市長 予定にはありませんでしたが、まずは、台風15号への対応状況等について、ご報告をさせていただきます。
まず現在は災害警戒本部体制をとっておりまして、本日8時半に1回目の会議を開いております。2回目は10時半の予定でございます。そして、その台風15号の接近に伴いまして、本日午前5時に早期避難所38か所を開設いたしました。午前7時現在の状況でございますが、10か所の避難所で26世帯、35人の方が避難しておられます。
人的被害、道路や河川等の被害は、現在のところ報告はあがってきておりません。
交通機関につきましては、JR関係では、山陽新幹線、広島から下は上下線とも運休、山陽本線は、岩国・広島間は、遅れはあるものの運行しておりますが、岩国・下関間は運休となっております。岩徳線は、上下線とも運休でございます。 錦川清流線は、運転を見合わせております。いわくにバスは、完全運休が1路線、部分運休が2路線。柱島海運は、終日欠航であります。
国道2号は、岩国インター入口交差点から200メートルのところが通行止めとなっております。国道186号は、栗谷から安条までが通行止め。県道は、阿品・山田屋さんから松尾トンネル、阿品・山田屋さんから日宛までが通行止めとなっています。
飛行機でありますが、本日の羽田発の第1便が欠航、岩国発の第1便は運行を見合わせているところでございます。
今後、岩国市への最接近は、本日の午前11時頃と見込まれます。暴風域は午後の1時から2時頃には抜けると思われますが、強風域は夕方頃まで残ると見込まれております。
11時半が干潮にあたりますので、潮の影響はそんなにないだろうと思っております。菅野ダムは深夜1時に全放流をしておりますので、現在、警戒水位には達しておりません。
昨日24日の17時に避難所の開設の予告を防災行政無線で流しておりまして、本日の早朝5時5分にも避難所開設の告知として流しております。次回は、防災行政無線は10時にあらためて警戒のアナウンスをする予定としております。
以上が、台風15号に関する現在での報告でございます。
それでは、「市議会9月定例会提出予定議案」についてお話をさせていただきます。
予定の案件は、諸般の報告が5件、報告5件、諮問3件、認定19件、議案21件でございます。それでは、主なものにつきまして概要を御説明いたします。
まず、諸般の報告は、岩国市土地開発公社ほか4件の経営状況について報告するものでございます。
次に、諮問第2号から第4号までの「人権擁護委員の推薦について」は、本市の人権擁護委員20人のうち3人が、任期満了となるため、委員の候補者を法務大臣に推薦するに当たりまして、意見を求めるものでございます。
次に、認定第1号から第19号までにつきましては、平成26年度の一般会計及び各特別会計並びに地方公営企業の決算について、市議会の認定に付するものでございます。
続いて、議案第88号平成27年度岩国市一般会計補正予算及び議案第89号から 議案第97号までの各特別会計補正予算につきましては、これは各会計とも平成26年度決算に伴う繰越金などの調整を行うとともに、一般会計においては、国の地方創生先行型交付金の上乗せ交付見込みに伴う 事業費、国・県支出金の返還金、財政調整基金への積立金、災害復旧費などを計上しております。
詳細につきましては、お手元に資料を配付しておりますのでそちらをご覧いただけたらと思います。
次に、議案第98号から第100号まで及び議案第102号の4議案につきましては、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」等の施行に伴い、新たな条例の制定並びに条例の規定の整備を行うものでございます。
議案第103号の「岩国市営住宅条例 一部を改正する条例」でございますが、これは老朽化した市営住宅12戸を用途廃止することに伴い、規定の整備を行うものでございます。
議案第104号の「岩国市単独定住住宅条例の一部を改正する条例」は、錦原住宅及び美川尾崎共同住宅を老朽化により廃止することに伴い、規定の整備を行うものでございます。
次に、議案第105号の「消防団デジタル無線装置の買入れについて」は、岩国市消防団が使用する消防団デジタル無線装置について、指名競争入札により、太陽通信株式会社と2,235万6,000円で物品売買契約を締結するものでございます。
次に、議案第106号の「不動産の取得について」は、農林公園用地として、周東町中山地内ほかに所在する土地 177万3,092平方メートルを1億783万5,809円で 岩国市土地開発公社から取得することについて、議決を求めるものでございます。
最後になりますが、議案第107号の「不動産の取得について」は、緑地広場用地として、周東町用田地内に所在する土地 2万5,090平方メートルを3,007万277円で 岩国市 土地開発公社から取得することについて、議決を求めるものでございます。
以上で、9月定例会の 提出予定議案等の 概要説明を終わります。
私の方からは、以上でございます。
今回、防災行政無線の、先ほど申しました昨日の夕方17時に避難所の開設予告と今朝5時5分に早期避難所の開設の告知を防災行政無線で行っておりますが、前回は確か機械音といいますか、言葉で言っていますが機械でのメッセージでしたので、なかなか聞きづらいということも前回市民の方々からそういったことがありましたので、今回は職員の方で肉声といいますか、そっちの方でアナウンスを流しておりましたので、だいぶ聞きやすさは改善されたのかなと思っております。今後も防災行政無線等の運用につきましてはしっかりと的確に情報が伝達できるように、適宜そういった改善も施しながら運用してまいりたいなと思っております。
記者 今のことに関連してなんですが、肉声になったことでアナウンスの音量等は以前の機械式よりも聞きやすくはなったんですが、今朝の状況を見ていると、音が複数方向から流れてきて言葉に多少のずれがあって重なって、放送はしているんだけど内容が聞き取れないっていう事例、私の家で私が実感したんですけれども、そういう状況が出ているので、スピーカーの向きを変えるとか位置を変えるとか、もうちょっと改善がいるのではないかなという気がしたんですが。
市長 わかりました。そういった貴重なご意見をいただきましたので、場所等をまたスピーカーの角度とか、ちょっと個別的にその場所をピンポイントでまた危機管理課のほうに情報をもらったら。
記者 朝伝えました。音が重なっちゃって、音量的には聞こえているんです。
市長 その家に対して、複数の方向から声が入ると。その時差があるということですね。微妙に。重なってたぶん同時的に流れてくるんでしょうけどね。建物のあれによってちょっと聞こえ方が。
記者 何を言っているのかわからない状況。雨の中でも何か放送しているなというのはわかったんですけれども、前の機械式のときは放送していること自体気付かなかったんですが、今回放送しているのは気付いたが、内容が把握しきれなかった。そのへんやっぱり改善が必要かなと。
市長 はい、わかりました。
記者 予算の方で。衛生費の方で、子育て世帯包括支援センターの整備が上がっているのと、商工費で観光魅力戦略室への補助金、この観光魅力戦略室、これはどういったものになって、事業費じゃなくて補助金っていうのはどういう意味なんですか。
総合政策部長 今度こういった組織を新たに立ち上げるに際して、運営補助、その組織に対しての運営補助でございます。
記者 観光戦略室は市が設置するんじゃなくて。
市長 外部に立ち上げます。
総合政策部長 格好としては、5つの観光協会が市内にあるんですが、それと岩国商工会議所、それらの組織が作るのが、この岩国観光魅力、仮称で書いてございますが、観光戦略室を設置しますので、それに対しての運営補助。
記者 じゃあ外部組織ということですね。
総合政策部長 そうです。外部組織です。
市長 これは先般、観光ビジョンを定めておりますが、その中にもそういった総合的な観光戦略を民間で立ち上げて推進すべし、というご意見が入っております。岩国市観光協会をはじめ、各地区に観光協会があります。錦とかですね、由宇にもございます。そういったいろんな観光団体を含めてそれを総合的にプロデュースといいますか、戦略的にもっとトータル的に、総合的に観光振興を図るための、そういった外部組織を立ち上げます。そこにまた有識者の方を据えて、しっかりとプロモーションしてもらうということで、そういった団体に対して市が援助するという形になっております。
もう一つ、子育て。
記者 子育て包括支援センターはどういう内容ですか。これは市が設置するんですよね。
総合政策部長 これは市です。子育て包括支援センターは、今考えておりますのは、5人体制の組織で保健センターの方に設置する予定です。
記者 それは相談、子育てをされているお母さん方の相談と。
総合政策部長 総合的に、総合支援を行う、妊娠期から子育て期に渡るまでの期間、総合的に相談を受けます。
市長 これは新年度を待たずにして、体制が整ったので早めに、10月ですが、立ち上げていこうと。当初は28年度からというものあったのですが、やはり体制が整ったということで、この時期に立ち上げて速やかに、年度内にやっていこうということになります。
総合政策部長 新制度による。
記者 国の?
総合政策部長 子ども・子育て支援新制度というのが始まります。それにもとづく利用者支援事業ということで、ちょっと前倒しでやると。
記者 ちなみに観光戦略室はいつ頃立ち上げる予定ですか。
総合政策部長 いま調整中です。