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市長記者会見「市議会9月定例会提出予定議案について ほか」(平成26年8月26日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年8月26日更新
  • 日時 平成26年8月26日13時30分~
  • 場所 議会会議室
  • 担当課 秘書広報課広報班

市長 本日は、「9月定例会の提出予定議案」についてお話したいと思いますが、その前に先の豪雨でお亡くなりになられた2名の方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された多くの方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧に努めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

 それでは、今議会に提出する予定の案件は、諸般の報告7件、報告2件、諮問2件、認定19件、議案22件です。それでは、主なものについてその概要を御説明いたします。

 まず、諸般の報告は、岩国市土地開発公社ほか6件の経営状況について報告するものです。
次に、認定第1号から第19号までについては、平成25年度の一般会計及び各特別会計並びに地方公営企業の決算について、市議会の認定に付するものです。
 続いて、議案第86号 平成26年度岩国市一般会計補正予算(第1号) 及び議案第87号から議案第96号までの各特別会計補正予算については、今回の補正予算は、各会計とも平成25年度決算に伴う繰越金などの調整を行うとともに、一般会計においては、7月の豪雨被害などに対応するための 災害復旧費、国・県支出金の返還金、財政調整基金への積立金などを計上しております。
 詳細につきましては、お手元に資料を配付しておりますのでそちらをご覧ください。
議案第97号から第99号までの3議案につきましては、子ども子育て支援法等の施行により、来年4月に「子ども・子育て支援 新制度」が本格的にスタートすることから運営に関する基準等、必要な事項を定めるものです。
議案第100号の「岩国市風致地区条例」は、地域の自主性及び自立性を高める法律の施行に伴い、風致地区内の建築等の規制に関する事項を定めるもので、基本的には現在適用されている山口県条例の規定を継承しています。

 議案第101号の「政治倫理の確立のための岩国市長の資産等の公開に関する条例」は、県内の他の自治体の長のものと統一を図るため、条例の全部改正をするものです。
議案第102号の「岩国市営住宅条例の一部を改正する条例」は、老朽化した市営住宅9戸を用途廃止することに伴い、規定の整備を行うものです。
 議案第105号の「不動産の取得について」は、ごみ焼却施設建設事業 用地として、日の出町地内に所在する土地約18,400平方メートル(18,397.34平方メートル)を6億40万9,087円で岩国市土地開発公社から取得することについて、議決を求めるものです。
 議案第106号の「岩国市総合計画基本構想の策定について」は、平成34年度を目標年次とする総合計画基本構想を策定するため、議決を求めるものです。
 最後に、議案第107号の「新市建設計画の変更について」は、合併特例債の発行期限が5年間延長されたことから、本市におきましても、引き続き有利な合併特例債の活用を可能とし、将来の財政運営に柔軟性を持たせるため、計画期間の延長、事業の追加等を行うことについて議 決を求めるものです。
 以上で、9月定例会の 提出予定議案等の 概要説明を終わります。
 私のほうからは、以上です。

記者 補正予算のことで、今回の豪雨災害関係の予算の復旧費は額でいうとどれ位になるのでしょうか。

市長 今回の8月ですか?先ほど説明いたしましたのは、7月の災害のときの復旧費を計上しております。今回の8月6日以降の災害復旧関連経費につきましては、9月議会に提出できるよう、今精査をしています。

記者 9月議会に提出されると。

市長 そういう予定で、今詳細を積算を含めて詰めの協議をしております。

記者 今の質問関連ですが、9月議会中に追加計上ということでよろしいんですよね。

市長 災害関連予算については、現在編成中ですので、この議会で追加上程したいと考えております。

記者 現時点でよいのですが、推定被害総額はいくらくらいかわかりますか。

市長 各課からの予算を積み上げておりますが、規模で言うと20億程度になるのかな、というところで数字が上がってきております。要求ベースでは21億を越えていると聞いています。

記者 8月6日の岩国の豪雨災害もそうですが、広島でも同じように豪雨災害が起きておりまして、甚大な被害がでています。山口県の避難勧告の早期発令ですとか、住民がきちんと情報を受けとれるようにするための情報伝達体制の確立など、いろいろ指示されているところだと思いますが、改めて岩国市として住民への情報伝達について他に、災害を受けてお考えになっていることはありますか。

市長 8月6日の豪雨で岩国市はかつて経験したことのない、時間あたり120ミリという猛烈な雨に見舞われ、市内各地で甚大な被害にあったわけです。まだその爪あとが残る市内でございますが、まず被災者の方々の1日も早い生活復旧と被災施設の復旧に全力を尽くしたいと思います。今回の岩国市に起こった豪雨と同じタイプの豪雨がまさに広島でも発生し、広島ではこれまで経験したことのないような未曾有の被害が発生しております。改めて、岩国市は勿論ですが、広島でも災害に遭われ亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに心からお見舞いを申し上げる次第です。
 また、岩国市と広島は地質的にも非常に似ております。今後、これまで受けた被害から更に思わぬ被害が起こるかもしれません。こうしたことを踏まえ、いつどうやって情報を伝えて避難してもらえるか、そういった観点で、今後防災計画の見直しが必要であると考えております。そうした基準を見直す一方で、ご質問にもありますように、伝達手段、防災無線や、また防災メールの加入促進、色々な手段がありますが、まずは、地域の方々には自らの命を守る行動を速やかに取ってもらえるような防災意識の普及啓発、こういったこともしっかりと働きかけながら、市で進めております防災行政無線の整備を行い、また防災メールの加入もしっかりと促進をしていきたいと考えております。

記者 関連ですが、防災行政無線の話が出ましたが、これについて旧市内は昨年度から屋外スピーカーの整備が始まったところだと思いますが、防災行政無線の屋外スピーカーと戸別受信機も含めて、大体いつ頃までに旧市内の整備を終える予定なのかということと、今回の豪雨災害を受けてそのあたりの整備を今後加速させていく考えがあるのかどうか、教えてください。

市長 防災行政無線の整備については、計画的に、以前から全市的に整備に取り組んでいます。それを加速化できないかということですが、ほぼ計画通りに進めておりますので、細かい最終年度を担当のほうから答えてもらっていいですか。

危機管理監 最終年度、29年度に全市整備できるようになっています。市内につきましては、今年度、拡声機の子局を配布します。戸別受信機については市内につきましては29年度の整備を予定しています。

市長 27年度中に旧市内の屋外戸局を整備ということですね。

危機管理監 旧市内は今年度です。

記者 旧市内は、屋外スピーカーについては今年度に子局を整備して、戸別受信機については、29年度。

市長 戸別受信機はすでに希望を全市的に取っているのではなかったですか。

危機管理監 今年度は錦地区から順次、美川、美和、由宇と旧岩国市内は29年度が最終の整備となっています。

市長 今のは屋内?

記者 戸別受信機ですね。

記者 戸別受信機は希望されるところに設置ですか。

危機管理監 希望者に設置です。

記者 先程のご回答に対する質問ですが、防災計画の見直しが必要と言われましたが、計画のどの部分をどのように見直しされるのでしょうか。全体的にですか。周知に関する部分なのでしょうか。

市長 まずは、避難勧告の基準等がありますが、時間雨量などですが、数字をもうちょっと早い、雨量がもうちょっと少ない、300ミリ以内といいますか、どこで出すかは今から協議しようと思っていますが、もうちょっと早めに出せるようなタイミングなども考えたいと思います。今は300ミリで避難勧告を出すようにしています。

記者 基準の見直しですか。

市長 そうですね。

記者 鵜飼い事業についてですが、マニュアルを新しく作成すると、安全、安心の体制をもう一度見直すということで前回お話し頂いたと思いますが、再開にむけた現在の動きといいますか、どのような協議が観光協会と進んでいるのでしょうか。また、スケジュールなどがあれば教えて頂けますか。

市長 今回鵜飼いの事故がありまして、その後、医療センターのほうにお子さんとお母様が入院されていましたので、そちらの方、また怪我をされた方もおられますので、そういった方々へ誠意ある対応をしっかり取っていこうということで、市として、何度も足を運ばせて頂きました。
まず、被害に遭われた方々の対応を優先しながら、今後の安全対策等について観光協会さんのほうと協議をしていこうということにしています。
 今、警察の検証も現地のほうでしておりますので、それを踏まえて具体的に見直しの作業をしていくように認識をしています。ここで、詳細についてはお話しするまでには至っておりませんが、しっかりと体制を見直して皆さん方に、再開に向けて理解して頂けるような体制作りを構築していきたいと考えています。