市長 本日は、「岩国シロヘビの館」の企画展についてお話をさせていただきます。
3月24日にリニューアルオープンいたしました「岩国シロヘビの館」でございますが、オープンから約3か月が経過をしております。現在の時点で、約6万人のお客様をお迎えしておりまして、大変好評をいただいているところであります。
ちなみに「シロヘビの館」でございますけれども、8月末か9月の初旬頃、この調子でいきますと10万人の達成を予定しておりますので、その来場者10万人の記念イベント、これも今予定しております。
そして、この「岩国シロヘビの館」でございますが、魅力的なコンテンツを継続的に発信をして、リピーターの方の増加を目指すために企画展示スペースを設置しておりますが、その記念すべき第一回目の企画展といたしまして、漆原(うるしばら)友(ゆ)紀(き)さんの原画展を開催いたします。
ご承知のように、漆原さんは、岩国市出身の漫画家でございまして、「岩国シロヘビの館」においては常設展示パネルのイラストを担当していただいております。漆原さんの代表作であります『蟲師(むしし)』、これはアニメ化されておりますし、実写映画化もされております。
今回の企画展ではこの『蟲師(むしし)』のこれまでの原画、これはもちろんでございますが、この企画展のために新たに書き下ろしをしていただきました『蟲師(むしし)』のイラストも展示いたします。また、来館者を対象とした応募抽選によるプレゼント、こちらも準備しております。
今回の企画展が、さらなる来館者の増加と「岩国シロヘビの館」の周知につながると考えております。
なお、期間でございますが、7月16日(土曜日)~9月19日(月・祝日)で企画展を行います。入館料は、大人200円、小中学生100円でございます。
これが代表作のイラストの一部、紹介させていただきますが、こういった形になっております。ぜひ多くの方のご来館を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。
記者 これはオープニングイベントはやるんでしょうか?
担当者 オープニングイベントは今のところ考えておりません。
市長 これご本人は?
担当者 ご本人は時期を合わせて来られるということはありません。企画展の途中見に来られる可能性はあるんですが、日時の調整はしておりません。
記者 展示するイラストの枚数は何点くらいですか?
担当者 既存のものが12点と書下ろしが1点、計13点です。
記者 イラスト以外何か楽しめるものはないんでしょうか?
担当者 正面に記念撮影コーナーを設置したり、漫画の一部をパネル化して館内全体にそういった世界観を楽しんでいただけるような仕掛けをしたいと思っております。
記者 いわゆる企画スペースみたいなのはあるんでしたっけ?
担当者 そうですね。
記者 それプラスいろんなところに?
担当者 そうです、企画展示スペースに原画を展示しまして、あとのスペースにもそういったパネルを展示します。
記者 入ってどのあたり?
担当者 企画展示スペースは入って、もう最後の方です。
記者 観光スペースあたり?
担当者 はい、そうです。
記者 抽選によるプレゼントというのは、『蟲師(むしし)』に関連するものをプレゼントする?
担当者 サイン色紙とかそういったものを、原画集にサインを入れていただいたりとかポスターにサインを入れていただいたり、サイン色紙、そういったものを準備しております。
記者 ご本人のコメント的なものはもらえますか?
担当者 展示会場にもご本人様からのメッセージというのは掲示させていただきますし、あらためて、お渡しいたします。
記者 この方、初めてになるんでしょうか、こういう岩国で、例えばご自分の個人の作品展というのは。
担当者 そうですね、原画展は講談社さんのほうも記憶がないくらいということですので、少なくとも岩国では初めてですし、書き下ろしのものについては本邦初公開になります。
記者 市長、月曜日にANAに行かれてましたよね?
市長 ええ、ANA総合研究所、本社の方も行きましたけど。
記者 今後の岩国空港のありかたとか、沖縄便も含めて、何かお話がありましたか。
市長 全日空さんの方にお邪魔したのは、今回、ハワイのチャーターフライトに向けて、いろいろご尽力いただいておりますし、改めて増便のお礼も含めて、東京便も5往復になりましたし、沖縄便も就航しておりますので、今後さらに物流の面におきましても、いろんな専門的な見地から、ご指導をいただきながら、意見交換も実施し、利用促進もしっかり図っていきたいと、そういった意見交換の場として、今回、訪問させてもらいました。
記者 まさにそろそろ冬ダイヤに向けて、調整とかも始まるのかなと思うのですけど。
市長 そうですね。
記者 どういうお話があったか……
市長 もちろん、これまで増便しておりますので、新たな沖縄便についても、しっかりと予測し図っていきますと、今、夏便ですけど、今後とも継続してもらえるような、そういった話は若干させてもらいました。
記者 一つよろしいですか。艦載機の移駐の計画なんですけれども。あと半年あまりで2017年になるじゃないですか。今、当然、移駐に関する判断を、43項目も含めてなさっていると思うんですけれども、例えば市民の意見を聴く場、いわゆる公聴会だとか、タウンミーティングじゃないですけれども、そういった開催をされるおつもりというのがあるかどうか。例えば市民の意見を聴いて、それも一つの材料として、移駐を容認するかしないかという材料にするかどうか。それを含めて、開催されるおつもりはありますか。
市長 現時点でまず、2017年の空母艦載機の移駐が始まるという、国からの従来からの説明がありますが、具体的なその後、詳細については国のほうからアプローチはありませんが、市とすれば目の前のいろんな市民の不安を払拭するために、議会とも協議をしておりますけれども、まさに言われたとおり43項目の安心安全、地域振興、そういったいろんな課題について、粘り強く国と協議をしておりますので、まあ議会も市民の代表であられますので、そういった方々にはあらゆる場面で説明をさせていただいておりますが、今後、あらためてタウンミーティングですか、いろんなそういった住民説明会的なことで、意見を求めたらどうかと、予定があるかということでありますが、現時点ではそういった具体的なことは考えておりませんが、またいずれ大きな動きと言いますか、局面があればこれまでも従来やっておりますように住民説明会とか、全員協議会とか、そういったことは過去、やっておりますので、そういったかたちが……、ともかくどういったかたちがふさわしいのか、現時点では明確に判断はしておりませんが、今は目の前の課題について、しっかりと国と粘り強く協議をして、成果を引き出していくと、これに全力を傾注していきたいと思っております。
記者 重大な局面というのはどういう場を想定しているんですか。
市長 いろんな判断なり、いろんな国から正式な話があったときですね。そういったときには、まず我々が想定しておりますのは、政府のほうからしかるべき方がいろんな説明に来られるだろうと、そういったときにやはりわれわれ執行部側と、議会のほうで議長、副議長を始めそういった方と一緒になって、まず話を聞こうじゃないかと。その後の対応については、また議会とも協議をしなければなりませんので、この場でどうするああするというのは、まだ結論付けたものは申し上げられません。
記者 いずれにしてもそういう重大局面が来た後に、住民の話を聴く場なりを設けることを検討している、ということで良いですか。
市長 今までのやり方とすれば、話を聴くというよりも、いろんな説明をして、そこでいろんな意見があるだろうということは、過去いろんな愛宕山の売却とかいろんな局面がありましたので、そういったときはそういったかたちを取っておりますが、今後どういったかたちでやるかということは、まだこの場で明確に決めてはいないということです。
記者 いずれにしても説明会的なものはやるだろう。
市長 議会を含めて……
記者 いや、市民に向けた。
市長 そういったことも想定はしておりますが、明確にやるやらないということは、この場でまだ決めかねております。まず国から説明が無い中で具体的にこういったことをしますというのは、まだ順番が違うのかなと思っております。
記者 国からなんらかのかたちで来るじゃないですか、まあ副大臣とか大臣とか来るじゃないですか。それは何をしに来るという感じなんですかね。移駐時期を説明に来るというかたちになりそうですか。
市長 そのへんはわれわれが決めるものではないものですから、国がどういったことを説明するか、それは国のほうで多分、考えて来られると思うので。
記者 じゃあ現時点では43項目について、一生懸命、取り組んでいる段階であって、いずれそういった重大局面なりが来たときに、そういった住民に向けた説明会なりも想定していると。
市長 あくまで想定です。
記者 了解しました。