市長 本日は「6月定例会の提出予定議案」と「岩国錦帯橋空港利用促進キャンペーン」についてお話します。
最初に「6月定例会の提出予定議案」についてですが、今議会に提出する予定の案件は、報告6件、議案20件です。主なものについてその概要をご説明いたします。
まず、報告第2号から第4号までは、平成26年度の一般会計等、3会計予算の繰越しについて報告するものです。
報告第5号「岩国市税条例等の一部を改正する条例」の専決処分の承認については「地方税法等の一部を改正する法律」の施行に伴い、個人住民税、軽自動車税、固定資産税及び都市計画税について、規定の整備を行った専決処分の承認を求めるものです。
続いて、議案第68号から第75号までは、任期満了となる「岩国市教育委員会」の委員1人を任命し「岩国市固定資産評価審査委員会」の委員全員を選任するに当たり、市議会の同意を求めるものです。
議案第76号「岩国市税条例の一部を改正する条例」は「地方税法等の一部を改正する法律」、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」等の施行に伴い、個人番号及び法人番号等の規定の整備、紙巻たばこ旧3級品に係る特例税率の廃止等に伴う規定の整備等を行うものです。
議案第77号「岩国城条例の一部を改正する条例」及び議案第78号「岩国城索道条例の一部を改正する条例」は、岩国城及び岩国城索道の施設の利用に係る料金を指定管理者が収入として収受することができるよう、規定の整理を行うものです。
議案第81号から第83号までは「岩国市ごみ焼却施設建設工事」の請負契約の締結「山陽本線岩国構内三笠橋耐震補強他の工事委託」及び「愛宕地区排水施設JR横断部河川改修工事」の工事委託に関する基本協定の一部変更について議決を求めるものです。
議案第84号「不動産の取得について」は、多目的広場・防災センター整備事業用地として、愛宕町一丁目地内に所在する土地7,750平方メートルを3億1,726万5,617円で岩国市土地開発公社から取得することについて、議決を求めるものです。
議案第85号「不動産の取得について」は(仮称)岩国市玖珂周東学校給食センター建設事業用地として、周東町上久原地内に所在する土地6,239.36平方メートルを9,305万5,297円で岩国市土地開発公社から取得することについて、議決を求めるものです。
以上が「6月定例会の提出予定議案」の概要でございます。
続いて「岩国錦帯橋空港利用促進キャンペーン」についてですが、今年度、岩国錦帯橋空港利用促進の新規事業として予定しています市民向け事業「子育て応援キャンペーン」と「シニア元気づくりキャンペーン」の実施についてご説明いたします。
当初、事業開始時期は10月頃を予定していましたが「子育て応援キャンペーン」の対象者が中学生以下ということもあり、夏休み期間に間に合うよう早急に準備を行い、7月1日から実施することが可能となりました。
キャンペーン対象者につきましては、本市に住民登録を有する中学生以下の方、また同じく本市に住民登録を有する満65歳以上の方で、それぞれ先着2,000人を対象として3,000円の助成を行います。
申し込みの方法といたしましては、市内の旅行業者6社において助成対象となる旅行ツアーに申し込みをいただくと、旅行費用から助成額3,000円が差し引かれる仕組みとなります。
このキャンペーンにより、子供達にとって楽しい夏休みの思い出作りや、シニア世代の皆様には、飛行機を使った外出のきっかけ作りとしてご利用いただき、是非、岩国錦帯橋空港の利便性と首都圏の近さを実感していただきたいと思っております。
私の方からは、以上です。
記者 キャンペーンについて、首都圏から市内へ旅行する方にも助成があったと思いますが、それは7月1日からではなく当初の10月くらいを予定しているのでしょうか。
職員 岩国市内を対象とするキャンペーンと首都圏を対象とするキャンペーンの2つを考えておりますが、岩国市内の方々に対しては早めに対応し、首都圏向けはやりかた等を検討して、時期的には10月1日頃の開始をしたいと思っています。
職員 これはあくまでも旅行代理店がやるツアーが対象で、個人的にスケジュールを立てて旅行する方々は対象にならないということでしょうか。
職員 そうです。
記者 助成額子供1人3,000円ということはお子さんが2人いる方は6,000円、3人いる方は9,000円?
職員 そういうことです。
記者 空港がとても好調な中で、市民や首都圏を対象にこのような助成をする狙いを改めて市長の口から教えてください。
市長 岩国錦帯橋空港が開港して2年半以上経過しておりますが、搭乗率、利用など非常に堅調な推移を見せております。増便の要望も上がっており、利用者からはさらなる利便性の向上等の声が上がっております。利用者の中身を見てみると、ビジネスでの利用は好調ですが、やはり観光面の利用はまだまだ掘り起こしができると思っております。まずは、岩国錦帯橋空港の利便性がいかに高いか、さらに首都圏との近さ、そういったものを一度乗って知ってもらおうと企画をしております。初めて利用する方々にある程度絞り込んでいます。
記者 市長も何度か大阪に行かれて増便を要望されています。東京便だけでなく他路線への就航をということも言われていると思いますが、現在の協議状況と見通しを教えてください。
市長 先程申し上げたように、これまで利用者の方々のアンケートや関係者の方々から増便ないし新たな路線についての要望等が上がってきております。国、全日空を始め米軍、いろいろな関係団体がありますので、しっかりと協議をしている状況です。現時点では見通しなど明確なことは申し上げることはできませんが、関係者の方々と協議だけはしっかりと進めております。また、今後時期が来れば県と一緒になって行動に移していきたいと思っています。時期はまだ調整中です。
記者 増便の希望としてはいつ頃くらいまでに?
市長 早いに越したことはありませんが、年間35万人の国の需要予測を超え、100万人を達成する時期もそう遠くないと思っております。その後増便の話も続いてくると、タイミング的にもよりよいのかなと個人的には思っております。
記者 市としても利促協としても増便を希望していると思ってよいのでしょうか。
市長 そうですね。市とすれば増便に向けて各方面にお話をさせていただいていますが、関係機関等が多数あり、しっかりと連携をとって協議をしていく必要があります。市だけで決められる問題ではありませんので、関係者の方々と一緒になって増便に向けての協議を進めているところです。
記者 利促協も乗っていると思っていいのですか。
市長 私は利促協の会長も兼ねていますが、近々総会等も開く予定ですので、その場で利促協の今年度の活動方針など展望していきたいと思っています。
記者 この間、一度臨時的に6便をやりましたが、4便からどれくらい増やしたいなど市長のイメージはありますか。
市長 (便数が)多いに越したことはありませんが、将来的には羽田空港との絡みや就航している全日空の機材のやりくり等もあるので、ここで私が何便という数字を申し上げないほうがよいかと。実際の機材のやりくりや採算の取れる路線、利便性の高いダイヤなども含めて、トータルで関係者としっかり詰めていきたいと思います。
記者 このキャンペーンは、今回先着2,000名でやって、もしそれをオーバーした場合、利用者から続けてやってほしいということがあれば来年度以降もやる考えはありますか。
市長 申し込みが7月1日からですので、まず、キャンペーンの周知をしっかり図っていきたいと思っています。もちろん先着2,000名とうたっていますので多くの方々にご利用いただきたいと思っています。実際、どれだけの方が申し込まれるのかはふたを開けてみないと分かりませんが、状況を見て臨機応変に対応したいと今は考えています。
記者 キャンペーンの周知の情報としてはどのように?
市長 チラシを配布したり、旅行会社に置いていただいたり、市のホームページやフェイスブックを通じて周知いたします。市報の6月15日号にも入れさせていただきます。
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