり、あるいは獺越地区からここをこうしてくれという要望はなかったんですかね?
市長 私のほうは直接はその辺については聞いておりませんでした。
今現在、県のほうで獺越地区の復旧に全力をあげていただいておりますが、先ほどから、さっき古賀さんが言われたんですかね、次のシーズンに向けての話しがありましたけれども、今その流木について急ピッチで、橋げたにかかっている大量の流木等の撤去、これをまず施して、そのあと今回当該の流れ落ちてきた土石流があったところでありますが、そこについても今後の二次災害等に備えるために大型土のう等の設置等を県のほうでは検討していくということを言われておりましたので、そういった作業を今後していく中で、地域の防災・減災について考えていかなきゃいけないのかなと思っております。
記者 そうした検証作業とかを踏まえた上で、今後、市の防災計画の見直しに向けて検討に入りたいという理解でよろしいでしょうか?
市長 そういうことです。
記者 実際に7月5日の夜からもうかなり危ない状況になってきていると思うのです。大雨がですね。ずっと7月5日、6日と降り続いていましたけれども、その頃、今赤坂自民亭ということで批判されていますけれども、あのようなことが起きていたというのはどんなふうに見てらっしゃいますか?そして、市長は当時あれに参加しているということはなかったですか?
市長 参加しておりません。そういうことがあったのですか?参加しているという話でした?
記者 いいえ。それについてはどんなふうに思っていらっしゃいます?
市長 私はその場にいたわけではありませんし、これは報道の域を出ておりませんし、例えば、あの場に出られておられたメンバーの方で、西村康稔官房副長官、出られてましたね。西村官房副長官からは、私今携帯を電話持っていませんが、何度か私のほうに電話がございました。
記者 お誘いですか?
市長 違います、最後まで聞いてください。官房副長官のほうからは今回広島なり大きな被害が、これは5日以降だと思います。いろんな広島の現場も知っているし、岩国の現場も逐次官邸のほうにも情報が入ってきていると。非常に大変な状況の中で岩国市も大変だろうが、後々国のほうもこれからいろんな支援にまわるが、現場では各市のほうで非常に大変だろうがしっかり頑張ってほしいという、労いといいますか励ましといいますか、そういった電話を直接いただいたところでもあります。ですから5日の時点で連絡はとりあっておりませんけれど、やはりそういった危機意識を常日頃から持っておられる方々はたくさんいらっしゃると私は思っております。
記者 あの中に出席された人でも、という意味ですか?
市長 ですから、あの場がですね、私もよく分からないんですよ。どういった雰囲気でしていたとか。コメントをしたということについては、やはりいろんな国民の感情からみると違うのかなと思いますが。やはりその中でも状況を分析しながら、初期対応がおろそかにならないように、そういったことはしているという、そういったやり取りは聞きました。ただ、それ以上のことを私は情報としてないものですから、電話の話だけ紹介としてさせていただきます。
記者 励ましというのは、それじゃこちらが被災しているときですか?
市長 確かそうだったと思いますね。もう災対策本部を何回か開いている最中でありましたね。
記者 あれ、もし7月5日近くにいらっしゃったら、参加されています?つまりお誘いがあったりして。
市長 仮定の話はですね、ちょっとだれか止めてくださいよ、こういう質問に答えなければいけないんですかね。こういった質問に答えなければいけないんですか?
記者 実際にはですね、なぜこういったことを言われるか、批判されるかといったらですね、やはり当該地区の大雨が危険があるというときにああいった飲み会をするという話ですよね。みなさんの体質にあるのかなと。
市長 いつでしたかね。7日?6日かな?実際、大雨前後に、私もいくつか市内のお誘いがあった、市内ですよ、岩国市内で。ただ、私は初動体制の必要性も感じておりましたので、その主催者の方々に、こうこうの理由でそういった夜の会合とかありましたけど、すべてお断りを、私はしました。他の方がどうこうされたかといったことを質問されてもちょっとお答えしかねる。私はそういった状況を考えて、いろんなアルコールが伴う席には行かずに詰める、ということを私は優先させていただきました。
記者 それは、なぜですかね?
市長 なぜですか?当たり前じゃないですか。
記者 アルコールが入ると判断が鈍るとかそういうことですか。
市長 それは、もちろんそうですよ。そこもありますし、やはりここで私が予測、予想外のことが起きることも想定しながら、即時指示が出せるような、仮にここに居なくても近くそういった場で出せるような連絡体制は常に持っておく必要があるということで、私は近くだったので、そういった会合もやめてこちらに待機したということでありますから、それ以上でも以下でもありません。
記者 災害なので、土日・祝関係ないと思うのですが、記者会見が今日になった理由は何かありますか。
市長 すみません、今日は皆さん方も休みだったと思いますが、こういった緊急にちょっとご案内をさせていただきました。冒頭申し上げればよかったのですが、今回の災害発生時から各メディアの方々には非常に私は感謝しております。今回の災害後、いろんな情報が非常に多く出る中で、逆にあまり情報が出ない部分も、行政が出せない部分もございます。そういった中で各メディアの方々が各地を取材されてですね、その時々の市民が求められているいろんな情報について提供・報道していただいていることについては非常に感謝をしております。今回改めて、連休も今日で終わり、明日からまた日常といいますか、平日が始まる中で、特に公共交通につきましては大きな市民生活に影響が出ておりますので、改めて今日、皆さん方に、公共交通なり道路状況等の現状、また今後の見通しについて分かる部分で、皆さん方に情報提供をさせていただく上で、市民の方々に周知をしていただければ幸いだという思いで、今回緊急の記者会見ということでご案内させていただきました。ご協力のほどぜひよろしくお願いいたします。
記者 かなり重なるんですが、最後に総括といいましょうか、お気持ちをお願いできますか?
市長 総括?
記者 総括といいますか、大変であったり、辛かったりとお気持の中であると思うのですが。
市長 まず今回の災害発生時からすでに一週間以上が経過をしておりますが、現段階でもまだまだ日常の生活を取り戻せていない地域も多々ございます。まずは、冒頭申し上げておりますように、今回の災害におきましては、多くのところで被害を承知しておりますし、尊い命もお亡くなりになられました。あらためてお悔やみ申し上げ、そしてお見舞い申し上げるとともに、まずは我々が出来ることは、早く日常を取り戻せるように復旧作業に全力で傾注してまいりたい、またその後、復旧が一通り落ち着きましたら、今後の防災に向けてのいろんな見直し等も含めて検証もしっかりとやっていくことも必要かとういうふうに考えております。
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