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市長記者会見「今年1年の感想について」(平成29年12月28日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年12月28日更新
  • 日時 平成29年12月28日 11時30分~
  • 場所 議会会議室
  • 担当課 広報戦略課広報班

市長 それでは、今年一年をですね、振り返って、いろんな感想なりを述べさせてもらえたらというふうに思っております。まず、この一年、この岩国市におきましては、まず基地問題についてでございますが、私が、今の立場につきまして以来、空母艦載機の移駐につきましては大きな動きがございました。審念熟慮した結果、6月の議会におきまして、その受け入れの判断を行い、今まさに、その移駐がですね、本格化している、そういった状況であります。
 そういった中で、一月にアメリカ大統領、トランプ大統領が就任して以来、世界の政治、経済、安全保障環境をリードをしているアメリカにとりましても、様々な動きがございますし、また、今、北朝鮮によりましては、国際社会の警告をですね、無視するような形で、度重なるミサイル発射事案もありました。まさにそういった、日本を取り巻く、安全保障環境が非常に緊張感が高まる中で、やはり米軍と自衛隊との連携による抑止力の必要性、これも高まっているというふうに思っております。そういった中で、岩国市とすれば、空母艦載機の移駐につきましては容認をしたわけでありますが、これから実態をですね、しっかりと現状も把握しながら、これからのですね、米軍また国に対しても、時にやはり、毅然とした態度で対応をですね、毅然とした対応を示さなきゃいけないと、そういったことも併せて持ち合わせております。
 また、一方で、今後、米軍関係者、家族が岩国にも増えてくるわけでありますので、これは、良き、同じ地区に生活する、良き隣人として捉えておりますので、お互いの信頼関係を、これまで以上にですね、深めながら、併せて事件事故の抑止につながるような、そういった取り組みも併せて行ってまいりたいというふうに考えております。その一つの、今まで以上の交流を深めるための施設として、先般オープンいたしました、愛宕山におきます絆スタジアム、これにつきましても、まさに、日米親善の友好の施設というふうに思っております。先月の30日にございましたけれども、ハガティアメリカ駐日大使が視察をされました。私もその中でいろんなお話をさせてもらいながら、キャッチボール、また、ハナミズキの植樹も行いました。大使の方からですね、こういった感想が寄せられました。この度完成した野球場は日米両国の市民の友情の証であると、友情の絆であると、すばらしい友人である岩国の市民の方々に感謝したいと、また、錦帯橋の方にも一緒に、私とですね、歩かせていただきましたので、その時の感想とすれば、岩国は大変美しく、見事な橋がきれいな川にかかっており、今回の訪問は大変楽しく、有意義だったということで、感想をいただきました。改めて、日米の深い絆を感じるとともに、これからも、友好を深めていくことが重要であると、再認識をしたところでありますという、そういった感想がございました。今後もですね、岩国市が掲げております、基地との共存、こういった中で、日米交流、また、国際交流の取り組みをさらに加速させまして、人とか物、こういった流れを大きく作っていきたいというふうに考えております。
 また、話は変わりますが、岩国錦帯橋空港におきましても、羽田便の増便、また、沖縄線の再就航、また、立体駐車場の整備などによりまして、今月の22日には、利用者の累計が200万人を超えたところであります。今後もですね、飲食スペースなどの拡張等についてもですね、利便性の向上についても、今、県の方と協議をしている最中でございます。
 また、道路整備につきましては、岩国南バイパスの南伸に関する概略ルート、構造の検討が始まっております。今回、複数のルート帯が示されまして、今、地元アンケート、これが実施をされております。また、今、ちょうど市役所の一階の方で、オープンハウス、これを今、開いておりまして、整備の必要性について、様々なご意見をいただいております。これは、南バイパス南伸とか、岩国大竹道路に関する、そういったことでございます。そういった意見を踏まえながら引き続き、両路線の整備促進に取り組んでいきたいというふうに考えております。
 さらに、悲願でありました、岩国駅、これが、70年ぶりにリニューアルされたとこでありまして、東西自由通路、駅舎の整備によりまして、市の玄関口として、ふさわしい駅舎として生まれ変わりました。もう今、帰省客がですね、帰省されている時期でありますので、新しい駅をですね、この年末年始、新しい駅でお迎えができることを、非常に私もうれしく思ってるところであります。
 また、今日、午前中の仕事、事務納式でもちょっと申し上げたんですが、今年はですね、このバックパネルにありますように、「ちかくに・いわくに」、これをスローガンに、岩国市のシティーセールス、シティープロモーション、これを展開をしてまいりました。子育て世代をまずメインターゲットにしておりますが、岩国市の様々な施策、取り組みについて、広くPRをしてきた1年でございました。今後も、こういった取り組みをさらに充実しながら加速をしていきたいというふうに考えております。まずは、今年もですね、年の瀬でありますが、新年をですね、迎えるにあたりましてもですね、市民の福祉向上のために、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 また、併せて記者クラブの皆様方におかれましては、この一年間、岩国市の様々な報道、また、市の情報発信に、多大なご尽力をいただきましたことに、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました、お世話になりました。
 ということで、ざっと、今年一年間の感想といいますか、いろいろな出来事を振り返って話をさせていただきましたが、併せて今、お手元の方に、資料等をお配りさせていただいておりますが、実は今あの、決まったばっかりのことがございまして、題しまして、絆スタジアムオープニング記念日米親善リレーマラソンイン岩国、これをですね、米海兵隊のほうのMCCSの方と調整がつきましたので、若干お話をさせていただきます。内容につきましてはですね、これは、3月18日に予定をしておりまして、絆スタジアムのグラウンド内、野球場の中ですね、この中をスタートまたゴールとしております。約1.3キロのランニングコース、これをですね、1チーム、4人から15人のチームで走り、4時間以内の間に何周できるか、これを競うものであります。種目は一般の部、男子、女子、そして、ファミリー、職場のですね仲間の部、国際交流の部、そういった中でも、特に、米側チームも参加予定でありまして、実際、走るだけでなくって、仮装をですね、仮装での順位、これも、競うというふうに聞いております。申し込みは本日からであります。来年の2月28日まで、インターネットにより先着250チームを受け付けることとしております。また、会場ではですね、アメリカンフードのブースとか、また、通常ですね、基地内でしか見ることのできない、ちょっと変わったふわふわドーム、子供さんが喜ぶような形のドームをですね、1基か2基、設置をしたいというふうに考えております。ということで、あのぜひ、ランナーだけでなくて、あのファミリーでもですね、楽しめますので、ぜひ多くの市民の方々のご参加を、お待ちをしております。私の方からは以上でございます。

記者 先日ですね、広島県知事の湯崎知事が会見の場で、再編が来てから広島県内で状況等がいろいろ変ったことについて、質問あったんですけれども、その中で現在広島県内では、大竹市が該当している交付金を受けている自治体なんだけれども、今後例えば北広島とか、廿日市とか、全体的にこう広がってくる状況の中で、県としても交付金を受ける、それに相当するようなものを受ける方向で国に対して申し入れをいきたいような意向を伝えたんですが、それに対して、今まで広島県は一貫して基地に対して非協力的な体制とってたわけなんですが、今回、このタイミングでのこういったことになるわけですが、そのことについて、岩国市長、どのように受け止めますか。

市長 はい、広島県の湯崎知事さんのコメント、ご発言につきましては報道で承知をしておりますが、その内容につきまして私がですね、ご意見をしてですね述べることは差し控えなきゃいけないというふうに考えております。そういった中で、先般、国におかれては、これまで山口県そして岩国市、和木、周防大島の方で要望しておりました、いわゆる県交付金ですね、これにつきまして満額回答があったとこでありまして、そういったことについて大きく評価をしております。また、今再編交付金、以前から交付対象として、大竹市さんがですね、交付対象としてなっております。基地議連も含めて我々、その再編交付金については、もうちょっと交付期限が残っておりますが、その後の増額また期間の延長についても、連携しながら国に対して要望しております。
 実は、湯崎知事さんとも、私も個人的に何度か年末11月頭でしたけれど、個人的にちょっとゆっくり話す時間がございまして、今、県の交付金などについても、今山口県と我々が取り組んでいる内容についても、ちょっと質問なりやり取りもさせていただきました。知事さんもいろいろやはり、そういった大竹市さん以外にも、米軍機によるいろんな影響について、関係のですね自治体の方から要請なり、いろんなお話を聞いておられる中での、今回のご発言だというふうに思っております。やはり、それ広島県として関係自治体の方々、いろんな連携を取りながらいろんな行動されるというふうに思っておりますので、その動向を我々としても、関心を持って注視をしていきたいというふうに思っておりますので、それ以上のことは差し控えたいと思っております。

記者 例えば、これが大竹市同様に、同じ基地に協力する自治体という扱いでみるのか、どんな話か今後あると思うんですが、その点については。

市長 いや、その辺、まだ深くですね、どういったスタンスで、またいろんな機関、関係の地域の方の声を、どう県として、広島県さんとして集約されるのか、それについてはちょっと私が情報を持ちあわせておりませんので、ここでコメントするのはですね、また迷惑かけちゃいけませんので、ちょっと控えたいというふうに思っております。

記者 あの市長、一昨日ですね、先日上京されて、菅官房長官と小野寺防衛大臣にお会いしてるようですけど、どういった内容の話をされてきたのか、話せる範囲内で。

市長 そうですね、今回、私と柳居俊学県議会議長さん、そして県の方は弘中副知事さんとですね、3名の方で菅官房長官また小野寺防衛大臣の方にお会いをしてきました。内容につきましては、今回の県交付金のですね、増額また延長について正式に内示があったということで、その辺のお礼のご挨拶、併せて実際、今空母艦載機の移駐が、今本格的に始まっている、そういった状況を改めて私の方からもお話をさせていただいて、まずはそういった運用について安心・安全に資するような運用徹底してほしいということを併せて話をさせていただきました。また、43項目の安心・安全対策についても、未だ未達成の部分がありますと、これにつきましてもやはり継続して協議をしていく中で成果を上げて行きたいと、そういった中でのご支援を賜りたいと、ご理解を賜りたいと、そういった話もさせていただきました。
 その他、先ほどの11月にオープンいたしました絆スタジアム、その辺の資料等もお渡しをさせていただいて、今いろんな日米交流事業も市としても取り組んでる中で、国としてもいろんなご支援をいただきたいと、そういった話をさせていただき、また小野寺大臣のところでは、来年年が明ければ、2月、3月頃には、残りの陸上競技場とかコミュニティセンターなども完成すると、その暁には様々なオープニングイベントなどもしなきゃいけないという中で、ぜひ、小野寺大臣の方にも岩国のそういった施設含めて時間が取れればご視察も願いたいという、そういったお話をさせていただきました。全体的には、安心・安全対策の継続の取り組みについての話と今回の県交付金のお礼の話で伺ったとこであります。

記者 安心・安全対策等について、官房長官、大臣の方から何か、どんなお話があったんですか。

市長 時間もそんなになかったものですから、個々に具体的に個別のですね、この対策についてどうするかっていう、そこまでの話はできておりませんが、今後、事務方の地方協力局また関連する課の方で具体的に協議をさせていただきたいという話で終えております。

記者 艦載機移駐の節目の年を迎えて、計画が伝えられてから10年経って、今年住民説明会で直接意見を聞いて、それから判断と言う一連の、慌ただしかった一年の中で、心情的なもので、この一年どうだったかということを改めて話していただければと。

市長 はい、まず、大きな決断でありました。審念熟慮と言うことも使わせていただきましたが、やはりこれまで安心・安全対策など、また地域振興含めて、様々な協議を国と行ってきた中での今回、6月議会の上で受ける判断をしたとこであります。やはり、こういった大きな判断をする時は、あえて平常心を保ちながらでないとですね、やはり大きな不安とかですね、いろんな不安定材料がありすぎますと、なかなか判断にぶれが生じるというふうに私は思ってますので、あえて今までの、この10年間の様々な取組について、あえてですね、平常心を保ちながら静かに様々な取組を整理しながら、また市民の方々にもこれまでの取り組みについて、住民説明会の方でもお話をさせてもらいましたし、議会でも説明させていただきました。その中で、まさに静かに熟慮した結果、審念熟慮した結果判断をさせていただきましたが、決してこの、これで終わりではないわけでありますので、今後も実態を把握しながら、様々な事態については、また市民の方々からも声をですね、しっかりと聴かさせていただきながら、毅然とした対応は維持しながらも、責任もって適切に対応していきたいと、そういったことも強くまた静かに思った一年でありました。

記者 FCLPに関して、鹿児島県馬毛島が候補地として交渉が進んでるということですけれども、その後の進捗について、防衛省側からの報告があるでしょうか。で、これ6年、文章になってから6年経つと思うんですけれども、まとまるかどうかについての見通し、感触及び、今回上京された時に防衛大臣、官房長官と会った時に、この件がでたかどうかについて教えてください。

市長 先ほど、あのすいません、3名訪問したというふうにちょっと申しましたが、実は、すいません、岸衆議院もですね、同席をしていただきました。官房長官のところだけ、官房長官のところに岸先生は同席でしたが、小野寺大臣のところは先ほどの3名でございましたが、官房長官のところに訪問した際に、そういった恒常的な施設、FCLPの恒常的な施設についても早急に整備をしていただきたいと、その件について、以前からも国の方は馬毛島を念頭に関係者と協議をしていると話ありましたので、その辺について、すみやかに対応していただきたいという話はさせていただきました。官房長官もそれにつきましては、しっかりと関わっていらっしゃるということでございますので、政府としても取り組みを加速化していきたいという、そういったやり取りを若干させていただきました。防衛大臣のところにも同じくそういった話が出ました。市としてもですね、これまで訓練、NLP等含めて、これまで硫黄島で行っておりますが、天候不順の折には岩国基地また厚木の方が予備指定をされますので、そういった懸念が払しょくされると、払拭されてないと、岩国で実施されるのではないかと言うそういった声がある中で、馬毛島において、もう時間もだいぶ経っておりますのでね、早くに関係者の方と協議を進めていただいて整備をしてほしいという、そういったことは我々としても申し上げたとこであります。

記者 感触についてはいかがでしょうか、見通し、感触。

市長 今、以前はですね、場所についてもなかなか国の方はですね明確に幾つかの候補地ということで言われておりましたが、この一年以内でしょうかね、もうはっきりと馬毛島の方で調整をしているという、そういった断言的な言葉に変わっておりますので、そういった方向性は、そういったことで関係者の方といろんなチャンネルを通じて協議をされているというふうに、私は聞いておりますので、後退はしないというふうに思っております。

記者 スーパーホーネットの移転が始まってから間もなく一か月、騒音が大きくなったうるさくなったという声も聞かれますが、この一か月の騒音状況どういうふうに捉えているのか、今後の騒音対策についてお伺いします。

市長 もうちょっと具体的な、客観的なデータ、数値を持って判断をしていきたいというふうに思ってますので、この時点におきまして、速やかにそういった騒音が増えた、広がったということはちょっと言うためのですね、そういった根拠と言いますか、数字は持ち合わせておりません。ただご承知のように、北朝鮮案件によりまして時間外運用と思います、多分これは、明確な理由は聞いておりませんが恐らくそういった緊張状況の中で、様々な時間外運用だというふうに理解をしておりますが、そういった中で、そういった市民の方々からの苦情があったということは把握をしております。件数も把握をしておりますが、全体的なこの空母艦載機による、いわゆる艦載機部隊による、その運用によって騒音が増えたかどうか、ただ、そのスーパーホーネットにつきまして、やはり従来機よりはですね、3、4デシベルでしょうか、それぐらいやはり騒音が大きいだろうと、それは当初想定をしておりましたので、それはあろうかというふうに考えております。今後もちょっと運用ですね、しっかりと注視しながら市民生活に対してどういった騒音状況であるか、この辺の実態把握をしていきたいというふうに考えております。


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