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市長記者会見「岩国市協働のまちづくり促進計画」について(平成28年9月30日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月30日更新
  • 日時 平成28年9月30日 11時30分~
  • 場所 議会会議室
  • 担当課 秘書広報課広報班

市長 それでは「岩国市協働のまちづくり促進計画」についてお話をさせていただきます。
岩国市では、市民一人ひとりが地域社会の一員であることを自覚し、住み良いまちにしていくための「協働のまちづくり」を基本目的として、「岩国市協働のまちづくり促進計画」、これを策定いたしました。
岩国市の総合計画におきましても、「豊かな自然と歴史に包まれ、笑顔と活力あふれる交流のまち岩国~人・まちをつなぐ明日への架け橋~」を、これをまちづくりの将来像、これに掲げておりまして、また5つの基本目標があります、「福祉・健康」、「産業」、「生活環境」、「安心・安全」、「教育・文化」、これが5つの基本目標でありますが、これらが実は全て「市民協働」という共通の基本目標の上に乗っかっております。
そして、この促進計画では、「市民協働」という基本目標に焦点を当てて、「支えあいと協働でつくる絆のあるまち」についての方針を示させていただきました。この計画は、昨年度実施しました、「岩国の未来づくり・まちづくりのために、自分たちの住むまちについて考えてみよう」という、そういったテーマでワークショップを行っております。また私が直接市民の皆様と意見交換をいたしました、いわゆるタウンミーティング、そういったところでいろんな提案なりアイデア、これをいただきました。それを整理しながら推進委員会、これは市民の方とか有識者の方に入っていただいていますが、そういった推進委員会の方の協議を経て、まず原案、これを作成いたしました。
その後、その原案についてパブリックコメント、これを実施し、いろんな出された意見を踏まえて、改めて推進委員会で内容を調整し、9月に策定をしたものであります。
この計画でありますが、市民の皆様と一緒になって作り上げ、そしてみんなで手を携えて、そして力をあわせて、「協働によるまちづくり」を進めていこうという、そういった強い想いを込めて今回策定をしております。
ご承知のように、現在、私たちを取り巻く生活・社会環境、これは非常に変化しております。非常に、価値観なり生活様式、こういったものも複雑多様化しておりますので、いろんな影響も出ております。その中でいろんな市民要望ニーズあるわけでありますが、やはり行政だけでなくて、行政も含めた様々な主体が、それぞれの長所を生かしながら効果的に連携していくこと、これが非常に大切でありますし、これからそういったものが求められてくる、そういった昨今ではなかろうかなと思っております。
具体的にはいろいろありますが、今後は私が本部長となりまして、岩国市協働のまちづくり推進本部、これを中心として、積極的に協働のまちづくりに取り組んでまいります。そして行政を含む様々な主体が協働してまちづくりを進めていくための体制とか、また方策の精査また実践、こういったことにもしっかりと努めてまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

私からは、以上です。

記者 今市長が言われた推進本部、市長がトップになってという、これはもう設置されているんですか。

市長 はい、これはもう設置を、いつでしたか、設置は。

市民生活部長 10月ですね。

市長 去年の10月にもう設置をして、何度か会議も開いております。

記者 メンバーっていうのはどういう方々ですか、メンバーは。

市民生活部長 よろしいですか。市長が頭で、副本部長が副市長。それから本部員に関係の各部長。その下に幹事会というのを設けておりまして、幹事には関係各課の課長というような体制になっております。

記者 何人、トータルは。

市民生活部長 人数は改めてお知らせします。(推進本部=市長、副市長を含めて32人。幹事会=64人)

記者 先日の議会の全協(全員協議会)ですけれども、あれでF-35Bの配備については、説明が尽くされたかということですが、最大会派からですね、納得できない、政府は信用できないという意見もありましたけれども、市民への説明会というのを開く予定がないというのはなぜなのか、ということをお聞きしたいんですけれども。

市長 今回、国のほうからは機種変更という説明を聞いておりますので、そういったことでありますので、住民説明会を国のほうに求める、そういった予定はありません。しかしながら適切な情報等を、やはり市民の方々にも伝えるためには、広報紙等も含めて、そういった情報提供はしっかりと努めてまいりたいと考えております。

記者 それに関連して、議員さんのほうからも(国は)米軍の説明を、そのまま鵜呑みで流しているだけではないかという指摘もありましたけれども、その受け止めとして、市議会の議論とか今回の一般質問、全協の議論を聞かれて、市長の受け止めというか、改めてお気持ちをお聞かせください。

市長 はい。今回、全員協議会というのは、ご承知のように国のほうが議会のほうに対して、いろんな説明をし、また議会のほうから国の説明に対して、質問なり意見を述べられたということでありまして、そういったやりとりを見る中で、議員各位のほうからは忌憚のない意見、質問がなされたと思っております。それに対して国のほうもですね、防衛(大臣)政務官を中心に、真摯な対応で回答をされていたという印象を受けました。しかしながらその回答内容をずっと聞いておりますと、国のほうは米軍からの説明をそのまま議会に対して説明をしているという、そういった感が拭えませんでしたので、やはり国においては実際のF-35Bをご覧になった方も、そんなにいらっしゃらないわけですので、机上の説明だけではなくて、現場に赴いて実際の運用状況なり、騒音等を確認することも必要なのかなということは、私は感じたところであります。

記者 市長自身が?国が?

市長 国もですね、やはりそういった主体性を持って、説明するそういった責任はあるのかなと、私自らもそういったことはこれまでも基地政策を担っていく上で、現場にやはり赴いて、いろんなことを確認するという、そういった意義は非常にあるということで、これまでもオスプレイなりKC-130の時もそうでありましたが、現場に赴いて米軍関係者とのいろんな意見交換、またそこでのいろんな確認事項、そういったところで判断をしなければいけない、そういったスタンスをこれまでとってきましたが、変わるものでもありませんので、今回もできればそういった視察ができれば望ましいということは、国のほうに話をしております。具体的にまだ日程等が決まったものではありませんが、そういったことは国のほうに要請はしております。

記者 再質問の内容はもうまとまっておりますか。

市長 いや、まだですね。今、国のほうから17項目の質問について回答がありました。それについてまた今回の全員協議会での議会のやりとりも含めて、また県のほうと調整をさせてもらいたいと。具体的に再質問なりを、どういった項目をするかということは、まだ精査中であります。

記者 目途とかは、いつくらいまでにというのはありますでしょうか。

市長 具体的な目途というのは決めておりませんが、県のほうも県議会のほうも今、開会中でありますので、そういった中でまた県のほうとも調整させてもらいたいと思っております。

記者 今、いろんなやりとりがある中で、国もだし、市としてもちゃんと実際に行って測ったりとか、実機を体験した上での、何というのでしょう評価?が必要だという受け止め?

市長 そうですね。実はこれまでも議会とか、市民の方からもですね、今回のF-35Bに限らず、やはり基地政策、基地対策を含めて、資料に対して、やはり机上での議論だけではなくて、現場に行けと。現場に行っていろんな情報収集をしてこいという意見は、実はこれまでもたびたび議会なり、市民の方からありました。今回も全員協議会の中でも、ある公明党議員さんだと思いますが、議員さんのほうからも国に対して、ユマ基地を含めて海外のほうで、そういった実機の確認なり、運用を視察するための協力を、私のほうが求めてますので、それについてしっかりと調整すべきといった、そういった話もありました。そういった中で市とすれば、今後、いろんな判断をする中で、一つの、判断材料の一つとして、やはり現場に赴くこと、これはやっぱり市長としての、一つのやっぱりとるべき行動かなということは思っております。

記者 先ほど言われた、国が実際に主体性をもって説明すべきではないかと思われたということですけれども、これの実現に向けて何か考えていらっしゃること、あるいは要請していることはあるんですか。

市長 できましたら、まあ本来あるべき姿は、国のしかるべき方々がそういった現地に赴いて、そういった実態の運用の確認とか、騒音の確認、また米側の方とのいろんな意見交換、いわゆるブリーフィング等も含めて、情報交換しながら、それで得られた情報を我々に提供するというのが、本来の姿かなと思っております。それで今回、もしそういった現地での視察が、もし可能になれば、もちろん国がまずはそういったところに行かれるべきだろうと思っております。もし叶えばそこに我々が一緒に行くという、そこで一緒になって確認するということが、双方が理解が深まるのではなかろうかなと思っております。
記者 先日の艦載機のデモ飛行、デモフライトがありましたね。あれでも視察されたと思いますけれども、あのときも結果はほとんど出ていないと思うんですけれども、あのような形で視察されるようなことであれば、何もならないのではないかという意見がありますが、それはどうですか。

市長 いろんな意見があると思いますが、やはり現場に行くということは、やっぱり一番、やはり我々がとるべき一つの考え方だと思っております。やはり机上の議論だけではなかなか気づかないこと、見えない部分もあると思いますので、まずは現場に行って、いろんなブリーフィングももちろんでありますが、確認なり体感することも、いろんな判断の材料になると思っておりますので、行っても意味がないじゃないかということを言われれば、身も蓋も無いわけでありますが、まず我々が取るべき考え方はそういった現場主義を貫いていくということは、これまでもとってきておりますし、これからもしっかりとそういった方針といいますか、姿勢で臨んでいきたいと思っております。

記者 市長、ユマ基地の視察が叶えば良いんですけれども、もし叶わなかった場合、実物を見る機会とすれば航空自衛隊のF-35が12月くらいに配備予定ですから、三沢に見に行くという選択肢もあると思うんですけれども、現場視察の項目の中に三沢という考えもあるんですか。

市長 あれは航空自衛隊ですから、F-35Aですね。

記者 ちょっと機種が違いますけれども。

市長 機種が違ってまいりますが、そういったこともいずれ、やはりエンジンは、ベースは一緒と思っておりますので、まずは我々はF-35Bの視察を求めていきたいと思っておりますが、今後、三沢にいずれ配備されるだろうと聞いておりますF-35A、これについてももちろん国内でありますから、比較的に調整がしやすいんだろうと思っておりますので、また適宜、そういった視察も考えていきたいと思っております。

記者 あと県との協議、話し合いですかね、あると思うんですけれども、あの周辺自治体とですね。スケジュール的にはどう、中間報告的にも一度は県と市が話をするのか、ある程度見えてきたところで、意見交換するのか。

市長 県のほうもまだ、まさに県議会が開会中でありますので、いろんな委員会等もあるでしょうから、県の審議なり委員会等の動向を見ながら、市のほうはもう全協も終わっておりますので、市のやりとりは県のほうはご承知だと思っていますので、市のやりとりを踏まえて県のほうはまたいろいろ集約もされるでしょうから、県のそういった一応、議会が終えると言いますか、県議会の動向を見ながらタイミングを見て、市の考え方、そして県の考え方、そして県とすれば周辺自治体の意見をおそらく集約されると思われますから、その辺を含めて、我々は県のほうと話をさせてもらいたいと思っております。県は県で周辺自治体の意見をおそらく集約もされると思っておりますので、我々は市の考え方は県にちゃんとお伝えして、いろんな再質問の項目があれば、何を再質問するか、再確認か、その辺は県のほうとすりあわせを今後、させてもらいます。

記者 そういった場というのは何か考えてらっしゃるんですか。つまり公の場でされるわけですか。協議会か何か。それともさしで知事と話し合うという、そういう形になるんですか。

市長 まあどうなりますかね、これは。まだ具体的に場所とか時間とか考えておりませんが、これまでの経験から言いますと、いわゆる内部の協議でありますので、そこは非公開になるのかなと思っております。

記者 KC(-130)のときは何かありましたですよね。

市長 KC(-130)のときは確か頭撮りだけだったかな、やりましたよね。シンフォニアで。あっちのほうでやりましたから、そういった形がとれるかどうか、それはちょっとまだ具体的に決まってないでしょ?

政策審議官 決まっていない。

市長 そうですね。たぶん県のほうと前回みたいに、この岩国周辺でやったほうが皆さん集まりやすいということで、岩国でやってますので、そういった形も一つあるかもしれませんね。

記者 10月1日からハワイに行かれるようですけれども、何しに行かれるんですか。

市長 日程表は。ちょっと、全部話すと長くなるので。

記者 日程表は紙はいただいているんですけれども。

市長 まず今回、冠はですね、新市誕生10周年と岩国の商工会議所の創立70周年事業として、まあいわゆるチャーター自体は6回目なんですよ、6回目。新しい錦帯橋空港が開港してからは2回目になります。訪問団長は長野会頭が今回の訪問団の団長として行かれます。
今回、向こうの、まず行った初日は在ホノルル報道機関との会見ということで、そういった報道関係ともいろんな意見交換をさせていただきます。夜には山口県人会の方との交流会を予定をしております。そして次の日は日曜日でありますので、10月3日の月曜日には向こうの太平洋軍海兵隊、こちらのほうに表敬訪問をすることになっております。そのほかホノルルの日本国の総領事館、そしてハワイ州のホノルル市役所、またホノルル日本人商工会議所、実は商工会議所の方は少し前にハワイから岩国にも来られてますので、えー、いつでしたかな。ちょっと前に。7月だったか。そういったこれまで岩国と向こうのホノルルの商工会議所ともですね、いろんな人的な関係が深まっておりますので、私も何度かお会いしたことがある方もいらっしゃるので、そういった方とのいろんな交流を深めていくというのは、今回、我々の訪問団のミッションであります。その他、今回、多数の方がいかれますが、その方々はおのおのフリーにいろんなツアーなりオプションを、十分に楽しまれると思っております。

記者 例えばですね、アメリカに行くわけですから、F-35Bの配備だとか、艦載機移転だとか、そういったことについて、米軍を訪問されるようなので話し合いをするということはあるんでしょうか。それとも何か見ることはあるんでしょうか。

市長 見ること? 基地の中ですか。

記者 基地を見るとかですね。

市長 基地の中の、実は3年前も表敬訪問させていただいておりますが、基地の施設を見るということは想定しておりませんが、大きな応接室でいろんな意見交換はさせてもらいました。もちろん、岩国の取り組み等は十分にいろいろ情報を得られておりましたので、岩国の基地とのいろいろな関わりとか、取組みとか。そういったいろんな意見交換は前回もしておりますし、今回も時間の中ではそういった会話はもちろんあるかなと思いますが、ただそこで基地問題をガンガンガンガン、それだけで話をするというそういったミッションではありませんので。

記者 今回、ハワイに行くことについて、米軍とか政府にこのように配備についても考えているので、こうしてほしいとか、そういった要請というのは、報告というのは無いんですか。

市長 ちょっと意味が分からないので、ちょっともう一回。

記者 向こうに行かれるんで。

市長 ハワイに行きますね。

記者 前からいろんな要請をされてますよね、配備についてはいろいろ視察をしたいという要請もね。

市長 F-35Bのですか。

記者 F-35Bの。で、そういった視察について、例えばハワイで可能なのかとか、そういった働きかけをされたことはあったんですか。

市長 具体的には私はしておりません。

記者 それはどうして。

市長 ただ国内、最初は国内で視察ができないかと、それは難しいだろうという回答がありました。となれば海外で、ユマ基地、まあそういった配備先での視察になるんだと思いますが、それは古賀さん言われるとおり、我々、ハワイに行きますから、ハワイのそういった基地にF-35が飛んできてここで実際の運用を見るのかどうかと、そういう話ですよね。

記者 そうです。

市長 それを要請したのかどうか。それは具体的には私はしておりませんが、それができれば一番、何といいますか、時間的にはタイトな時間の中で、見れるかどうか、現実的にはほぼ無理だろうと思っておりますので、無理だろうことはあまりこちら側から要望なり、要請することはしておりません。現実的にはないわけでありますので。

記者 太平洋軍司令官とどういったことを話されるんですか、それじゃあ。

市長 それはまだ行ってから。どういったことを話すかは今から考えます。