市長 本日は「連休中のイベント等」と「街路灯の倒壊」についてお話をさせていただきます。
最初に「フレンドシップデー」についてですが、過日、基地からの発表のとおり今年は中止されることとなりました。25万人を超える方々が楽しみにされており、日米親善の象徴的なイベントが中止となり、私としても非常に残念な気持ちです。市では、中止の連絡と同時に関係自治会へご連絡するとともに、ホームページ等で周知に努めておりますが、5月1日号の広報の中にも「中止のチラシ」を折り込み、各家庭に配布することとしています。
一方で29日には、大名行列や鉄砲隊の実演などが予定される「錦帯橋まつり」があります。また、5月3日には、春の夜空を飾る「くすのき花火フェスティバル」とカープ選手の握手会などがある「カープウエスタンフェスタ」が開催されます。4日には、今回20回目となる「二鹿しゃくなげマラソン大会」などが予定されております。また、錦帯橋周辺では、5月31日まで「錦帯橋のライトアップ」や遊覧船に乗って錦帯橋を眺める春のミニ遊覧「さくら舟」も行っております。このように連休中には、いろいろなイベント等がありますので、ゴールデンウィークの一日をご家族で楽しく過ごしていただきたいと考えています。
続いて、3月22日、岩国駅付近で発生しました「街路灯の倒壊」について、現在の対応状況を報告させていただきます。倒壊した街路灯は、平成元年に岩国駅前広場整備にあわせて設置した6本のうち、市道麻里布町26号線の歩道に設置した1本であり、倒壊により通行人や車両への被害、道路の通行への影響はありませんでした。残る5本については、直ちに緊急点検を行い、補強が必要と判断した2本については、本日工事が完了する予定です。さらに、この街路灯の倒壊を受けて、道路、公園など、市が管理しているさまざまな公共施設に設置している照明灯についても、現在、緊急点検を実施しております。今後は、これまで以上に施設の適切な維持管理に努め、市民の皆さんの安心・安全の確保を図っていきたいと考えております。
私からは、以上です。
街路灯の補足説明をしますが、現在、市はいろいろな所管によって街路灯の整備をしており、全体で約2,790灯あります。都市建設部、産業振興部、教育委員会等いろいろな部署によって所管していますが、これらについて緊急点検を実施していこうということです。
記者 街路灯の件で、市長は倒壊についていつの時点でお知りになったのでしょうか。
市長 私が知ったのは報道があった直後です。
記者 場合によってはけが人が出ていた可能性がありますが、市長のほうには連絡がなかったということですか。
市長 はい。これは所管で即座に対応したということです。
記者 それについては問題がないということですか。
市長 今回の倒壊によって直接、被害がなかったこと、また道路の通行にも影響がなかったということで、特段、公表もしておりませんでしたが、今後についてはいろいろな影響がある場合も考えられますので、まず緊急点検をしてまいりますが、今後こういったケースがあった場合には、個別の判断をしてまいりたいと考えています。
記者 これまでも年に1回の点検などの定期点検があったと思うのですが、その点検が十分だったとお考えでしょうか。
市長 今回の件を受け、市のほうも点検方法をやはり見直していきたいと思っています。今回、これまでの点検が十分だったかどうかも含めて、今年2月に国土交通省において作成された点検実施要領も参考にしながら、改めて精査を行い、改善すべき点があれば見直していきたいと考えています。
記者 オスプレイについて、一部、報道もありますが、政府は7月にも去年と同じように岩国に搬入する考えのようです。国から何かしら連絡があったかということと、仮に搬入となった場合、市としてはどのようなスタンスで臨まれるか。
市長 まず今のところ、国からそのような話は聞いておりませんし、状況を国に確認中です。現時点で、岩国への搬入などについてはコメントする段階にはないと思います。ただ昨年7月の搬入時、モロッコやフロリダでの事故の分析結果が出る前だったと思いますが、その後、政府において安全宣言がされ、飛行運用に関する日米合同委員会合意も出されています。そういった中で昨年は12機が岩国に陸揚げされ、準備飛行があり、正式に普天間に配備されたという経緯あります。そういったことを思うと、市としては第2陣を岩国に搬入する必要性があるとは私は思っておらず、岩国を経由せずに那覇港湾施設に直接陸揚げすることが筋であると、素直にそう考えております。しかしながら今回、報道を見ると昨年の搬入したときと同様に、安全保障上の必要性というものがそこから読み取れず、単に政治的な思惑のみで今回の報道がされていたので、それを受け止めると、私とすれば多少、違和感を感じざるをえないといった感じはもっております。
記者 違和感とおっしゃいましたが、特に陸揚げそのものを反対する理由はあるのでしょうか。
市長 違和感というのは、昨年の7月もそうでしたが、これは報道の域を出ませんが、直接、岩国に陸揚げをする理由として安全保障上の政策であるからといった説明ではなく、ただ単に政治的な思惑からの措置であるというふうに受け止めざるをえない、そういったことに私は違和感を感じています。
記者 陸揚げそのものに反対とか賛成とか、そういうことではないのですね。
市長 そのことについては、現時点でまったく正式な情報が入ってきていませんので、コメントは差し控えたいと思っています
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