市長 本日はこのチラシを配らさせていただいておりますが「岩国⇔沖縄線の就航再開及び羽田線5便の継続運航について」お話をさせていただきます。
皆様ご承知のように、全日空さんから1月11日に沖縄線の再開について、19日には、羽田線のダイヤについての発表がございました。
特に沖縄線につきましては、年間を通じての運航であること、更に、時間帯は、岩国発を午前11時25分、那覇発を午後3時とし、これまでの那覇発の時間帯を遅らせることで、沖縄での滞在時間が拡大され、個人利用の皆様をはじめ、修学旅行や社員旅行などの団体利用の皆様にも、満足いただけるものとなっています。
これも、山口県、そして地元経済界をはじめ関係機関の皆様方の御支援と御協力の賜物と深く感謝申し上げる次第であります。
また、羽田線につきましては、1日5往復が確保されるとともに、時間帯につきましては、首都圏からのビジネス利用等に向けまして、岩国発午後5時40分が設定されるなど、更なる利便性の向上が図られております。
今後でありますが、沖縄線の就航に際しましては、沖縄県民の方々との文化芸術、そしてスポーツ、市民活動などの交流を一層図るとともに、広島県西部そして山口県東部地域の皆様にも、積極的にPR活動を行って参りまして、利用促進に取り組んでいきたいと考えております。
今現在、PRの第一弾といたしまして、庁舎1階及び空港ロビーに横断幕を設置しております。また、ポスター、チラシ、のぼり、ミニのぼりの配布を開始しておりますが、2月からは、テレビ、ラジオCMをはじめ各種広告媒体の活用、2月11日でしたか、「宮島かき祭り」がございますが、こういった集客イベントなどを通じて、周知とかPRを行って参りたいと考えております。
今後とも岩国錦帯橋空港の更なる発展、そして利用促進に努めて参りたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上です。
記者 沖縄線についてなんですけど、今回、通年ということとダイヤの利便性が高まってより利用しやすくなってはいるんですけど、昨年の実績から見ると、岩国から出るのはよかったんですけど沖縄からの入りがちょっと悪かったのが大きな原因だと思うんですけど、今回の通年運航で沖縄に対してのPR活動っていうのはどういうふうにされるご予定ですか。
市長 はい、沖縄からの、那覇から岩国に来ていただく、そういった利用の促進に向けましては、これから旅行商品の造成など含めて、関係機関、旅行会社とか全日空さんともすぐに協議に入っていくようにはしております。そういった中でまず、先ほど申し上げたようなスポーツ、文化、各種団体との交流も一層深めながら、魅力ある旅行企画を造成してPRしていきたいと考えております。
記者 確か昨年は、沖縄のテレビ関係にコマーシャルを流したんじゃないかなと思うんですけど、今年はどんな感じでしょうか。
市長 私も沖縄にPRに行きまして、沖縄の民放さんにPRとして出演させていただきました。現在の段階では、具体的な日程は詰めておりませんが、沖縄からの誘客につきましては、春の花見とかですね、夏の鵜飼い、また秋の紅葉、冬の温泉など、こういった岩国の魅力をぜひPRしていきたいと思っております。また、先ほど申し上げたようなスポーツ、芸術、文化、市民活動、こういった幅広い分野でも交流していくことによって、利用促進にもつなげていきたいと思っております。具体的にこれから、去年は10月に、沖縄で観光PRを行っておりますが、適宜、そういった観光宣伝等も含めて、沖縄の方でもしっかりそういった岩国の魅力、これを発信していきたいと考えております。具体的にはこれから、その辺は詰めていきたいと思っております。
市長 修学旅行利用促進という観点から申し上げますと、山口県と連携して今後実施する予定にしております。県もいろいろなご支援もですね、いただけると聞いておりますので、山口県東部とか中部地区の高校などに向けて、県と一緒になってお願いにいきたいと考えているところでもあります。
市長 宮島かき祭りでPRしたりとか、広島などのショッピングモール、こういったところでもPR活動を今後実施する予定としております。
市長 なかなかインパクトのある沖縄っていうポスター、チラシができてますので、これもしっかりと配布を目立つところに置かさせていただいたり、配っていったり、していきたいと思っています。
記者 この日自体にセレモニーをやられたりとか。
市長 3月26日の再開当日のセレモニーはないかという質問だと思いますが、この度の再開に係るセレモニーの開催は考えておりませんが、再開を記念した内容について、例えば、記念品をお配りするとかこういったことは考えておりまして、今担当に指示をしているところであります。
市長 鵜舎はいつできるんでしたかね。
観光振興課長 3月末、このあたり、セレモニーが鵜舎もあります。
市長 鵜舎の新しい飼育施設がこの頃にお披露目ができるかなと思っておりますので。
産業振興部長 鵜舎とあと国安家も。
市長 国安家もね。そういったいろんな観光施設等がリニューアルなりオープンいたしますので、そういったことも今後、観光客またいろんな業者の方にもPRしていくということになろうかなと思っています。もう日にちはだいたい決まっているんですかね。国安家の方と鵜舎の方は。
観光振興課長 はい、鵜舎の方はまだなんですが、国安家の方は3月25日くらいを、今打ち合わせをしています。
市長 じゃあそれは決まったら、またお知らせしたいと思います。
記者 こないだの全協の話ですけど、艦載機移転についてですが、43項目についてですけども、43項目の実現については、どのようにされるおつもりなのか、それをお聞きしたいんですが。
市長 あの、全く別の観点から質問が飛んできたんですが・・。艦載機の話ですね。
記者 そうです。
市長 43項目の?
記者 43項目に市長はずっとこだわりをもって、就任以来言われ続けてきたんですけれども、宮澤政務官が43項目にはそれほどこだわらないというような感じで言われていたことで、それを受けて市長も中長期的なものもあるからというようなことを答えられていましたが、それはもう43項目というのはもう捨ててしまうという意味なんでしょうか。全部実現しなくても艦載機を受け入れようと、いうお考えなんでしょうか。
市長 記者さんのその受け止めと私の受け止めがかなりちょっと違うような気がしますが、政務官がどういった思いで発言されたのか、議員さんとの全員協議会ですから、そこで私はただ聞いている立場でありましたけど、国においてもこの43項目の安心安全対策については、それは重きを置いていると思っております。私自らがそうであります。やはりそういった、これまで市民の不安なり、懸念を払拭するために、43項目という項目に掲げて、安心安全対策を国とこれまで協議をしている中でありますから、それが軽いものだというような認識は私もですが、国も持っていないと思っています。やはり市民のそういった不安をですね、騒音問題も含めて、いろんな対策について協議をして、それを成果として出していく、これはやはり今後もですね、国とそういった協議はしながら、多くの市民が納得いくような成果を私は引き出していきたいと思っております。それについてすぐに成果が出るものと出ないものがあるということはご承知のとおりですが、それはやはり粘り強く100%実現に向けて協議をしていくということは、私のスタンスとして考えることは持ち合わせております。
記者 協議をしていくというのは分かるんですが、100%実現しなければ受け入れをしないということになるんですか。
市長 先ほど申し上げたように、議会をはじめ多くの市民の方々が納得ができる成果、これを出すということに全力を傾注していきたいと思っております。
記者 それは43項目についての成果だと思うんですけども、他の地域振興策だとか。
市長 同じことです。それも同じ考え方。
記者 地域振興策がこれだけ出たからもう43項目についてはいいということにはならないんですね。
市長 それはもちろんですが、逆になぜそういったことになるのか分かりませんが、私はそういったことは言ったことがありませんし。
記者 100%が実現するということまでは考えてらっしゃるということですね。
市長 それはもちろんです。はい。
記者 その後に受け入れの可否があるということですかね。
市長 地域振興とか、安心安全については、我々がしっかりとこれまで国に、そういった要望と意見を述べておりますので、これについては協議をしております。その協議の先に、最終的な判断があるということは申し上げています。その協議の内容について今ここで私がここまでできたらいいとかですね、そういったことを申し上げるのは逆に協議が滞ってしまうということもありますので、今はやはり100%、そして多くの市民が納得できるような成果を出していくということに、全力を傾注していきたい、ということをこれまで申しあげておりますので、ぜひそういったことでご理解を賜ればなと思っております。
記者 意見照会は。
市長 31日今日、出したね。昨日?
基地政策担当部長 今日予定ですけど、正式にはまだ発表してないですけど、予定として今日出す予定です。
市長 今日出す予定には。県と今最終調整をしているところだと思いますので。
記者 その意見をみて、また3月議会での議論もあり、国との協議の場が毎年2月か3月にあるんですかね。
市長 国と県との基地に関する協議会、これの予定は次、2月でしたっけ。
基地政策担当部長 まだ調整中です。
市長 調整中かな。
記者 だいたいいつも2月よね。
基地政策担当部長 大体2月、去年は3月だったんです。
市長 2月、3月その頃で今、調整しているところです。
記者 7月以降といわれている中で、3月議会・・スケジュール感って何かお持ちかどうか。
市長 私がですか。いやスケジュール感ってのは今、国に。
政策審議官 国に質問をしてですねその回答がいつ来るかもわかりませんし、回答を検証してですね、そういった時間もありますので、まだ具体的なスケジュールは。
市長 申し上げれば、今回、国が具体的なスケジュールを示してきましたけど、私とすればスケジュールありきで、物事の判断を軽軽にはしたくないと思っています。国とか米側の都合でこちらが考えを示す、こういったこともする必要はないなと思っていますので、しっかりと、やはり議会もありますのでそういった市民の立場に立って、納得の得られる成果を出すために、そういった協議をしていくと、ですからスケジュールありきで拙速に物事を判断するということはする必要はないと、私は考えております。